ごめんなさい今日は野球の話だけはやめて(T_T)
岡田裕介の死去にはやりきれない気持ちでいっぱいだ。
だってさんざん悪口を言ってきたものねえ。企画に冴えは見られず、吉永小百合との関係でだけで“製作者”だったわけで、あとは不動産屋になりたかったんでしょう?
いかん、また悪口になってしまう。
東映という悪所を彼が担うことになったのは、もちろん岡田茂というお父さんの威光があったからだろう。
それが悪いことだとは思わないの。そういう会社だったからこそ若殿への継承は成立したし、東宝の青春映画への主演はむしろ好感されたのだと思う。経営者としてだけは彼は無能には思えなかったもの。映画にかかわらなければよかったのかなあ。
にしても、二代目三代目への継承はこれで完全に途切れた。東宝のテニスボーイ(松岡修造)は幸せそうだし。あ、松竹だけはわかんないなあ。あそこは松と竹の兄弟会社ですから。
妻が部屋に来たので
「岡田裕介死んだんだねえ」
と言ったら、例によって高齢者のほらほらパターン。
「ほら、あれでしょ?あの人が出たのは」
「……えーと赤い鳥逃げた?だったかな」
「そうよそうよ。庄司薫の原作よ」
「待って、検索する!」
「赤頭巾ちゃん気をつけて」でした。ふううう。
そっから先は妻の独壇場。
「ヒロインは森本レオの奥さんだったでしょう?」
「そうなんだ。ってことはあの騒ぎはしんどかったろうねえ」
「……その騒ぎってなあに?」
うちの奥さんの芸能ネタは偏りすぎている。