PART1「業界の人たち」はこちら。
「人権を侵害するような私刑は日本で見られなかっただけに、戦時中を想起させる出来事でショックでした。社会全体がピリピリしている裏返しだとも感じます。今の日本は政府に苛立ちを隠せない人たちと、政府を支持する人たちの間の溝が深い。今回のワクチン接種も、摂取しない人を過剰に攻撃するようなことは絶対に許されない。マスコミも社会が分断しないように発信する責任があると思います」
某新聞記者が自粛警察などの動きを嘆じて。わたしも、営業時間の短縮に応じているかを役所の人間が見まわっている状況に、これが21世紀の光景かと慄然とした。
もちろん、ワクチン接種が社会全体で進むことで感染症のリスクが減じていく理屈はわかる。しかしだからと言って、当初の
「ワクチンって、副作用が怖い」
という世間の評価が(同じサイドエフェクトの意味なのに、薬ではなくてワクチンだから副作用じゃなくて副反応と使い分けるあたり、姑息な感じ)、一気にワクチン礼賛に変わり、みんな必死で予約をとろうとしている現状って、なんかもうほんとまたしても日本人のスタンピード(暴走)が始まったかと……。
PART3「忖度ワクチン」につづく。
本日の1冊は木皿泉「ぱくりぱくられし」紀伊国屋書店。名言のつるべ打ち。ちょっと多すぎます(笑)
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