Kansas - Dust In The Wind ...with Lyrics
「蜜蜂と遠雷」の直後に読んでいたら、それはそれは楽しかっただろうとは思うけれど、「あれ、これ誰だっけ?」と思い起こしながら読むのも一興なスピンオフ。
特に、教え子が社会人、家庭人としてきちんと生活しながら作曲を続け、そして早世したことを悼む「袈裟と鞦韆」と、“自分の楽器”との出会いを描く「鈴蘭と階段」がいい。そうだよ鈴蘭って毒があるんだよね。そしてその毒も含めて受け止めていこうという少女の覚悟がすばらしい。
風間塵(くどいようですけどカンザスのダスト・イン・ザ・ウインドから名前をいただいてます)と師匠の出会いを描いた「伝説と予感」を最後に置いた構成も憎い。
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