嘘じゃないです。あの片桐はいりさんが酒田港座にやってきます。
「ほんとに?」
こちらが疑っていたのですが。
というか片桐さんは前にも港座に来たことあるんですよ。彼女は銀座文化という名画座でもぎり(半券をひきちぎるあれです)のバイトをしながら役者を続けていた時期があり、その経験が映画雑誌「キネマ旬報」で連載され(読者賞受賞)、その連載のなかで港座にもふれてくれていたんです。刈屋の梨のおいしさを絶讃してました。
そんな彼女が、酒田詩の朗読会のイベントのために来酒する。ということで主演作「小野寺の弟 小野寺の姉」の上映会をやろうと企画した人がいて、会場に港座が選ばれました。ありがたいことです。
「小野寺の弟 小野寺の姉」は、早くに両親を亡くした姉と弟が、それなりに自足した実家でのふたり暮らしを過ごしていたところへ、小さな恋のさざ波が押し寄せてくる……というお話。
「DNA的にありえないでしょ」(片桐さん本人のコメント)
というキャスティング。姉はもちろん片桐さんで、弟は向井理。わかりやすくいえば「あまちゃん」でまめぶを売っていたあんべちゃんと、「ゲゲゲの女房」の水木しげるが姉弟というわけ。
共演陣もすごい。
姉の気になる男性として登場するのはあの及川光博。
中学の同級生に橋本じゅん(まもなく公開される地元映画「超高速!参勤交代リターンズ」をお楽しみに)。
弟の上司は大森南朋で同級生は「勇者ヨシヒコ(こちらもまもなく庄内で撮影されます)」の使えねー魔法使いだったムロツヨシ。そして、弟の元恋人に麻生久美子。
原作・脚本・監督は西田征史。ご存じない?テレビ「怪物くん」「妖怪人間ベム」そして「信長協奏曲」を経過して、いま「とと姉ちゃん」を書いている気鋭の作家です。
上映は5月7日(土)13:30開場、14:00上映開始。港座大ホールでお待ちしています。はいりさんがもぎりやってます(笑)。
あー残念…。。
せめて写真付でリポを心待ちしてます…。