キネマ旬報2020年7月上旬号は、創刊100年特別企画「2000年代外国映画ベストテン」が特集されている。そうかあの10年ももう回顧企画にとり上げられるようになったのか。
まずは1位から10位までを紹介。
1位 「殺人の追憶」(2003年 韓国)ポン・ジュノ
2位 「花様年華」(2000年 香港)ウォン・カーウァイ
3位 「グラン・トリノ」(2008年 米)クリント・イーストウッド
3位 「ダークナイト」(2008 米)クリストファー・ノーラン
5位 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年 米)ポール・トーマス・アンダーソン
6位 「ミリオンダラー・ベイビー」(2004 米)クリント・イーストウッド
6位 「ヤンヤン 夏の想い出」(2000年 台湾=日本)エドワード・ヤン
6位 「インファナル・アフェア」(2002年 香港)アンドリュー・ラウ、アラン・マック
9位 「オアシス」(2002年 韓国)イ・チャンドン
9位 「ノーカントリー」(2007年 米)ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
9位 「鉄西区」(2003年 中国)ワン・ビン
9位 「マルホランド・ドライブ」(2001年 米=仏)ディヴィッド・リンチ
9位 「ミスティック・リバー」(2003年 米)クリント・イーストウッド
……票が割れすぎて同位の連発(笑)。こりゃ、最後まで行きましょう。
14位 「息もできない」(2008 韓国)ヤン・イクチュン
14位 「ブロークバック・マウンテン」(2005年 米)アン・リー
16位 「シティ・オブ・ゴッド」(2002 ブラジル)フェルナンド・メイレレス
16位 「トラフィック」(2000 米)スティーヴン・ソダーバーグ
……21世紀、とくれば1960年生まれのわたしとしては、未来都市でクロームに輝くエアカーがびゅんびゅん飛び、みんなピカピカのファッションで決めている、そんな時代だと想像していた。
全然違いましたね。わたしのまわりには相変わらず田んぼが広がり、鷺が稲から首を出している。そして農道をチャリで通勤するわたしはそれを見て喜んでいる。こんな時代だとは思わなかったなあ。
もちろん、前世紀とは生活の姿は変容している。以下次号。
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