お気づきですか。近ごろ紹介する映画は少しずつ連関しています。
わたし、この映画のレーザーディスクまで買いました。大好きな作品なんですよ。あの頃の7800円は安月給の地方公務員にはきつい額でしたが。
「XYZマーダーズ」とはサム・ライミつながり。彼は製作にかんでいます。他に製作者としてスティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル。監督はなんと「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー。
田舎の新興住宅街に住む、絵に描いたような幸せな家庭。夫婦と一男一女。しかし彼らの家に“TVピープル”が現れ……
おお。今から考えると村上春樹はこの映画からあの短篇集のタイトルをいただいたのかしら。
恐怖のシーンに、もうひとつショッキングな展開を加えるあたり、いかにも「悪魔のいけにえ」の監督だけのことはある。でもわたしにはむしろ典型的なスピルバーグ作品に見えた。スモールタウン、家庭に入ってくる異物……まるで「E.T.」なの。
これはしかし事情があって、本来はこの映画をスピルバーグが撮るはずだったのだそう。しかし彼は「E.T.」の撮影にかかりきりで、だからトビー・フーパーに監督を依頼したと。「悪魔のいけにえ」の監督に任せるとは勇気あるなあ(笑)。
娘を演じたヘザー・オルークがとてつもなく愛らしい。でもこの子も今ではいいおばさんなんだろうなあ………………ええええ、12才で急死しているの!なんてこったあ。
それで思い出したのですが、10年ほど前職場の大掃除をしていたところ、若手がレーザーディスク(ソフト)を見つけて一言、
「これなんですか?」。
確かに21世紀には見かけなくはなってたが。
逆にレコードのほうがDJのおかげが生き残ってますからね。
何が残って、何が消えるか本当わかりません。
CDとのコンパチ効果もあって
長生きした方かな。
職場の若手は8インチフロッピーを見て
「なんすかこれ」
だったもんなあ。