第二十一回「決戦!桶狭間」はこちら。
え、再開?NHKのアナウンスって少なかったような。まあ、あれから首相の辞任表明とかいろいろあったからなあ。現首相の治世において、確実に低下したのはNHKの価値。“信用できない語り手”なのがあまりにもあからさまに。
でもNHKには大河がある。簡単な客ですわたし。前回が桶狭間だったのでちょうど区切りはよかった。さあこれからどんな展開に?
うわ、そこへ飛びこんできたのが地元出身の眞島秀和(小泉進次郎そっくりです)のコロナ陽性報道。だいじょうぶなのかなあ。米沢に帰省しないでね眞島、とかリクエストされているんだろうな。
これから出番は減っていくのか。いやいや、光秀の娘を抱きかかえるという設定は、のちの細川ガラシャの登場を予感させる。光秀の次女であるお玉はちゃーんと後の舅になついてるのね。
さて、その細川藤孝の要請にしたがい、剣豪将軍義輝(向井理)に会う光秀。無力であることを嘆く彼に、光秀はある提案を。
越前で飼い殺しのような立場にいる明智光秀が、どのようにして歴史の表舞台に出てくるのかはよくわかっていないらしい。
脚本の池端俊策さんはそのあたりを強く意識したのだろう。家族に豊かな暮らしを提供できず、しかし志だけは高い、よく考えればこのまま埋もれていっても不思議ではない男をどう浮上させるか、うまく考えてあります。
はっきりと無名に近い存在である光秀よりも、無名そのものであるお駒の展開はドラマ的に自由。門脇麦はいつものように師匠の堺正章とケンカし、大和に向かう。なぜかというと、伊呂波太夫(尾野真千子)が大和に行くのでついて行くことにしたから。なぜ伊呂波がそうなったかと言えば、松永久秀(吉田鋼太郎)が伊呂波を口説いたときに
「だれか“みついで”おる男がおるのか?」
おー、これは“みつひで”のことかと思わせて(笑)、大和で地味なお坊さんが登場。のちの足利義昭(滝藤賢一)だ。駒は彼と出会い……なるほど。
第二十三回「義輝、夏の終わりに」につづく。
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