事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ! 2021年7月扶養確認号 清水屋

2021-07-15 | 明細書を見ろ!(事務だより)

今回は扶養手当を受給しているか、共済組合の被扶養者がいる人にだけお届けする号外です。

対象の収入が扶養の条件である

・年額130万円を下回っているか

・給与の場合は、月額108,300円を下回っているか

例外はあるものの(障害年金や60才以上の年金受給者など)このふたつを常に意識してください。

こむずかしい話はともかく、別添の添付書類一覧を参考に準備をお願いします。

昨年度は被扶養者が国内に居住していることを確認するために、すべての被扶養者の住民票をとるという理不尽な手続きが必要でしたが、さすがにそこまでは今年度はやりません。

また、マイナンバー制度の影響もあって、所得証明が不要になるという話もあったのですが(児童手当については実現しています)、それだと所属での確認ができないということで従前どおりのあつかいになっています。

……またしても気合いの入らない話になってしまいましたが、提出書類一覧表をもとに、7月27日(火)まで、このハーフブラインドフォルダにはさんだまま事務室に提出してください。県中総体の生徒休業日など、例によってこの書類をとるためにあると断言しても過言ではありません(過言です)。

開店閉店シリーズは

このシリーズ開始以来、おそらくは最大の閉店。あの清水屋が閉店とは。デパートという業種に、誰も魅力を感じなくなったためだろうか。子どものころは、ソーダ・ファウンテンですら夢の機械に思えたのに。

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うまい店ピンポイント もう何でもありは続く 三日月軒駅東店

2021-07-14 | 食・レシピ

華煌(げっこう)篇はこちら

「地区中総体のお留守番二日目。三日月軒駅東店。うまいー」

「あのぉ伍長、そういうときの留守番って具体的に何をやるんですか」

「ピンポーン、って呼ばれたら忘れものを取りに来た生徒とかを学校に入れてやるの」

「へー(いつかピンポンダッシュをやってやろう)」

「また心の副音声が漏れてるぞ。色んな電話が来るのよこれが」

笑楽篇につづく

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うまい店ピンポイント もう何でもあり 華煌

2021-07-13 | 食・レシピ

 

ラーメン哲篇はこちら

あ、そうかと「ゴジラVSコング」で気づく。Facebookのネタをここでやってもバチはあたらないわけだよな。

ということでこれからはこのブログに伍長なる人物とその部下がたいそう登場することと思います。

地区中総体で学校事務職員がどんな生態なのか……わたしを基準に考えないでくださいね。

「ぶっちゃけた話さあ、地区中総体の日って文化部の顧問と雨天順延の競技の顧問と留守番するわけじゃん」

「伍長はそういうの好きじゃないすか」

「お昼はラーメン食べられるしね」

「って言いながら砂越の華煌(げっこう)に行くってどこが留守番なんですか!」

三日月軒駅東店篇につづく

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「ゴジラVSコング」Godzilla vs. Kong (2021 WB=東宝)

2021-07-12 | 洋画

「あの、伍長」

「なんじゃおそるおそる」

「これってスタン・ハンセンとブルーザー・ブロディのお話ですよね」

「そうかプロレスファンにしかわかんないよなあ。おそるおそる納得」

「小栗旬が古舘伊知郎ってことでしょ?」

「それ言っていいのかなあ」

……すいませんFacebookに載せた伍長とその部下シリーズをそのまんま。でも、この映画ってそうとしか形容できないじゃないですか、

終わりが、キングギドラの頭だったからスッキリしなくて絶対続くよな、と思っていたらこうくるのか、だったんだけどこれってメカゴジラ(機龍)のパクリじゃん。でも、これのパイロットが芹沢蓮である必要はないんじゃないかな。

……ここまで勢い込んで見ている人もいる。なにしろ同い年だからね(笑)。

モンスター・バースのシリーズは堪能してきましたよ。「GODZILLA」(このスペルを思いついた人は天才)、「キングコング:髑髏島の巨神」「ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ」は、なんだかんだ言ってみんな面白かったもの。

