散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

浮世絵美人画の魅力 国貞・国芳・英泉

2006年02月11日 15時32分48秒 | ART
まず、街中のギャラリーを回る(時計台→セントラル→さいとう)。

時計台の「佐藤香織個展」。いろいろなイマジネーションあふれる画で面白い。ただし、ごく最近の作品より、数年前の作品に登場するアイディアの方が、個性的な感じに見えるが。

さいとうの「西村貴久子回顧展」。戦前の作品の方が茫洋とした感じでいい。大陸に大勢の日本人が行ったのだろうなと思う。残念ながら狭いギャラリーにオバチャン達が群れをなしており、画を見る環境を最優先にして欲しいものだといつも思う。

気合を入れて本日のメイン、近代美術館の「浮世絵美人画の魅力 国貞・国芳・英泉」へ。芸者・花魁の美人画と、いろいろなその時代の生活習慣を写した風俗画もあり、ボリューム大。
実は200点全てに集中できないと思い、前半の約80点に絞ってじっくり見る。

その中で興味を引いたものを幾つか。
当時の生活習慣がよく分かる「当世風俗」シリーズ、描かれた人物の内心が鏡に浮かんで見えるという工夫を凝らした「思事鏡写絵」シリーズのように、連作になっているものが面白かった。
他には、鏡の中に写る姿が、さらに合わせ鏡になっていると言う技巧作「今風化粧鏡(合せ鏡)」、ゴスロリは江戸時代に始まったのかと言わせる「顔見世の光景」あたりも面白かった。
この調子で行くと、後2回は十分に楽しめそうだ。

※係員さんに言うと「浮世絵を見るヒント」という小冊子(展示室内にも貼ってあるのだが)をもらえる。分かりやすい解説なので、詳しくない人はぜひ参考に。

もつそば?

2006年02月11日 13時31分05秒 | 食べ歩き
以前から気になっていた大通のビル地下にある、蕎麦屋「S」へ。何が気になっていたかと言うと、メニューに「もつそば」と言うのがあるのだ。

雪まつりで大通り、地下街は大混雑だが、この店は静かであった。早速カウンターに座り、もつそば(900円)を注文、結構良い値段だ。しばし待って到着した蕎麦には、かなり大ぶりな大量のもつが乗っている。ハラダマともキンカンとも言う、卵になる前の物体も2個乗っているのだ。

早速食べての感想。
・もつはかなり歯ごたえがある。白肝も入っていたようだけど、少し硬くなっているな。
・蕎麦が弱い。もつが入っているだけに、その印象強し。
・もつに玉ねぎを合せるのは分かるが、蕎麦と玉ねぎは合わない。

結構否定的な印象になってしまった。素人ながら私が思うに、蕎麦の上にもつを小さめにカットして、卵でとじたものを載せた方が一体感があるんじゃないかな。

20060211最近読んだ本

2006年02月11日 12時03分15秒 | 読書
「繋がれた明日」真保裕一
過失致死を犯した主人公が、刑務所を出所してからの出来事を書いた作品。あなたなら耐えられるか? という強い問いかけ。

「ボルボロスの追跡 グインサーガ106巻」栗本薫
いつかこの物語も次世代へシフトしていくのだろうか・・・

「東京裏路地<懐>食紀行」ブラボー川上、藤木TDC
闇市テイストの恐るべき飲み屋の話。私もそこそこ名物飲み屋には行っているが、ちょっと次元が違うような感じあり。ライターはそれほど私と年齢が変わらないようなのだが。

「大執政官の死 ローダン320巻」マール、フォルツ
思わせぶりなタイトルだが、エロモードをうっかり見せてしまい、正体がばれる偽ローダン。マヌケだ。

「ヤミナベポリスのミイラ男」梶尾真治
リリカルな作品が多く話題になる作者だが、ハチャハチャSFも実は得意。楽しい作品。

まだ終わらない

2006年02月11日 11時26分21秒 | 飲み歩き・琴似界隈
ある会合で論文を作成しており、その発表会を行った。私はプレゼンターではないのだが、論文作成メンバーとしての参加である。準備不足もあり、満足のいくプレゼンにはならなかった。全国大会での発表(私は行かないが)に向けて、もう一度練り直しが必要である。

ま、それはさておき、懇親会。
・かつおあぶり焼き
・サラダなどの盛り合わせ
・海鮮炒め物
・鶏から揚げ梅ソース
・ポークカツレツ
・あんかけ焼きそば
・シャーベット

飲み物は、銘柄を忘れたがスコッチがあったので、それを飲む。料理の味付けは良かったのだが、レストランでなく宴会場で食べたため、ちょっと温度が下がり気味であった。惜しい。

さて、金曜日だし、これで帰る私ではない。会合のあったホテルはバーがなかなか良いので久しぶりに行ってみようと思ったが、混んでいて無理と言う事であった。さすがに雪祭り期間中ともなれば仕方がない。いつもの琴似「D」へと向かう。

お店には申し訳ないが、客は私一人なので、ゆったりした気持ちに。1杯目は今月入荷の中からシボーナ・ネッビオーロ・ポートウッドフィニッシュというグラッパを注文。グラッパの香りとちょっとピリッとした風味がする。熟成に工夫があるようで、かなり大人のグラッパである。注ぎ口がついており、瓶にも目盛りが付いている少し遊びのあるボトルも面白い。

2杯目はテキーラ+シャルトリューズヴェール+ライムコーディアルに、スロージンをちょっとだけ沈めて+チェリー。シャルトリューズはイエローが正式らしいが、ライジング・サンというカクテルである。テキーラベースのカクテルを注文したのだが、期せずして私の今年の第2テーマ、シャルトリューズが入ったものが登場した。さすがに好みを分かっているというところか。

3杯目はロングロウ・10年・トカイウッドを注文。漫画「レモンハート」を読んで、ロングロウ=男のウィスキーというイメージが私にはする。味はスモーキー、かつ甘い。何ともいい香りが口中に漂うのを感じながらも、実は相当酔っているため、本日はこれにて帰宅。