事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

職員室でお菓子を 10皿目~ミスド校長

2009-05-09 | 受験・学校

Pp_dfr01 9皿目「赤福」篇はこちら

確か何年か前に、どこの小中学校でも1~2月にある「年間反省職員会議」で、事前アンケートに「おみやげを買ってこない」という申しあわせをするべき。仕事で行っているのに出費&手間をかけておみやげを買わせるべきではない。」などと理由をつけて記入し、それがそのまま庶務部からの提案に盛り込まれ、そのまま会議でとおったことがあります。

このようなおみやげのことや、飲み会でアルコールを強要するな(例「(ビールを注ごうとする)」「すみません、今日お茶なんです。(なんであやまらなければならない?)」「なして?」「(いちいち理由を断らなければならないの?)」)と同じで、職員会議等の公の場でしっかり正しい方向に共通理解させるようにどんどん話題に出した方がいいと思います。職場のみんな(「大部分」でなく、ひとり残らずみんなが)がいやな思いをせずに「勤務」ができるように。

……おみやげを中心とした日本の“贈り物文化”はやはり強固なのだろうか。お中元、お歳暮、香典返しにいたるまで、コミュニケーションのツールとして常に『もの』が介在する不思議は考えてみる価値があるかも。

3年前に退職した女性校長。
ご多分に漏れず「お菓子大好き」。そのうえに金離れがよい。ここまではよいのですが……

お菓子はいつも「ミスタードーナツ」。

そう、お目当てはミスドグッズの収集で、それに職員一同協力させられておりました。

PTA等の会合の茶菓子もすべてミスドのドーナツ。給食のパンがドーナツに様変わりしたことも(T_T)。特にお気に入りの景品をゲットしたいときは気合が入る入る。

私も何度か買いものに行かされましたが、得点(ポイント)が満足いくまで「携帯」でやり取りしながら、購入個数を決めていました。

……わははははは。ここまでくると立派という気がする。学校の私物化の極致(笑)。でも、なんか愛らしいな。オレは好きかも、ミスド校長。

次回はオランダせんべい篇です。それにしても、ハンバーガーは定着した。フライドチキンも(わたしは鶏肉を食べられないけれど)日本人の食として一般化。でもさー、ドーナツはどうなの?

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恩師

2009-05-08 | 日記・エッセイ・コラム

「あ、死んじゃったんだ」と思った。
でかい学校だと教育委員会からまわってくる訃報すら遠い。
FAXが届いているのを偶然見つける。
わたしが、中学の一年から三年まで担任してくれた人。
72才。

学校の正門前でタバコを吸いながら、なんかいらつく。
なんだこのいらつきは?ととまどいながら、ウチに帰って父親に「○○先生死んだって」と告げる。
父親はPTAの役員などをしていたので彼のことはよく知っている。
「そうか。俺より十歳も若いのにな」

さて、父親にも報告はすんだ。自分の部屋にもどっていつものように芋焼酎を飲み、彼のことを思いだして……
噴き出すように涙が出てきた。

兄が自殺するちょうどその頃、今思えば彼は強い思いでわたしをケアしてくれていたのだ。
体育館の非常口にわたしを連れて行き、

「なんか、あんなんでろ。しゃべれ」

と言ってくれたあの時のことを、わたしは忘れられないでいる。
あのとき、彼に話を聞いてもらっていなかったら、わたしは自分をもっともっと偽るスキルを身につけていただろう。

高校を卒業したあたりで、わたしは彼に呼び出されて喫茶店でしばらく話した。
彼がそのとき、にやけた野郎であるわたしを見つめてどう考えたかはわからない。そのにやけ野郎に彼はびっくりするほどの本音をぶつけてもきたし。

そのときわたしが感じたのは、中学のとき以上に、ああこの人に見守られている、ということだった。
彼にオトナ扱いされるんだ、という驚きこそがわたしを救ってくれたのだとも思っている。
あらゆる意味で、彼は恩師だったのだ。

