学校にはさまざまな電話がかかってくる。朝は欠席の連絡に忙殺され(わたしは遅刻ギリギリにならなければ出勤しないので、そのほとんどを知ることはない)、あるときは学校教育全般に対する怒りを近所だというだけでぶつけてくるトンデモ系じいさんの相手をしなければならず、またあるときは追い込みのために子どもの在籍から親の居場所を探ろうとする街金(マチキン)業者の恫喝もどきまで。
近頃増えてきたのは“何の役に立つのかは知らないが、とにかく生徒や職員の情報を得ようとする”タイプ。笑ったのは(笑ってる場合じゃないが)『校門前でエンストしちゃった宅配業者なんですけどぉ、そちらの学校の二十代の男の先生から助けてもらったんです。お礼がしたいんでお名前だけでも知らせてもらえませんか?』というまことに手の込んだものまであり、市教育委員会から気をつけるように、という一斉FAXが入ったりした。
ウチの学校にもまさしくこの電話があり、まんまとひっかかった職員が、該当するんじゃないかという教員の名をバラしてしまった。
その結果どうなったか。
さっそくその翌日、わけわからん名前の業者からその教員に電話があり、何かを売りつけようとのハラだったようだが、居留守を使わせるうちに、いつのまにか電話はこなくなった。手が込んでいるわりに根性なしである。
読者のなかにも先日うまいこと引っかけられた事務職員もいたので、かなり組織的、広範にこんなことは行われているのだろう。
先週もどこかの学校に不審電話があったらしく、教育委員会がFAXを回してきた。
【事案の内容】
1月○○日の午前中、児童宅に「担任の○○ですが、緊急に家の人に伝えたいことがあるので、お母さんが何時頃お家に帰るか教えてほしい。」と男の声で電話があった。
電話を受けた祖母が、児童の父親と代わると電話が切れた。
不審に思い、学校に折り返し電話をすると、担任は授業中であり、その家庭に電話をかけていないことがわかった。
ん?いったいこの電話をかけてきた男の目的はなに?ひょっとして、これ、ただの不倫電話なんじゃ。
すいませんまたオヤジギャグで。
画像は「ターミネーター3」(’03 米)
うーん苦しいな。どこがって、この三作目、すでにターミネーターの話になっていないのである。ジョン・コナーの陰鬱な覚醒の物語。シュワちゃんは文字通りロボット。単なる脇役。敵役の女ターミネーターも、身体から重火器出しちゃ反則だろう。確かに「痛い!」と思わせるアクションには感心するけれど、1,2作目よりはアイデアにおいて数段落ちる。でもただひとつ上回っているとすれば、それはうっとおしいリンダ・ハミルトンが消えてクレア・デーンズがヒロインになっていること。
女ターミネーターの、トイレで格闘しながら鏡をチラッと見るシーンには笑った☆☆☆★
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