「アステロイド・シティ」
コアなファンが多いウェス・アンダーソン監督最新作。なんだかんだで自分もウェス劇場を毎回観に行ってしまうタイプだよ^^;
あらすじ
1955年、アメリカ南西部にある砂漠の街「アステロイド・シティ」。隕石(いんせき)が落下してできた巨大なクレーターで知られる街でジュニア宇宙科学大会が開催され、カメラマンのオーギー・スティーンベック(ジェイソン・シュワルツマン)の息子・ウッドロウをはじめ、科学賞を受賞した5人の優秀な子供たちとその家族が街を訪れる。大会が開かれるものの、突如宇宙人が到来して人々は大混乱に陥り、軍によって街は封鎖されてしまう。(Yahoo!検索情報から丸パク)
まあ、うん、いつものウェス劇場なんだよなー(滝汗)
話はリアルがモノクロシーンになっていて、あらすじに書いてある内容は劇中劇の内容なんですよね。そしてこの劇中劇のシーンはフルカラーになっていて、時々リアルの脚本家が苦悩しているシーンだったり時に主人公のオーギー役の役者さんが舞台から逃げ出してリアルの世界に来てあーでもない・こーでもないとやらかしたりして…ちょっと頭の中が混乱する入れ籠構造になっているんですわ💦
話はTV番組のMCが有名な劇作家「コンラッド・アープ」が書いた舞台劇「アステロイド・シティ」について説明していて…そこから劇の内容…上のあらすじにもあるけど砂漠にある「アステロイド・シティ」で行われるジュニア宇宙科学大会に参加する為にやって来たオーギー一家の様子をダラダラと見せているのがメインなんだけど、この大会に参加する為に集まってきていたオーギーの部屋と隣り合わせの部屋に泊まっているシングルマザーの女優「ミッジ・キャンベル(スカーレット・ヨハンソン)」とオーギーのじれったい恋愛模様や大会に参加する他の子供達とオーギーの息子・ウッドロウの交流の様子、勿論大会の様子も見せていますし、オーギーの3人の娘達や義父(亡くなった妻の父親)であるスタンレー・ザック(トム・ハンクス)のエピソード等、特に展開もなくただダラーッとエピソードを見せている…という感じ。
だから何が言いたいのか?話の内容がサッパリ頭に入ってこないんだなw
実のところ本当に中身のない話だった、と思う。多分。
まーだからウェス独特の色彩感覚とまるでミニチュアの箱庭の様な可愛らしいセットを愛でつつ、時々プッと笑ってしまうような会話劇を楽しんで頭空っぽにする、というのが正しい鑑賞方法のような気がします(苦笑)
とはいえ色々気になったシーンもあって…例えば序盤、オーギー役の役者さんがリアルの場面(モノクロ)でこの「アステロイド・シティ」の脚本家「コンラッド・アープ(エドワード・ノートン)」とアイスクリームを食べながらキスをするシーンがあるんですが、コレに関してその後全く触れてなかった気がするんだけど?後のシーンでこの脚本家が事故で亡くなったと発表されるシーンがあったけどそれだけ。アッサリし過ぎていて何かを示唆していたの?か分からなかったわ。
それと、映画クライマックスで「アステロイド・シティ」の舞台の方で出演者が皆で「目覚めたければ眠れ」と連呼するシーンがあって。何かこの言葉を想起させるようなエピソードってありましたっけ???なんか唐突な気がして…自分も一緒になって眠ってたんかな(ヲイ)
で、結局あの宇宙人は隕石持ち去って、それをまた戻しに来ただけなのかよ!ホント意味分からんわいっ^^;
いやーホントになかなかクセ強めですわ。でもこのウェスあるあるな「入れ籠構造展開」もちょっと食傷気味になって来た気がしなくもない。
まー何にしろ、次作はもー少しだけ分かり易い話にして貰えると助かりますわマジでw
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