事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

これでいいのか山形県PART9 東根市

2015-05-03 | 社会・経済

PART8上山市篇はこちら

◆東根市
ボロクソに描かれた上山市とは逆に、東根についてはかなり好意的に表現されている。それはそうだろう。全市町村が人口減少に悩むなか、唯一人口増を誇っているのだから。21世紀になってから、本当の意味での新設校(統合とかではなくて)は、

・山形市立みはらしの丘小学校

・東根市立大森小学校

のふたつだけ(確信なし)。みはらしの丘は、同名の新興住宅地造成に伴うものだが、大森小の場合はマジで人口急増対策(確信なし)。

大森小は、さくらんぼ小学校という名前が決まっていたのに、エロゲーにその名があったものだから変更になっている。今さらだけれども、よくもまあそんなことを気にしたものだ。

東根の躍進の理由はさまざまに語られている。

・新幹線、空港、山形北バイパス、東北中央道ICなど、交通網の充実

・県内で初の子どもの医療費無料化の実現、大型遊具が人気の総合保健施設「さくらんぼタントクルセンター」を中心部に設置するなど、子育てするなら東根市というイメージの確立

・イオンをはじめとした大型商業施設を誘致

・積極的な住宅地、工業団地の造成および企業誘致の成功

・2016年度以降に蔵書20万冊規模の図書館、美術館、中高一貫校を整備

うまく回り始めたらことはシンプルで、フォーラム東根はできる、でかいツタヤが建つ、辛みそラーメンで有名な龍上海も出店。こりゃ住みたくもなるかも(あくまでわたしの趣味の範囲ですが)。

これらの中心に、県議出身で、近藤鉄雄が推す高橋和雄との知事選に敗れた土田正剛市長(知事選のときは加藤紘一が後押しした)がいるのは事実。

尾花沢や村山から人口をぶんどっているだけじゃないかとか、どんな理由よりも仙台が近いだけという揶揄もあるだろうが、だったら他の市町村はなにをやっていたのか、という話でもある。東根、要注目。次回は天童市篇

本日の一冊は、東根といえば阿部和重。パン屋サーガにつづいて伊坂幸太郎との完全合作と来た。いま読んでるけどすごく面白い「キャプテン サンダーボルト」

 

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