The Missing Piece Meets the Big Oの翻訳。村上春樹のあとがきによれば、倉橋由美子が訳した「ぼくを探しに」The Missing Pieceの続篇ということのようだ。過剰なほどの寓意と教訓。しかしそれが嫌味にならないのは、きわめてシンプルな線で描かれているためだろう。
自分に足りないものを探すはぐれくん(Missing Piece)が、自分にぴったりの相手を見つけたのに“自分が大きくなっていく”ために別れざるをえなくなるあたり、渋い。これはうちの中学校の蔵書。渋い。中学生はこれを読んでなにを思うかなあ。
長年必ず平積みしてあったのが,
「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」
「かいじゅうたちのいるところ」
「すてきなさんにんぐみ」
「ちいさいおうち」
そしてこの絵本(と前作)です.
海外翻訳絵本のシンボル的存在ですね.
今でもよく見かけますからね.
当時店頭の売り上げランキングでも
「ノルウェイの森」等の村上作品と共に
トップ10にくり返し入っていた気がします.
そうですか,ここにまで春樹の手が・・・・・
知らなかったのでむしろ日々楽しいです。
今日も読みました。明日も読むでしょう(笑)