世界興行収入篇はこちら。
キネマ旬報ベストテン特集号が出てからまもなく一か月。もうそろそろ結果をお知らせしてもいいころかな。ということで2019年に公開された日本映画について、映画評論家たちはこう評価した。
1 「火口のふたり」(荒井晴彦 ファントム・フィルム)
2 「半世界」(阪本順治 キノフィルムズ)
3 「宮本から君へ」(真利子哲也 スターサンズ=KADOKAWA)
4 「よこがお」(深田晃司 KADOKAWA)
5 「蜜蜂と遠雷」(石川慶 東宝)
6 「さよならくちびる」(塩田明彦 ギャガ)
7 「ひとよ」(白石和彌 日活)
8 「愛がなんだ」(今泉力哉 エレファントハウス)
9 「嵐電」(鈴木卓爾 ミグラントバーズ=マジックアワー)
10 「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清 東京テアトル)
……ぼ、呆然。ついにこんな年が来てしまった。わたし、このベストテンの1本も見ておりません。
もちろん、メジャーである東宝、東映、松竹の三社の作品が「蜜蜂と遠雷」しかなかったんだからという理屈はある。田舎では公開されていないのがずらりと並んでいるし。
でもね、もうちょっと映画ファンとして嗅覚を働かせる余地はあったと思う。若いもんたちが「愛がなんだ」という作品に熱狂しているとか、「よこがお」の筒井真理子がとんでもないらしいとか、情報はそれこそキネマ旬報やネットで承知しているのに、動きがどんどん鈍くなっている。加齢のせいですかねえ。
ただ、ベストテンの映画と興行成績トップテンの作品が一本もかぶっていないというのはよろしくない事態ではないかと思う。
あ、個人賞も紹介します。主演女優賞は「火口のふたり」(企画は寺脇研さんです)で脱ぎまくった瀧内公美。男優賞は「宮本から君へ」でテレビでも映画でも走りまくった池松壮亮でした。ああ見たかった。
洋画篇につづく。
<鶴岡まちなかキネマ> 半世界、宮本から君へ、嵐電
公開済みですが、「蜜蜂と遠雷」以外は2週上映とか
短期間で間に合いませんでしたね…。
私「嵐電」しか観ていません…。
ただ「宮本から君へ」「嵐電」「こはく」公開記念で
井浦新さんがまちキネ来館した時、握手2回と
パンフにサイン頂きました!
作品はかなり不思議な物語でした…。
庄内は悪くない環境にあったんだね。
こっちのセンスが鈍くなってたんだなあ。
井浦新にはわたしも会いたかったけど、そういう
ことができないのわたし(笑)