「オットーという男」
トム・ハンクス主演のヒューマンドラマ。
本作はスウェーデンのベストセラー小説を2015年に映画化した「幸せなひとりぼっち(原題:En man som heter Ove)・スウェーデン制作」のリメイクだそうです。更に元ネタ作品は第89回米アカデミー賞の外国語映画賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞にもノミネートされていたそうだ(受賞はしなかった)
自分は原作小説も読んでないし元作品も未見状態で鑑賞しました。
あらすじ
オットー(トム・ハンクス)は、近所を散策して少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、不機嫌な態度や厳格すぎる言動で町の人々に嫌われていた。しかし実はオットーは、妻に先立たれ、仕事も失い、孤独と絶望にさいなまれていたのだった。自ら命を絶とうとするオットーだが、そのたびに向かいの家に越してきたマリソル一家の邪魔が入り、思いを遂げることができない。マリソルから小さい娘たちの子守や車の運転を頼まれたオットーは、彼らとのやりとりを通してある変化を感じる。(Yahoo!Movieから丸パク)
スウェーデン制作の作品のリメイクだから…だろうけど、アメリカが舞台にしては雪の日が多いw
雪に関しては後にオットーのモーニング・ルーティーンに関わるある展開の重要なキーとなっているので大らかな気持ちで受け入れて観るのが吉。
まー雪はほぼどーでもよくてー…まあ、いかにも若者に煙たがられそうな「石頭クソジジイ」なオットーなんですが(苦笑)、でも実はね、全然悪くないんですよ。むしろ積極的に街の治安だったり私有地の駐車ルールだったりゴミ捨ての分別ルールだったり、日本人だったらどれもやって当たり前の事をチェックしているだけなんですね。これアメさんだからオットーがやる事言う事がウゼェーって思うんだろうけど、日本人だったら観てても「え?こんなん当たり前やん」程度にしか思いませんよ。民度の差だねぇ~w
だから正直彼が嫌われる理由が日本人にはイマイチピンと来ないかもしれないけど、まあトム・ハンクス演じる「オットー」がいかにも苦虫を潰したような表情でブツクサ言う様子はいかにも「嫌われ者ジジイ」っていう雰囲気を醸し出しているので、演技力でカバーしてくれています。大丈夫です。
で、妻に先立たれて(半年前にガンで亡くなったと後に説明がある)、更には仕事も自主退職…まあ体のいいリストラなんだろうね…して、遂にひとりぼっちになった彼は生きる希望を失って自死を選んで正に今実行せんとする…度に、向かいに引越してきたKYでお調子者なメヒコ移民夫婦がやって来てワチャクチャにされる、を繰り返すw
で、このメヒコ夫妻と関わるようになってから、何となく遠巻きだった街の人々もちょこっとずつオットーと絡んでくるようになるんですね。と言うかオットーも何となく周囲の人々に絡むようになって行くんですよ。この辺りのジワジワ間合いが詰まって行く展開はなかなか脚本が上手いなーと思いました。
自死を決意する度に亡き愛妻との出会いからデートのエピソード、結婚に到って幸せな新婚生活…そして悲しい事故…と、過去の思い出がフラッシュバックしていて、過去の若かりし日々のオットーをトム・ハンクスの実の息子「トルーマン・ハンクス」氏が演じているんだけど…トムに似てるよーで微妙に似てないな、うん。(滝汗
先ずさー、せめてお父さんの若かりし頃程度(トーチャンのDVDだって死ぬ程自宅にあんだろ?)には体重落としてみようか!役者なんだからそれ位出来るだろーよ💢
後ちょっとだけ気になったのは愛妻の姿が…若かりし頃ONLYなのな。半年前に癌で死んだならつい最近まで寄り添ってたんやろ?BBAになった妻の姿は思い出さないのか^^;
本作、自殺しようとしていた孤独な男が街の人々と交流して生き直そうとする…というヒューマンドラマ部分と、それから「高齢化社会における独居老人のQOL」「老老介護の現実」「高齢者の社会(コミュニティ)との関わり方」という、日本でも目の前待った無しの問題にドップリ触れて来ているんですね。
勿論本作ではオットーの周囲には何くれとなく関わってくれるお節介で気のいい若者世代がザクザクいるし、老老介護状態のお隣さんとも長らくの確執も融解してお互いが声を掛け合う+見守って手助けしてくれる気のいい若者まで登場✨という、老人にとってこれ以上何の不満があろうか!レベルのハッピーコミュニティに成り上がっている訳ですが。実際のトコロ、では今の日本でもしも自分が連れ合いを亡くして独りになった時に、周辺の地域の住民達とどれくらいコミュニケーション取るだろうか???
