同潤会のアパートは、関東大震災によって被災した東京において、コンクリートを使った住宅を当時の政府が提供しようとして建設された。おなじみなのは青山の同潤会アパートだろうか(いまの表参道ヒルズ)。
この物語は、関東大震災で生き残ったひとりの女性の生涯を描いたもの。
三上延はビブリア古書堂シリーズでおなじみだけれど、こちらのほうが数段上だと思いました。ほぼ十年おきに描かれる彼女の家族たち。そしてエンディングでジーンとしたあとに、ぜひプロローグも読み返してください。うわー、こりゃ卑怯だろうと思うくらい泣かせる仕掛けが待っています。
ドラマ化はされないのかな。老けメイクはたいへんだろうけれども、実は役者はそれほど用意しなくてもいいようになっていますよ。
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