ええもう今回も金かかってます。チャン・ツィイーが出てたのに全部カットするぐらいぜいたくな話。でも前半はつらいんだ。ここまで大風呂敷ひろげてどうすんの?と思ったらちゃんと決着した。なるほど。それにしてもメカゴジラ(素晴らしかった)まで出して次はどうすんだ。

もしもあなたがプロレス好きなら、笑えるアクション満載。んで、わたしは結局ゴジラが好きなんだと納得。

コメント (8)
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勝手に人生相談Vol.51 黙とう

2021-07-12 | 日記・エッセイ・コラム

Peter Gabriel - Here Comes the Flood

Vol.50「痛風」はこちら

60代の男性公務員。同僚の態度が信じられません。

今から1年前の3月11日のことです。朝に職場の館内放送で、東日本大震災で亡くなられた方々の冥福を祈る黙とうの呼びかけがあり、午後2時46分に黙とうしました。ところが、黙とうと同時に1人の女性が部屋を出てしまったのです。

黙とう後に戻ってきたので理由を尋ねると「思い出したくないから」と。しかし、黙とうをしないのは、亡くなられた方々やご遺族に対して大変失礼ではないかと思います。

彼女はベテランで仕事を教えてもらうことも多く、頼らざるを得ないのですが、以前からデリカシーがないなど気になるところがあっても適当にあしらってきました。しかし黙とうのことは受け入れられません。

今年の3月11日も同様でした。こんな人とどんな付き合いをしたらいいのでしょうか。【愛知・E男】

「思い出したくないから」みんなと一緒に黙とうしない……ことの何がいけないのでしょう。実は彼女にしたって黙とうをして見せた方が楽であることは承知しているはずです。一年前もあなたに“糾弾”(あなたにそんな気持ちがなかったはずがない)されたくらいですから。でも彼女は今年も出ていった。

もちろん、単にあなたが言うようにデリカシーがかけらもなくて

「ってらんないわよ」

という気持ちで出ていった可能性はある。でも本当に思い出すことがつらくて、どうあってもあの震災の記憶にからめとられる行動がとれないのかもしれない。実はわたしも震災のことを思い出すのはつらい。黙とうも苦行だ。でも、わざわざ部屋を出ていくほどの勇気はないから黙とうしますけれども。

怖いのはむしろあなただ。みんなが一律一斉に同じ行動(それは文句なく善行ではあるにしろ)をとらないことに不快をおぼえるその心根にわたしは恐怖をおぼえる。いろんな人がいますよ。で、そんな世の中を60年以上も生きてきたんでしょう?いろんな生き方があり、それを認めていきましょうよ。でないと、あなた疲れませんか。

本日の1曲はピーター・ガブリエルの「Here Comes the Flood」ようやく、紹介できる根性が。この、コロナの世であるからこそ。

Vol.52「三密な母と子」につづく

 

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青天を衝け 第22回 「篤太夫、パリへ」

2021-07-11 | 大河ドラマ

第21回「篤太夫、遠き道へ」はこちら

前半の山場であるパリ万国博覧会のお話。

まずはそこへ向かうまでが大変。55日間の船旅。栄一は船酔いに苦しめられる。あのー、わたしごときがこんなことを言ってはいけないのは承知していますが、飛島という離島の学校と兼務したときの経験を思い出してクラッときました。

たった75分ですよ。酒田から飛島まで。長かったー。連絡船の時計の分針がぴくりとも動かないの。それが延々と続くわけだ。ひー。

そして巴里。まだエッフェル塔(めちゃめちゃに嫌われたらしい)がなかった時代。金かかってんぞーという映像が続く。

そこへ極東からちょんまげを結って人殺しの道具を常に携帯している“蛮族”がやってくる。世界で最も洗練された都市であるという意識があるパリ市民はそれでも彼らを歓迎する。

