暑くなく寒くなく、快適な天気。普段より早めに芸術の森に向けて出発。本日は、芸森→紀伊国屋→富士フォトサロン→たぴお→時計台→道新プラザ→さいとう→スカイホール→ivory→ARTスペース→4丁目プラザの11箇所。
(6/7に北2条STVホール)
■芸術の森「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」。今日初日のためNHK、HTBがいて、私の姿もかなり写りこんでしまったかも知れない。HTBには「画の前で感想を話していただけませんか」と頼まれたものの「…困ります」と断っておいた。決してモディリアーニが好きではないからなのだが(嫌いでもない)、良い作品も何点かあることは間違いない。
「シャイム・スーチン」モディリアーニ:すっとぼけた表情、しかし暗い影を持つ男。
「ピッチャー、瓶、フルーツ」ジャンヌ:セザンヌ調の静物画。色が幅広く塗られており、何となくCGっぽい。
「珊瑚の首飾りの女性」モディリアーニ:基本的にはモディリアーニの女性スタイルであるが、完璧に卵型の顔と綺麗な楕円の瞳。目が美しい。
「シャイム・スーチン」ジャンヌ:スーチンのキザ男ぶり、いやな奴ぶりがものすごく良く伝わる傑作。
「クローシュ帽の女」ジャンヌ:モディリアーニの影響を受けながらも、きちんと独自の画風を持った画家であったことが分かる作品。
二人に共通した人物像の首の部分の弱さと目の表情の欠落が、独特の弱さ(弱点ではない)を表現しているように思えた。ジャンヌもモディリアーニの添え物ではなく、自分なりに描きたいものがあったのだなと思えて、良かった。
■たぴお「LEBENS展2」。細木博子の作品が岩肌のような表現と、かすかな青が効果的。
■時計台「竹岡羊子展」。タイトル「井戸端会議、まとまらぬ話」など、日本のおばちゃんが出てくる画か? と思うのとは想像もつかない強力で非日本的な作品。
■道新プラザ「夕張市美術館所蔵作品展」。ギャラリーに隣接して新聞閲覧コーナーもあり、道新出版の本もある。
「地球岬灯台」大黒孝儀:暗めでごつごつした風景。三岸好太郎作品にもこういう風景画があるな。
「校舎のある丘」畠山哲雄:これが一番の小品なのだが、他の作品より繊細な感じがよろしい。
「角田炭鉱」富山妙子:ほのぼのとした中間色のおとなしい作品だが、何だか好きだ。
「冬の時代」江川博:へぇー、昔はこういう作品を描いていたんだ。
初めて足を踏み入れたので、あちこちものめずらしい。入口に本田明二のレリーフ発見。
■さいとうギャラリー「渡辺貞之 イタリアの風景展」。例の少年天使(悪魔?)の作品が一点。人物を描いた小品がまた良いのだ。「天野澄子・澤丈間二人展」ではぐい呑み購入。場所をとるから、これまでも何度も買うまいと思っていたのだが、目に付いたのが安くて形が気に入ってしまった。