就職してから、事務的なことを質問する電話がかかってくることがわたしはうれしかったし、その電話が絶えたことを不思議にも思わなかった自分がくやしい。

学生結婚だった奥さんが亡くなって随分たつ。
再会は、いいもんだろや。
バカな教え子は、そう思って自分を慰めている。
明日が、通夜だ。

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職員室でお菓子を 9皿目~赤福

2009-05-08 | 受験・学校

Akafuku04 8皿目「南国」篇はこちら
今回もレス特集です。

お土産品に一言。
舟和の芋羊羹、あんこ玉……あれは困ります。まず、数が足りないときは、半分に分けたりしなくちゃならないし、個別包装もしてなくて、サランラップやアルミ箔に包まないとくっつくし、更に机上に置くには空き封筒や紙に包まないと生徒に見えるし……ということで、二重の手間がかかります。あれは駄目です。

それをいただいたときは、職員に分けずに、テーブルに置いて「○○先生よりいただきました。自由にどうぞ」と紙に書いてやっていました。でも、さっさと食べないとハエがきたりして大変だし、最後のひとかけらが、いつまでも箱に入っていたりして片づけるのが大変。

あと困るのが大きい羊羹、カステラ、何種類か入った非包装のクッキー缶・煎餅缶・チョコレート缶など。こういうものは、芋羊羹と同様の扱いにしてテーブルに置いておきました。

でも、買ってきた人は、みんなに均等に分けてやらなくて、少し不満みたいでしたが、「そうね」と納得していたようです。
みなさん、赤福、虎屋の練り羊羹・文明堂のカステラを30人分に分けることを考えたら、そういうものは、お土産品には選ばない方がいいです。赤福なんて、あんこが紙にべったりくっつくし……もしかしたら、偽装もあるかもしれないし。(笑)

……わたしの考えが及びませんでしたっ!「おみやげ道」は奥が深い。そうか舟和の芋ようかんは職場へのみやげとしては最低ってことか。いいんです別にわたしの口にだけ入れば。
 それにしても赤福ってそんなにメジャーなお菓子だったのか。わたし、一回も食べたことなかったなあ。

学年会を始めるにあたって学年主任や副主任等担任外が授業から帰ってからバタバタと茶菓の準備をしてるのをみて、大変なら無理しなくてもお茶の準備なんか各自でもいいんじゃないの?とお茶飲みしながらリサ-チすると(自分も含む年代の)若い衆はそれでいいんだけどねーと皆言うのに、それなら、とベテラン格の女性主任に軽く話してみたところ

なんで?お菓子出されて気分よくない人っていないろ?」

と切り返されました。
なんだかもうその通りでございますね、状態。

……はぁ。まったくその通りではございますね(T_T)。
画像はその赤福。ウチの職員室ではわたしだけが食べたことがなかった。偽装問題以前に、どうして普通のあんころ餅が“おみやげ”として機能するんだろう。まあ、それはともかく赤福の味はひたすら絶賛されてます。

次回は「ミスド校長」篇だっ。笑えます。

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職員室でお菓子を 8皿目~菓子の菊池「南国」

2009-05-07 | 受験・学校

Nangoku_01 7皿目「藤島みそまんじゅう」はこちら

レス特集はつづきます。

「職員室でお菓子を」シリーズが始まってから言いたくて言いたくてむずむずしていたけど、きょうの内容(告発レポートのこと)が私の言いたいことすべてです。スカッとしました。

本校はほぼこのとおり。ほぼというのは、週1回朝の打合せのとき、町職員(調理師さん)が当番制でお茶を出してくださっているから。これにしたって、長期休業中にしっかり早朝の代替を与えられているし、わたしたちのようにサービスにはなっていません。校長先生もコーヒーを飲みたいときは自分で入れていますよ。