よくわかります。東京の人たちがそうでしたもんね。学生の頃、田舎者を内心ではバカにしていたかもしれないけれど、それを表面化することは(あまり)なかった。山形から出て行き、これが新宿かこれが渋谷かとうろついていた山形県人を、少なくともそのころの東京人はバカにしてなかったですし(気がつかなかっただけ)。

栄一は気づく。スエズ運河が民間によって実現するということの驚異。日本の資本主義の父のお話ですからね。お上の意向によってすべてが決まる農本主義の世にいた彼にすれば、およそありえない話だったはず。

同時にもうひとつ、政商という存在にも思い至る。五代才助(ディーン・フジオカ)が万博にいろいろと薩摩としてかましていたと。やるなー薩摩。

問題は例の後継ぎ問題で、平九郎(岡田健史)はめでたく渋沢家に迎え入れられる。ちょっと待って。みんな祝祭モードだけど、ていちゃん(藤野涼子)それだと大好きな彼と夫婦になれないんじゃ。いやそれどころかとんでもないことにこれからなるらしい。うーん。

第23回「篤太夫と最後の将軍」につづく

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梶芽衣子 その5

2021-07-11 | 芸能ネタ

その4はこちら

さあ、梶芽衣子がこの手記に「真実」と名付けた最大の要因は以下のとおり。

「鬼龍院花子の生涯」

あの映画が封切られたのは三十六年も前ですし、この一件について今さら触れることになるとは思いもしませんでした。ただ近年になって日下部さんが「シネマの極道 映画プロデューサー一代」という本を新潮社から刊行されたことで間違った情報がまるで事実であるかのように世間で広がっているのを知ってしまったため、それを野放しにはできないと思ったのです。

あの本によると、私が「日下部さん、これを読んでくれない?」と言って小説を渡したことになっていますが、すでにお伝えしたようにその頃の私は日下部さんと直に話をしたことすらありません。もし、あったとしても企画を提案するのにそんなふうに馴れ馴れしい態度を取るような人間ではありません。事実無根も甚だしい話なのです。

……日下部五朗プロデューサーの「シネマの極道」は前に紹介しましたよね。双方の主張はまったく食い違っている。

東映京都に企画を彼女が持ちこんだことは確かだが、音沙汰がないために自分で増村保造監督、若山富三郎主演で企画を進めていたところ、いきなり仲代達矢、夏目雅子主演、五社英雄監督で映画化すると東映がアナウンス。

結果として大ヒットとなったが、梶芽衣子の気持ちはおさまらず……その怨み節の一部がこの書に込められていると考えて不自然ではないと思う。日下部プロデューサーは去年亡くなっているが、彼は梶芽衣子を避け続けていたという。映画界、怖いところです

二代目中村吉右衛門が療養中のため、鬼平犯科帳が復活するかは微妙なところかもしれない。しかし江戸っ子で、日本語の美しさや和服を着ての所作にこだわる梶芽衣子は、逆にクエンティン・タランティーノが大ファンで「キル・ビル」に彼女の歌を流すなど芸能人として確固たる地歩を築いている。

芸風からしても、これからも活躍してくれそうな気配は十分。期待しています。

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梶芽衣子 その4

2021-07-09 | 芸能ネタ

その3はこちら

ノーギャラで出演した「曾根崎心中」の高評価はあったが、なにしろ収入がなくてはどうしようもない。

(収入がない間)どうしていたかというと、歌です。歌手としてキャバレーの営業で生計を立てていました。そこで助けてくれたのが東映でお世話になった俊藤プロデューサーでした。独立してからは俊藤さんとあまり会う機会もなかったのですが、他の仕事で京都に行くとホテルの部屋に俊藤さんからお花が届いていたりすることがあり、その後も何かとお気遣いくださっていたのです。

