朗報。
5月に閉館した「鶴岡まちなかキネマ」の土地と建物を、鶴岡市社会福祉協議会が事務所の移転先として購入し、一部は映画の上映も可能な交流スペースとして残されるのだとか。
しかも、地元商店街の店主らが運営する「山王まちづくり」にそのスペースを無償で貸し出すという。まちづくりの三浦社長はミニシアターとして活用したいとコメントしている。
いい話だなあ。
背景には様々な要因があったろう。素人ながらに考えると
・荘内銀行が、不良債権化することを嫌った
・たまたま社会福祉協議会が手狭だったということになっている
・建物として評価が高かったし、広大な駐車場も好感されただろう
・改修費に交付金が使えるめどが立った
・運営者に3年総額800万円の補助金を支出する予定であるなど、鶴岡市(いい市長なんだ)が乗り気になっている
そしてなにより
・市民の強い要望があった
存続への署名に協力したわたしとしてもうれしい。あの、平日の朝から映画館に来てくれる高齢者の方々だってホッとしているはずだ。
これまでと同じような上映は望むべくもないけれど(広いキネマ1と2の部分を社協が使い、3と4の小さいスクリーンを上映に使うのだろう)告知があったらせっせと通うことにしよう。
閉館以来、わたし鶴岡市街で食べてないので、経済効果も大きいと思いますよ(どんだけ食ってたんだ)。行くぞ琴壱とか龍横健とか。ああ、早く始まらないかな(移転は2022年度ですって)。
画像は「ハンナ・アーレント」岩波ホールでやってたのを鶴岡で見れました。これは本当に傑作。