海の声 / 浦島太郎 au CM by Uru
宿題篇はこちら。
さあみんな、ヤナギサワと福嶋尚子さんの共著「隠れ教育費」(太郎次郎社エディタス)はちゃんと読んだかな。今回からしばらく、この本をテキストにして話を進めるからよろしく。
さて、この本のなかでは、“保護者が払わなければならないと考えている=教育費”だと思いこんでいる(思いこんでくれている)費用が、はたして私費負担になじむのかという例がたくさん挙げられている。この段階で、かなり面白いんですよ。わたしが知らないネタもあって。例えばこれ……
◇体育館シューズ
なんですかそれ。上履きがある上に、体育館専用の、しかも高価なシューズが指定されている学校が全国で3万校以上もあるのだそうだ。その目的は、滑りにくいことと体育館のワックス保護。体育館シューズを知らない人からすれば、なんと無駄な……と思えるだろうが、おそらく「絶対に必要なものなのだ」と習慣で思いこまされている部分も大きいのだろう。指定店にとっては、廃止するなどとんでもない話なのだろうし。
◇氏名印
こちらはわたしにもおなじみ。なぜ、私費負担なのだろう。児童生徒が使うことなどめったになく(というか一度もないと思う)、あくまで学校側の都合でつくるものなのに。もちろん卒業時に“返却”あるいは“進呈”するにしても、必要なものなのか。どうしても必要だとしたら、公費で買うのが筋というものでは?
◇書き初め用紙
おそらく私費で買う学校と公費で買う学校が拮抗しているのではないか。わたしは勤務校で次々に公費にシフトして来たけれど、「え?」と担当に不思議がられることが多かった。学校集金の予算書に書き初め用紙というのは、確かに歴史的になじんでいたような気がする。以下次号。
このシリーズはカバー特集でいきましょう。わたしはdocomoユーザーだけど「海の声」を。にしてもね、このUruってシンガーはすごいなあ。
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