その15「プレタポルテ」はこちら。
「セッション」でその年のマイワースト。「ラ・ラ・ランド」で熱狂させてくれた、どうにも当たりはずれが激しいデイミアン・チャゼル監督の、いまのところ最新作。
オープニングから度肝を抜かれる。1920年代のハリウッド。映画会社の重役が開いたパーティ。んもうアンダーヘアどころかお宝まで露出する乱交ぶり。というか本来R18+で撮影されていたものが、日本ではミスでR15+で公開されてしまい、急いで修正版に差替えたという信じられないようなエピソード付きである。
パーティに参加していた女優がオーバードーズで倒れてしまい、翌日の撮影に代役を立てることになる。選ばれたのはパーティに潜り込んでいたネリーだった。彼女が現場に行くと「胸がないじゃないか!」と大ヒンシュク。演じているのはマーゴット・ロビー。でもこの人は芸能界でいちばんきれいなお尻をしていると勝手に思っております。
主役はブラッド・ピット。サイレントからトーキーに移行する時代に、大スターである彼はうまくのりきれるか……
結果的にこの「バビロン」は大コケ。コロナの影響とか言われているけれども、お話がどうにも重すぎる。今回はちょっと外した方のチャゼルでした。
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