第18回「真・三方ヶ原合戦」はこちら。
お家の存亡の危機なのに、家中の者に手をつけていいのか家康!愛人つくってる場合か!という印象にならないような周到な脚本になっている。
うかつな男とうかつな女がそういうことになってしまうという体裁だけれども、実際には、(本当に)うかつな男と(実はそうではない)うかつな女のお話なのである。
男はもちろん家康で、女はまわりからおっとりしていてとても不倫などしそうもないと思われていたお万(元SKE48の松井玲奈)。
湯殿で、どう考えてもそういうふるまいをされたら男は我慢できないでしょ、と女性から怒られそうだけれども、家康とお万はそういうことになってしまい、お万は身ごもる。
傑作なのは服部半蔵(山田孝之)で、主君相手なのに「やらかしたなーこいつ」という態度が見え見え。笑いをこらえるのに必死。っていうか笑ってます。
問題は本妻ですよね。瀬名(有村架純)は、「殿といっしょにいてお支えできなかった……」とか言いながら激発。松本潤を下から睨めあげる表情は「花束みたいな恋をした」以来のものかも。
ただね、当時は(今も)本妻ってやっぱり強いわけで、瀬名はお万のもくろみに気づいていても
「嫌いではない」
と度量を見せる。その瀬名に、武田家が仕掛けてくるのが次回。
わたし、愛人という存在がよくわかんなくて、ある飲み屋を出てから、「ほら、いまのママさんが○○の愛人だよ」と言われてびっくり。なんでも勉強です。
第20回「岡崎クーデター」につづく。
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