職員会議のお茶は、町職員の業務員さんがいなくなったときスパッとやめました。PTA会議にもだしません。

頂き物のお菓子を出すのは、中間休みです。(たいてい、わたしがしています。でも苦になりません。好きなもの選べるし)人数分あるときは、ぽんぽんと机上に置くだけ。一分もかかりません。分けられないものは菓子器に入れ「○○より」と紙をはりつけて丸テーブルにだします。残りは、戸棚にしまいます。戸棚の中のものは「ご自由にどうぞ」なので、放課後遅く先生方が食べているようです。

……戸棚、か。なんか原始共産制って気も(笑)。

私の採用当時の教育大出身の新任女性教師は、赴任した4月頃はお茶だしをしてくれていました。そのように、大学で教えられたそうです(・_・)

それにしても、この話題はなつかしいですね。
かつては、湯のみは学校のを使っていて、飲んだ後は校務員さんが全部洗ってくれていました。それを、マイカップにするよう提案したのを思い出しました。

……実は長い歴史があったんだなあこの話は。その学校の体制に影響される以上に、職場の意識の問題であることが思い知らされる。小さな小さなお話ではあるけれど、だからこそ根深い。まだまだ続くよレスシリーズ。次回赤福篇をまて。

画像は、小さいころ大好きだった酒田“菓子の菊池”の定番「南国」。詰め合わせをもらったときは速攻で南国ゲット。実は今でも好き。

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「鴨川ホルモー」(2009 松竹)

2009-05-06 | 邦画

Kamogawa01_2  原作:万城目学 監督:本木克英

山田孝之が、いますごく気になってる。

実際には、単に口べたな鹿児島男児なのかもしれない。スターダストプロモーションなんて強力なプロダクションに所属しているので、主演ドラマがとぎれないだけなのかもしれない。
でもね、彼の来歴はこうだ。

中学3年の2学期終業後に上京、原宿でスカウトされ芸能界入り。2006年、スポニチ(2月15日)の報道にて、生後4カ月の子どもがいることが発覚した。その後、山田本人が公式サイトにて、「女性とは2年前から交際していた。妊娠を知り、結婚、出産について話し合いを重ねたが自分が父親になり、家庭を持ち、役者を続けていくこと、どうしても自分自身の中で折り合いがつかなかった」とし、結婚せずに山田が子どもの養育費・生活費を支払うことで相手側家族とも合意したと発表した。→ウィキペディアより。

……気合い入ってるでしょ(* ̄▽ ̄*)/。しかもその主演映画を宣伝するためにテレビのバラエティに出演しても、(たとえば三谷幸喜あたりとは)違う目線なのだ。居心地が悪そうというか。ひょっとしてクスリやってないかお前、とか。

つまり、どうも雰囲気が映画俳優だなあ、と。

「鴨川ホルモー」においても、彼を食ってやろうという存在はてんこ盛り。

・「アヒルと鴨のコインロッカー」で泣かせた(同じプロダクション所属の)濱田岳はチョンマゲ姿にまでなるし

・大木凡人な髪型(どんなだよ)でも魅力を隠しきれない栗山千明

・妙に“先輩”な雰囲気だけで笑わせる荒川良々

・生きていることすなわち邪悪な役柄の芦名星(「シルク」のあの娘だっ)

・○回生、と呼び合う関西の大学がもつ気色悪さ(笑)

・なにより、レナウン娘の歌が大好きな式神たちの微妙な可愛さ

……でも、映画を見終ったときに残るのは山田の存在感なのだ。ほめすぎかもしれないけど、松田優作に似たイメージ。(ホントに皮肉じゃなく)優作が「役に邪魔だから足を切って背を低くしたい」とマジで考えていたハードルもクリアしているし、暗い表情のままコメディを完結できたのは才能のなせる技だろう。なんか、つくづく役者やのぉー