本作のような夢のコミュニティが自分の身の回りに存在するとは到底思えないですよね。なーんか本作観ながら背筋がゾワゾワしましたわねぇ…老後はもう目の前だぞ自分^^;
さて、そして…本作の重要事項がもう1つ。
本作の助演男優賞は【猫ちゃん】です!(女優…じゃないよね?確か劇中で猫ちゃんの事を「彼」と呼んでた気がするし!)
んーまー可愛いったらないんですよーーーマジめっちゃくちゃ可愛いんすよーーーーー(語彙ボロカスやな)、映画冒頭からボロボロ状態で「にゃーん=^_^=」って登場して、その後も事ある毎にチョイチョイ出て来るから「この子は絶対にその内オットーが飼う!」って確信を持って観ていたワッ
いやぁー猫好きさんは本作を見逃してはいけない。マージーでーめっっっちゃくちゃ可愛いから保障するから絶対に猫好きさんは本作観ろ!絶対だ!!
という訳で…あ、本作のおせっかいな隣人「マリソル」を演じた役者さんが…マリアナ・トレビーニョさんという方。全然知らない女優さんなんだけど、本国メキシコでは有名女優らしいですね。本作をきっかけにハリウッド作品にも今後バンバン出て来るかもしれないです。とても味のある、トム・ハンクスとの絡みも自然でいい役者さんでした。
トム・ハンクス主演のヒューマンドラマ。
本作はスウェーデンのベストセラー小説を2015年に映画化した「幸せなひとりぼっち(原題:En man som heter Ove)・スウェーデン制作」のリメイクだそうです。更に元ネタ作品は第89回米アカデミー賞の外国語映画賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞にもノミネートされていたそうだ(受賞はしなかった)
自分は原作小説も読んでないし元作品も未見状態で鑑賞しました。
あらすじ
オットー(トム・ハンクス)は、近所を散策して少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、不機嫌な態度や厳格すぎる言動で町の人々に嫌われていた。しかし実はオットーは、妻に先立たれ、仕事も失い、孤独と絶望にさいなまれていたのだった。自ら命を絶とうとするオットーだが、そのたびに向かいの家に越してきたマリソル一家の邪魔が入り、思いを遂げることができない。マリソルから小さい娘たちの子守や車の運転を頼まれたオットーは、彼らとのやりとりを通してある変化を感じる。(Yahoo!Movieから丸パク)
スウェーデン制作の作品のリメイクだから…だろうけど、アメリカが舞台にしては雪の日が多いw
雪に関しては後にオットーのモーニング・ルーティーンに関わるある展開の重要なキーとなっているので大らかな気持ちで受け入れて観るのが吉。
まー雪はほぼどーでもよくてー…まあ、いかにも若者に煙たがられそうな「石頭クソジジイ」なオットーなんですが(苦笑)、でも実はね、全然悪くないんですよ。むしろ積極的に街の治安だったり私有地の駐車ルールだったりゴミ捨ての分別ルールだったり、日本人だったらどれもやって当たり前の事をチェックしているだけなんですね。これアメさんだからオットーがやる事言う事がウゼェーって思うんだろうけど、日本人だったら観てても「え?こんなん当たり前やん」程度にしか思いませんよ。民度の差だねぇ~w
だから正直彼が嫌われる理由が日本人にはイマイチピンと来ないかもしれないけど、まあトム・ハンクス演じる「オットー」がいかにも苦虫を潰したような表情でブツクサ言う様子はいかにも「嫌われ者ジジイ」っていう雰囲気を醸し出しているので、演技力でカバーしてくれています。大丈夫です。
