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YouTube: 痛いmy heart ビジネス
第15報はこちら。
ようやく、名前が決まったようだ。東日本大震災。これまでは以下のような感じで混乱していたので、どこか違和感が。
読売……東日本巨大地震
毎日、朝日、共同など……東日本大震災
NHK……東北関東大震災
日テレ……東日本大地震
呼ぶ方も単に「地震」だったし、それで通じていたのも確かだけどね。
災害に強いと言われているNHK。ここが政府決定前まで東北関東大震災という呼び方を続行していたので、視聴者の方も、いくらなんでも変な呼称だと思いながら、そちらに流れるのかとも思っていただろう。
この震災の凄さは、命がけで撮影された津波の映像で誰もが理解できる。でもそれ以上に、余震におびえて泣き出す子どもの表情だけで、トラウマの深さを思い知らされる。
復興に向けてがんばろうと思っても、原発の実態がそれを妨げるあたりがしんどい。
原発については、前から広言しているように、わたしは電力会社に命をあずけたわけではないので懐疑的。環境保護派とよばれる人たちはどうなんだろう。二酸化炭素を排出しないのでいちがいに否定できないというところだろうか。
でもCO2がらみでいえば、原発がそれを排出しないのはあくまで結果論だし、今回のように思い切り環境を破壊したことを考えれば優先順位は低いのではないでしょうか。あくまでこだわるとすれば、健康のためなら死んでもいい、って理屈に似てしまう。
資源のない日本にとって、石油に頼らない原発の選択は必然?
わたしはそれにも納得しかねる。対抗軸がまちがっているのでは。科学の粋を結集しているんだから安全だという“神話”を、科学者や電力会社も信じてしまったのが不幸のはじまり。原子力発電というのは、実はコストも高くて脆い、時代遅れの技術ではないのか。ここから話をはじめましょうよ。
原発を否定するんなら電気を使うな、という“現実を見ろ”と主張する方々に言いたい。わたしたちは今すぐ原発をすべて廃炉にしろと言っているわけではない。でも、この技術については先は見えた。ここに投資するのは、もはや現実的ではないと、少なくとも商売人なら考えるはず。
もっと卑近なことを言えば、原発に夢を仮託する姿勢を見せることは、その企業にプラスにならないことを経営者たちは一瞬にして悟ったと思う。
でも、出てくるだろうなあしばらくすると。投資した金は回収しなければならない、ってのも企業倫理だろうから。わたしは、その理屈にははっきりと反対します。経営センスないなーと。
本日の一曲はビジネス。このスカバンドがNHKの夕方の番組にまで出演していたことを知る人は、いまどれくらいいるだろう。名曲「痛いMy Heart」大好き。
第17報につづく。