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港座再建計画PART2~七人の侍

2009-05-05 | 映画

Sevensamurais01 PART1はこちら

話はいきなり現在に飛ぶ。連休中の港座がどんな状況にあるかお伝えしたいので。

おくりびと」の恐るべきアカデミー賞受賞効果が歴然とあらわれているのだ。ロケ地めぐりというのは観光の柱として確立している。その端的な例がNHKの大河ドラマ。各自治体が招致に懸命になっているのがその証拠。高速道路千円も追い風となって新潟や米沢は観光客が確かに増加しているのだ。

でも増加率ならそれ以上なのが酒田。日経のアンケートによれば、“今いちばん行きたいところ”のトップが「おくりびと」関係だったそうな。おかげでNKエージェントの外側に使われた旧料亭「小幡」は、セットを再現したこともあってロケーションボックスも驚くほどの集客をみせている。酒田市が用意した観光案内では、ロケ地①が小幡。②が港座になっている。こりゃあ客が来るぞ、ということで上映会のスタッフができるだけ常駐しようということに。

行ってきましたよお留守番(笑)に。やっぱり来ますお客さん。

「あの……入っていいですか?」

「どうぞどうぞ。ご自由にご覧になってください。撮影場所はそちらの大劇場の舞台の上です。上がってもらってもけっこうですよ。あ、そちらが小劇場になっています。主に“いけない映画”をやっていました。こちらが中劇場です。」
オレはガイドに向いているかも。

「なかのクリスマスツリーには意味があるんですか?」
「ありません」
向いてないかも。

5月2日には少なくとも200人は来た。なかには高校の同級生までいて

「なんでお前がわざわざ港座の見学に来るんだよ」

「だって嫁さんが見たいっていうから」なるほど、なるほど。

「この映画館いまは何にもやってないの?」

「音楽系のイベントとかはやってるらしいです。」

「映画をやらないのはもったいないわー」

やっぱりそうくるか。上映会への追い風強し。以下次号。あ、とりあえずこれは告知しておかなくては。GW、ぜひ見学に来てね。入場無料。変な中年男たちのガイドつきです。

画像は「七人の侍」。立て替え前の巨大な劇場で見た経験は、わたしの一生の宝だ。

PART3につづく。

港座オフィシャルブログのアドレスはこちらです。

http://minatoza.exblog.jp/

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「秋期限定栗きんとん事件(上・下)」創元推理文庫、「遠まわりする雛」角川書店 米澤穂信著

2009-05-04 | ミステリ

448845106309 「春期限定いちごタルト事件」
「夏期限定トロピカルパフェ事件」
につづく“小市民”シリーズと

「氷菓」
「愚者のエンドロール」
クドリャフカの順番~十文字事件
につづく“古典部”シリーズのそれぞれ最新刊。
小市民たらんとする小鳩くんと、ひたすら無精であるがゆえに明晰さを隠し通そうとする古典部の折木奉太郎。ありえない高校生(笑)である彼らは、「犬はどこだ」や「さよなら妖精」「インシテミル」の《やる気のない名探偵》の系譜に属する。米澤の著作のほとんどがこのパターンだから、彼の分身といってもいいのだろう。

折木の信条はこうだ。

やらなくてもいいことなら、やらない。
やらなければいけないことなら手短に。

まことにけっこうな話だが、状況がそれを許すはずもなく、小鳩くんも折木も事件にまきこまれていく。小市民シリーズの方がちょっとダークで、普通の高校生のように普通の恋愛を“しているように見えさえすればよく”、そのために二股をかけていたガールフレンドを、逆に恐慌におとしいれたりする。そのくせ永遠のライバルであり、同時に離れられない運命の女、小佐内さんとのスイーツ争奪戦には例によって裏の裏まで読みながら血道をあげる。笑えます。

小市民シリーズは次回で四季が一巡し、小鳩くんたちは高校を卒業する。古典部のラストでは、折木が永遠のマドンナ、千反田さんに思わずある提案をしそうになってしまう。どちらも新展開がみこめそうだ。