そうした美空ひばりさんを手がけられているジャパン・トレードの田岡満さんをご紹介くださって、田岡さんがキャバレー回りの営業を仕切ってくださることになりました。おかげで私は変なトラブルに巻き込まれることもなく、無事にステージを務めることができました。どこへ行ってもちゃんとガードマンがいて見張っていてくれたのです。

……うわあ、いい話ではあるんだけど、俊藤浩滋は前にもふれたように微妙な経歴の人だし、田岡満に至っては山口組三代目、田岡一雄の長男である。美空ひばりと山口組の関係は世間で周知のことだし、本来であればこのようなことはふれずにすませればいいところだろう。でも彼女の性格からして、恩ある人に感謝して何が悪いのかということなんでしょう。それはそれでひとつの見識だと思います。

モントリオール映画祭
映画祭の審査委員長はアラン・ドロンで、(川喜多長政&かしこ)ご夫妻と私たちがお茶をいただいていたらなんと、あの天下の二枚目がこちらにやって来ました。ご夫妻にあいさつをするためです。ところがご夫妻は彼を完全に無視。あちらはフランス語ではなくがんばって英語で話しかけているというのに。というのも、日本でのアラン・ドロンの映画はずっと東宝東和で配給をしていたのですが、この少し前に彼は金銭的に条件のいい東映に乗り換えてしまっていたのです。

……おぼえてます。これ「ル・ジタン」ですよね。ドロンといえば東和なのに、いきなり東映洋画部が出てきたので驚いた。そんなことに興味津々だった不健康な高校生。

その5につづく

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梶芽衣子 その3

2021-07-08 | 芸能ネタ

その2はこちら

婚約中であることが「女囚さそり」続篇への出演を断る理由ではあるようだけれども、わざわざ日活の長谷部安春監督を引っぱってくることを主張したのは、3作目までを監督した伊藤俊也との確執もあったのではないだろうか。かくして、彼女は日活を離れ、東映とはケンカ別れに近い状況となっている。それにはこんな背景も。

「怨み節」のヒットをきっかけにそれからは歌でも多忙な日々が始まるのですが、その一番大きな原因は事務所が東映と年間六十曲を出すという契約をしてしまったことにあります。

……無茶でしょ(笑)。そして彼女はテレビで代表作とも言える作品に出合う。

「寺内貫太郎一家」
とにかく何より向田邦子さんの脚本が素晴らしい。情があってほだされるのです。お父さんが大暴れしている場面などは見ているとだんだん悲しくなってきます。言葉が追いつかなったり感情表現が下手だったりすると、ついつい手が出ちゃう昔ながらの男の人っていたじゃないですか。

……梶芽衣子は長女の役。足に障がいがあるという設定で、当時のテレビドラマでこれは画期的なことだった。脚本向田邦子、演出久世光彦のゴールデンコンビだからこそやれたことだろうか。

先日、小林亜星の訃報が伝えられ、浅田美代子が「みんないなくなっちゃった」と嘆じていた。確かに、向田邦子、久世光彦、西城秀樹、樹木希林(当時は悠木千帆)、加藤治子、そして小林亜星もいなくなり、寺内家でのこっているのは梶芽衣子だけになってしまった。

「曽根崎心中」(1978)
実はあの作品、わたしはノーギャラでした
……おかげで税務署に必要経費を認めてもらうために苦労することになる。増村保造監督、原田美枝子主演の「大地の子守唄」にもノーギャラで出たというし、なんというかやっぱりこの人は気っぷのいい人なのだと思う。

その4につづく。

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「スキャンダルの世界史」 海野弘著 文春文庫

2021-07-08 | 本と雑誌

きわもの的なタイトルだけれど、通史としてとても面白かった。歴代のローマ皇帝の悪行(近親相姦の嵐)、カノッサの屈辱において法王ははたして勝利したのか……歴史知らずなのですべて新鮮(笑)。

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