2022年10月児童手当号「おむつ」はこちら。
児童手当が久しぶりに論争のネタになっています。岸田首相が年頭の記者会見で
「異次元の少子化対策」
を表明したのがそのスタート。柱のひとつが児童手当。そして論戦の中心にあるのが所得制限です。まあ山形県職員のほとんど(全員かも)に影響がなかったとはいえ、去年の10月からは年収が1200万円以上あると手当額がゼロになるという改正が行われたばかり。
かつて民主党政権が所得制限をもうけない子ども手当をスタートさせるとき、それを痛烈に批判したのが現在の与党でした。それが一転して所得制限の撤廃も考えると幹事長がコメントしたのです。霞が関は当然のように火消しに懸命。
さて、どうなるものだか。
だいたいね、富裕層にどんどん金を使わせて景気を浮揚させようというトリクルダウン(富める者が富めば、貧しい者にも自然に富がこぼれ落ち、経済全体が良くなる理論)的手法を信奉してきた党が、児童手当についてだけは常に所得制限を守ろう、あるいは強化する姿勢を見せていたのが不思議でなりません。
しかし所得制限の撤廃が実現したとしても、本音のところでは連立与党や野党が主張する…
・支給額の増額
・支給年齢の引上げ
などよりもずっとお安くあがるはずなので、素直に改善に向けて動き始めたとは言い難いところです。いったいどこが“異次元”なんだか。
ということで本日のあなたへの支給額は0,000円です。
異次元Ⅱにつづく。
画像は「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」(2021 松竹)
オンエア中の大河ドラマでの信長役もすごいけれど、近ごろの岡田准一って存在感が半端ない。芸能界でいちばん運動神経がいいのでは。
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