お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

地球の立場、私の立場

2012年01月12日 | 仏教
 お釈迦様が私たちに説いてくださったのは
縁起

 世間で使う「縁起が良い、悪い」とか「縁起を担ぐ」とか・・・自分にとって幸運なこと・おまじない のような意味で使う「縁起」とは、違います

 仏教で使う「縁起」とは、「因縁生起」の略

 この世のあらゆる現象は、さまざまな関連性の中で生じては滅している 
 「因」に、いろいろな「縁」がはたらいて、さまざまな現象、結果が「起」きる
ということです


 お釈迦様が教えられたのは、真理・法ですから、それは、「私」の立場から見れば
不都合で、大変厳しいことです。

 例えば、大震災を

地球の立場から見れば

 ぶつかり合ったプレートがあり、そのひずみに耐えきれなくなり、大きく跳ね上がった結果、地表が大きく揺れ、大津波が発生した という
自然のいとなみです

でも、私の立場から見れば、

 自分の住んでいる場所で、大地震、大津波が発生し、自分の生まれ育った町ごと消滅。自分にとって大切なもの、最愛の家族も、家も、仕事も失ってしまった・・・
という言葉にできない苦しみになります




 

 
コメント (2)
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