お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ビハーラ基本学習会にて

2021年06月29日 | 仏教


 写真は生け花お稽古。生花新風体。
 さて、6月29日午後から「ビハーラ佐賀」(ビハーラとは憩いの場所の意味で仏教ホスピス)の第1回基本学習会で本願寺佐賀教堂へ。
 研修では滋賀県近江八幡のキリスト教系病院に併設されたホスピスでのドキュメント映画「いのちがいちばん輝く日」(90分)を鑑賞しました。
 キリスト教の教えと共に、臨終まで死を待つのではなく、最後まで、よりよく生きるための看取りに尽くされている医療スタッフ、牧師さん、患者さん、ご家族が紹介されています。
 ドキュメント最後は、臨終に際し、幼い孫さんも手を握り、大人数の家族一同で感謝の言葉をかける姿、小学生の孫さん達も涙、涙でした。
 ウチの母の時も、ひ孫に母の意識ある姿も、昏睡し死にゆく姿も見せられたのは彼らにとってショックであり、生死を心に刻む有り難い出来事であったろうと思います。
 コロナ禍の今、大きな病院ではそれはできませんが。
 また、きょうビハーラ佐賀でご指摘がありましたが、子や孫など看取る家族のない方々もたくさんおられます。今後、ますます増えられるでしょう。
 病苦の時、不安な時、家族でなくとも、親身に寄りそう方がいてくださるのは本当に安らぎます。
 近年、本願寺派も僧侶が常在するビハーラ病院を建設されていますが、まだまだ数ヶ所。
 コロナが収まったら、地方で僧侶が僧侶姿でも塩をまかれずに、出入りさせていただける病院が増えるといいなあと思います。
 まずはご門徒さんが会いたいと思ってくださる僧侶であるかどうかが、1番の問題ですが・・・
 きょうのビハーラ基本学習会で、ふと思いました。
 ビハーラ病院のドキュメンタリー映像はあるのかなぁ? 
 
 
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする