お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

煩悩熾盛

2010年08月18日 | 仏教
 お盆の法要で、お参りのご門徒さんにお配りした 仏教の言葉「煩悩」

「煩悩」は、自分の思いに とらわれた ものの感じ方 によって、わき起こる悩み苦しみのことです。

 今の私も、さとりの境地とは正反対。
猛暑に負けないくらい、煩悩が、燃えさかっています。

 猛暑による夏バテ + (人のせいではなく)自分の煩悩によって、わが心身を煩わせ、疲れさせ、結果、煩悩バテを起こしています。

 自分の都合(煩悩)を交えず、あるがままを見る。
 それが、悟りの境地でありますが・・・ 
 それが、どんなに難しいことか・・・不可能なことか・・・

 ご法話を聞かせていただいている時、
あるいは、こうしてブログで、仏さまのことを書かせていただきながら、一番まず、自分に言い聞かせている時 は、
「ああ、仏さま~」と、穏やかな心も

 一旦、自分に不都合な事態が起きた時、「仏さま、love」の 静かな心なんぞ、すぐ、どこかに飛んでいき 動揺し、怒ったり、落ち込んだり・・・

 こうして、自分の言ったり、したりしたことが、業(カルマ)として、刻まれ、積み重なっていくのですよね。

 まこと、自業自得、地獄行きの心を持った私のために、さとりの世界から、お出ましくださって、はたらきかけて くださっているのが、
阿弥陀さまの「本願」

 こんなどうしようもない、煩悩盛んな私のための「南無阿弥陀仏」でした。

そう、しみじみ、頂いているところであります。
 

 
コメント
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