およそありえない高校生たちの日常でありながら、自分のことだけはコントロールできないでいる彼らは、やはり十代の混沌のなかにいる。愛すべき少年たち。どちらもおすすめのシリーズです。ぜひ。

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多摩蘭坂~追悼忌野清志郎

2009-05-03 | 音楽

Please 《雨上がりの夜空に》
 新井田耕造のドラムとリンコ・ワッショー(小林和生)のベースがリズムをきざむ。そこへチャボ(仲井戸麗市)のノイズまじりのギターがからみ、ゴンタ2号のキーボードと、生活向上委員会(略して性行為)のメンバーだった梅津和時らのホーンセクションが加わる。
 そこへギンギラのメイク、ツンツンのヘアでステージに登場した小男は叫ぶ。
「愛し合ってるかーい!」

《ボスしけてるぜ》
 まさか忌野清志郎が死ぬなんて。しかもガンなんてつまらない病気で。彼らのライブで「ったくしょーがねー銀座のボスがこんな名曲を放送禁止にしやがってよ」とせせら笑っていたあの無敵の男が。いまRCサクセションのオーディエンスであることがこんなに幸せなのか、と思わせてくれたあの男が。

《スローバラード》
 学生だったころ、わたしは吉見佑子という評論家を信用していなかったので、彼女がRCの「シングル・マン」を再発させようとしていたことには当時まったく賛同できないでいた。でも、聴いてしまったのだ所収「スローバラード」を。しかもよせばいいのに近年になって母親が入院しているときにクルマのMDに仕込んでいたため、今でも聴くたびに泣いてしまう。市営グランドの駐車場に、なにか忘れ物をしているのではないかと今でも思う。

《いい事ばかりはありゃしない》
 彼らのアルバムのなかで、いちばん聴いたのは「PLEASE」だろうか(アルバム・ジャケットを開くと、タイトルには続きがあることがわかる)。「ダーリン・ミシン」「あきれて物も言えない」「トランジスタ・ラジオ」などの名曲ぞろい。

「月光仮面が来ないのと♪ってどういう意味かな」
「……………………あれが来ないってことよ」
当時のガールフレンドから指摘された。後日、同じようなシチュエーションに彼女と陥り、電話ボックスのなかでへたりこんだことを思い出す(結局、遅れていただけでした)。

《デイドリーム・ビリーバー》
 アイドルが亡くなったとき、ファンが過剰な反応を示すことにわたしは苦々しい思いでいた。落ち着けよ、と。尾崎豊にしろ、実はジョン・レノンだって他人事だったのだ。でも、今日はしんどい。義父の法事をなんとか終え、なるべく考えないようにしていた清志郎の死が一気に胸になだれこんできた。どうか彼の歌声が、あの絶妙のソウルが天国で響き渡っていますようにと祈る。

PLEASE PLAY IT LOUD.

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港座再建計画PART1~南海の大決闘

2009-05-02 | 映画

Txt0302 はじまりは、前任校にかかってきた一本の電話だった。メルマガではこうお伝えした。

「わたくし、○○のオーナーなんですが」

「はい…………え?」

とんでもない人からコンタクトが。
わたしのブログを読んで、依頼したいことがあるのだそうだ。

……これがオープニングね。08年の10月のことでした。実はこの○○には「港座」という単語が入り、そのオーナーとは前任校の保護者のひとりだったのだ。港座とは酒田にむかーしからあった映画館。わたしがグリーンハウス再建計画なる長い特集をメルマガでかまし、それをブログでアップしていたことの影響がここで出たわけ。まさかオーナーがこんなに近くにいるとは思わなかったけど。

「お会いできませんか」

「はあ。それはかまいませんが」

会いましたよ彼の自宅で。港座は2002年に閉館し、以降“塩漬け”になっていることが彼としても不満だったわけだ(イベントなどはやっていたんだけどね)。そこに吹いたのがその港座で撮影された「おくりびと」という追い風だったのである。

