雨の土曜日。ある理由で妻が留守なので、このままお布団のなかでグズグズしていようか……いやいやそんなことではいかん。動け、俺。
実はまたしても「RRR」を見ようと思っていたけれど、どうにも時間が合わない。えーと今から鶴岡まちなかキネマに向かって都合がいいのは……
「茶飲友達」
まったく知らない映画です。内容をチェックすると、高齢者向け売春組織のお話なのだという。
「…………」急げ!俺。
その売春組織のやり方はこうだ。メジャーな新聞に「茶飲友達募集」という広告を載せ、連絡をくれた客に「煎茶コース(デートだけ)」「玉露コース(セックスを提供)」を選択させるというもの。
ワゴン車での送迎、現金のやりとり、ランキング付けで競わせるマネジメントなど、オーソドックスな売春組織である。いや知らないけど。代表が若い女性であることと、顧客も売春婦たちも高齢であることをのぞけば。
その、若き代表であるマナ(岡本玲)は、スーパーで半額落ちのおむすびを万引きする女性、松子(磯西真喜)を見かける。マナは機転を利かせて店員の注意をそらす。
マナは言う。
「“うち”に来れば、変われる」
人生に絶望していた松子は、その組織「ティーフレンド」で頭角を現わしていく。以下次号。
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