【ラジオ】天才・秀才・バカ(谷村新司、ばんばひろふみ)
PART4「給食」はこちら。
「ジャニーズ記者会見でNGリストがあったことが大騒ぎされているが、ジャーナリスト側の問題も大きい。日本記者クラブなどで説明を求める側が主催して記者会見を行う場合と異なり、説明する側が主催する場合には、記者会見をできるだけ円滑に進めたいと思うのは自然なことだ。
自説をとうとうと述べるような記者にあてたくはない。記者会見では多くの質問が出されるわけで、NGリストがあったから真実の究明ができなかったと言うのはあまりに傲慢だ。」
ジャニーズの会見について、田中均氏が卓見を。外務省勤務時代は毀誉褒貶がこれほど激しい人もなかったわけで、だからこそマスコミの姿勢に歯がゆさを感じたのかもしれない。
いまは一斉に性暴力としてジャニー喜多川を糾弾しているが、これまではジッと口をつぐんできたことは否定できない。わたしのような素人だって元フォーリーブスの北公次の「光GENJIへ」は読んでいるし、鹿砦社の一連の告発本、そして雑誌「噂の眞相」の記事をまさかマスコミが“知らなかった”はずはない。
それを、BBCが報じた途端にかさにかかって垂れ流しているのを、少しは恥ずかしいと思わないのだろうか。
被害者たちのことを思えば、確かに喜多川がやってきたことは鬼畜の所業だ。しかしその鬼畜を放置してきた責任の一端は自分たちにあるということを、少しは恥ずかしく思ってほしい。
本日は谷村新司とばんばひろふみの「天才・秀才・バカ」を。ああこの頃はよかったなあ、いろんな意味で。
2023年11月号PART1「熊殺しウィリー」につづく。
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