「びっくりしましたよ。港座をなんとかしたいと考えていて、ネットで検索していたら同じようなことを考えている人がいるもんだなと思ったら、よりにもよって娘が通う学校の人だったんだから」

……ブログのくせに匿名性もへったくれもないもんなオレのは(笑)。で、そのオーナーが考えていることとは、港座をなんらかの形で再開できないかということだったのだ。その知恵を出せと。以下次号

このシリーズの画像はわたしが港座で観た映画でいきますよ。今回はわたしが生まれてはじめて観た映画(おぼえている限りでは)「ゴジラ・エビラ・モスラ/南海の大決闘」(’66)ざんす。確か親父に連れて行ってもらったと思う。東宝怪獣映画のアイコンである宝田明と水野久美よりも、(失礼な話だが)貧乏くさい役者である砂塚秀夫という役者と、メインキャストが気球に乗って孤島から逃亡するラストだけを記憶。

港座オフィシャルブログのアドレスはこちらです。

http://minatoza.exblog.jp/

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職員室でお菓子を 7皿目~藤島みそまんじゅう

2009-05-02 | 受験・学校

609468_medium  6皿目「ロイズ」はこちら
今回よせられたレスもすごいですよ。

若いころは、あんまり食べなかった気がします。飲み会の分を厚生費で賄っていたので、当然ですが。それも気にならず、たま~に誰かがもらいもののお菓子箱を持ってきてくれる程度でした。

それが、転勤してきたある養護教諭の一言で、大いに変わることになりました。彼女いわく、「会議の時にお菓子の一つも出ないなんてやってらんないわよ!」とのこと。それまでそんな習慣のなかった私は、「あってもなくても平気~」なんて、のんきにかましたら、彼女は激怒!「だったら、あんただけ食べるな!!!」って、それはなかろう。
それ以来、会議のときには何かしら出すようになったとさ、チャンチャン。

そして現在の職場は……
まずうちの男性陣は食う食う。朝出勤とともに食べ、休み時間に食べ、「俺少食だから・・・」と給食を残したくせにその舌の根も乾かぬうちにお菓子をバクバク(お前は子どもか!給食が食べらんないのは、お菓子の食べすぎだとのうわさあり)
たばこを吸う人は食わないってのは大ウソだとわかる。なぜなら、この大食い野郎ども(失礼)4人のうち3人は暇があればたばこを吸いに出て行くから(あ、うちの学校は
校地内禁煙です)

そして、評判の悪い(?)40~50代のおばさんたちは、食べたいものは自分で買ってくる。そしてふるまう。確かに厚生費で購入したお菓子も食べるけどね。それ以上にごちそうになってる気がする。自分もそこにはまっているからというわけではないけれど、おばさんたちはまだ許せる。

Imgced6dcbbxo837w_2 やはり、男性陣!おこづかいが少ないからか、食べる量は人より多いけれど、まずみんなにふるまうことはない。うちの場合、お菓子は用務員さんが好意で(安い店を探して)買ってきてくれるのだけれど、(先生方に買わせたら、お金がいくらあっても足りない)、彼女(20代女性)も言う言う。

かの男性陣に向かい、「なんぼ買ってきても、すぐねぐなる。たまには、ごっつぉしろや」と言い放った。

しかし、それは男性陣には冗談と受け止められ、「誰が一番お菓子を食べるか」私に観察してみたらという始末。(あんたが一番食べてますから)

私はなくしてもいーんですけど。それが一番公平だと思えるので。ただ、お菓子だけでなく、コーヒーだの紅茶だのココアだのと取り揃えてる分もあるのよねぇ… これもどうかと思うし。

……うわぁ。飲食にこだわるのは女性だけではなかったのだ(^o^)。しっかしこの大食い野郎どもって、まず人間性に問題が……。まだまだ続くよこのシリーズ!次回「南国」篇を待て。

画像は、メジャーじゃないかもしれないけど、知る人ぞ知る藤島十一屋のみそまんじゅう。そして検索したら大人気ティラミス。

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