で、妻に先立たれて(半年前にガンで亡くなったと後に説明がある)、更には仕事も自主退職…まあ体のいいリストラなんだろうね…して、遂にひとりぼっちになった彼は生きる希望を失って自死を選んで正に今実行せんとする…度に、向かいに引越してきたKYでお調子者なメヒコ移民夫婦がやって来てワチャクチャにされる、を繰り返すw
で、このメヒコ夫妻と関わるようになってから、何となく遠巻きだった街の人々もちょこっとずつオットーと絡んでくるようになるんですね。と言うかオットーも何となく周囲の人々に絡むようになって行くんですよ。この辺りのジワジワ間合いが詰まって行く展開はなかなか脚本が上手いなーと思いました。
自死を決意する度に亡き愛妻との出会いからデートのエピソード、結婚に到って幸せな新婚生活…そして悲しい事故…と、過去の思い出がフラッシュバックしていて、過去の若かりし日々のオットーをトム・ハンクスの実の息子「トルーマン・ハンクス」氏が演じているんだけど…トムに似てるよーで微妙に似てないな、うん。(滝汗
先ずさー、せめてお父さんの若かりし頃程度(トーチャンのDVDだって死ぬ程自宅にあんだろ?)には体重落としてみようか!役者なんだからそれ位出来るだろーよ💢
後ちょっとだけ気になったのは愛妻の姿が…若かりし頃ONLYなのな。半年前に癌で死んだならつい最近まで寄り添ってたんやろ?BBAになった妻の姿は思い出さないのか^^;
本作、自殺しようとしていた孤独な男が街の人々と交流して生き直そうとする…というヒューマンドラマ部分と、それから「高齢化社会における独居老人のQOL」「老老介護の現実」「高齢者の社会(コミュニティ)との関わり方」という、日本でも目の前待った無しの問題にドップリ触れて来ているんですね。
勿論本作ではオットーの周囲には何くれとなく関わってくれるお節介で気のいい若者世代がザクザクいるし、老老介護状態のお隣さんとも長らくの確執も融解してお互いが声を掛け合う+見守って手助けしてくれる気のいい若者まで登場✨という、老人にとってこれ以上何の不満があろうか!レベルのハッピーコミュニティに成り上がっている訳ですが。実際のトコロ、では今の日本でもしも自分が連れ合いを亡くして独りになった時に、周辺の地域の住民達とどれくらいコミュニケーション取るだろうか???
本作のような夢のコミュニティが自分の身の回りに存在するとは到底思えないですよね。なーんか本作観ながら背筋がゾワゾワしましたわねぇ…老後はもう目の前だぞ自分^^;
さて、そして…本作の重要事項がもう1つ。
本作の助演男優賞は【猫ちゃん】です!(女優…じゃないよね?確か劇中で猫ちゃんの事を「彼」と呼んでた気がするし!)
んーまー可愛いったらないんですよーーーマジめっちゃくちゃ可愛いんすよーーーーー(語彙ボロカスやな)、映画冒頭からボロボロ状態で「にゃーん=^_^=」って登場して、その後も事ある毎にチョイチョイ出て来るから「この子は絶対にその内オットーが飼う!」って確信を持って観ていたワッ
いやぁー猫好きさんは本作を見逃してはいけない。マージーでーめっっっちゃくちゃ可愛いから保障するから絶対に猫好きさんは本作観ろ!絶対だ!!
という訳で…あ、本作のおせっかいな隣人「マリソル」を演じた役者さんが…マリアナ・トレビーニョさんという方。全然知らない女優さんなんだけど、本国メキシコでは有名女優らしいですね。本作をきっかけにハリウッド作品にも今後バンバン出て来るかもしれないです。とても味のある、トム・ハンクスとの絡みも自然でいい役者さんでした。
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