若きトム・クルーズを見たくて再見。ジョン・グリシャムの原作はむやみに面白かった。弁護士の報酬が“時給”でカウントされるあたり、お勉強になりました。
ハーバードのロースクールで優秀な成績をおさめたミッチ(トム・クルーズ)は、多くの大手法律事務所から誘いを受ける。しかしミッチが選んだのは、メンフィスにある小さな事務所だった。なにしろ、報酬が破格だったのである。しかしそれには裏があって……
奥さん役がジーン・トリプルホーン(「氷の微笑」で、犯人とおっぱいの形が違った人ね)で、指導係がジーン・ハックマン。後輩の妻を平気でナンパする厚顔さと、しかし同時に人間らしさが共存しているあたりの演技が渋い。
トム・クルーズがいつもの“あの走り方”を見せてくれるし、絶体絶命の危地を、弁護士らしいやり方でしのいでいくストーリーはさすがグリシャム。
監督がシドニー・ポラックで音楽がデイブ・グルーシンとくれば傑作「コンドル」を想起させてくれます。刑務所に入っている兄の役でデヴィッド・ストラザーンが出ていてうれしかった。好きなんですわたし。
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