散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

空知へ(5) 岩見沢

2012年05月02日 23時11分07秒 | 飲み歩き・北海道内
はっきり言って、もう帰ればいいと思うのだが、岩見沢でぜひ一杯やりたい。食べるものはもう無理で、バーしかないだろう。

1杯目はジンフィズ。



2杯目は塩気が欲しくなってマルガリータを飲んだ。



カクテルは普通であるが、残念ながら先客が悪かった。何しろ声がデカイし、連れの女性に対してのしゃべり方がどうにも気に食わない。「声がでかくてすいません」とかぬかしていたが、分かっているなら、音量を落とせばいいのだ。

時間も1時間しかなく、他の店でリカバリーとは行けなかった。まあ、あっち行ってこっち行って、落ち着きなさすぎるのが良くなかったんだよな。もう少し、時間には余裕を持つべき旅であった。

さあ、琴似に向けて帰ろう。寝てしまうと手稲まで行ってしまうので、何とか気をつけなくては。



今日は一日散歩きっぷを使用したが、普通にきっぷを買うと3660円になっていたので、差し引き1460円のお得であった。


空知へ(4) 滝川

2012年05月02日 20時38分25秒 | 飲み歩き・北海道内
先ほどまでいた滝川に逆戻り。一体何をしに行くかというと、それはもう、滝川の誇る名バー「B」に行くに決まっているではないか。この店は日曜祝日休みなので、平日の今日が空知旅の日になったのである。

駅から真っ直ぐバーを目指す。よし、予定通り開店していた。早速突入だ。



先客2名ということで、混雑もしていなく、ほど良い感じだ。1杯目は少々喉が渇き、ジンフィズから。炭酸少なめで、結構濃厚なジンフィズである。

通しを軽くつまみつつ、2杯目は「ラガヴーリンが好きなんですが、あまり凝りすぎず、かといって平凡すぎないウィスキーを」と訳のわからないことを言って、候補をいくつか出してもらった。





この中からブナハーブン13年を選択。香りはスモーキー、飲んでみると過剰すぎない刺激。なかなかバランスのいいモルトである。その他、何と度数60度のブラックウッドというジンも見せてもらった。ぜひ飲んでみたいが、帰りが不安だからなあ…。

酒談義も盛り上がっている所に、マスターが到着。最後にスモーキーマティーニを作ってもらうことにした。ジンにはヴィクトリアン・ヴァット・ジンのグレンリベットカスクを使ってもらう。これって度数こそ低いけど、アルコール量としては、よほど多くなるような気もする。ウィスキーはジンの甘さに合わせるということで、ラフロイグ10を選択してもらった。

さて、このスモーキーマティーニだが、ちょっと不思議な仕上がりになった。もちろん冷凍庫から出したジンなのだが、温度感が微妙に高く、そのためジンの香りが良く出ているのだ。抜群のカクテルを飲んで、会心のバー訪問であった。

しかし次回の宿題は、ブラックウッドのスモーキーマティーニだな。

またもや電車の時間が迫ってきて、慌てて滝川駅に戻る。よし、岩見沢へ行こう。



電車に乗っている人も各車両2~3人と言うところかな。


空知へ(3) 砂川

2012年05月02日 19時00分22秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、今日の1軒目はまず砂川だ。約2年ぶりの訪問となる「T」なる店なのだが、店頭まで行ってみたところ、開店が18時との張り紙があった。あれ? 勝手なイメージで17時か17時半開店だと思っていたのだが…。

約40分、あまり何もないこの街で時間をつぶさなければならない。そういえばということで、以前から気になっていた建造物の方へ行ってみることにした。





高い塔の方は何だかよく分からないが、ちょっとお城っぽい方は、パンケ歌志内川水門というものであった。塔には音響設備がついているようだったので、水門を開ける時に、下流に対して警告をするためのものかもしれない。

水門に近付いてみると、その向こうは何とも雄大な景色になっていた。



こちらは水門から水が流れ出しているところ。写真で見ると大したことはないが、轟々と音をたてて流れている。



ということで、何とか時間をつぶして、お店に到着。しかし、明らかに18時前に入店していると思われる先客が3人もいた。まあ、こういうケースもあるよな。

最初の注文は迷わず「みそナンコ」とビール。そう、これまであちこちでナンコ(歌志内周辺で食べられている、馬のホルモン)を食べてきたが、この店が一番うまいと思うのだ。



ナンコに一味唐辛子をかけ、ネギと共に食べる。わずかに特有の香りがすると言えばするのだが、肉厚のナンコに味噌味がぴったりである。

続いて、これも前回と同じく串焼き5本を注文。内容はお好みで選べるので、ナンコ2、若鶏、豚、豚タンにしてみた。しかし、これが焼き上がるのを待つ間に、さっきのナンコを噛み過ぎたせいか(弾力が相当あるのだ)、満腹感が忍び寄って来た。前回来た時は、さらに馬刺しも食べたのになあ…。

ほどなく、かなり充実した串焼きセットが到着。



さっそくナンコを食べると、これがパリッとしあがっている。また若鳥の味わい、豚・豚タンも悪くない。全体的になかなかの水準なのである。しかし、しかしである。満腹感がさらに増す上に、電車の時間が結構迫ってきてしまった。

少々慌ただしく勘定をして、店を出る。実は他にも馬刺し、桜ユッケ、鳥刺し、ベーコン串など、魅力あるメニューが目白押しだったのだが…。小食化がちょっと悲しい私であった。


空知へ(2) 滝川

2012年05月02日 17時06分57秒 | ART
14時半頃、滝川に到着。駅前商店街の寂れ方は、悲しいものがある。まずは、まっしぐらに滝川市美術自然史館へ向かう。時間もあるし、一応、常設展示も見ていこうかな。



子供たちもさぞかし大勢、と思ったら今日は平日のため自分以外の入館者がゼロだったかも知れない。以前来た時は、営業妨害になってはいかんと、写真をあまりアップしなかったのだが、今度は少し宣伝してあげたくなる閑散っぷりだった。ゴールデンウィーク後半、ぜひここを訪問してあげて下さい。

オオツノジカ。角のさしわたしが3メートルを超えるそうだ。



フォボスクス。頭の長さだけで1.8m、体長は15mというワニの祖先。これはお会いしたくない。



タキカワカイギュウ。これぞ滝川市の自慢の一品。体長8mで、これが海の中を悠々と泳ぐ姿を思い浮かべよう。



ティラノサウルスの頭部。肉食恐竜の手は小さいイメージがあるのだが、良く見ると爪先だけでちょっとしたナタくらいの大きさなのである。この方にもお会いしたくない…



2階に行くと、(恐らく)滝川ゆかりの3人の画家と書家の展示室がある。

岩橋英遠「極光」:ピンクと黄緑色が美しい、オーロラの図。
岩橋英遠「雪戦会の日」:いわゆる雪合戦の画なのだが、江部乙小学校蔵らしい。いい作品を所有しているものだ。
一木万寿三「果樹園立春」:滝川ではリンゴ栽培がおこなわれているのだが、それをテーマにした作品。そういえば、岩橋もリンゴの木を描いていた。
上田桑鳩「円空仏画」:書家なのであるが、自分の持っていた円空仏を描いたもの。

実は滝川でリンゴというイメージがあまり無かったのだが、解説コーナーに栽培の歴史が記されていた。昭和33年には約9千トンの収穫があり、活況を呈していたのだが、平成22年では442トンと20分の1にまで収穫は落ち込んでいる。昭和40年代の腐乱病の大発生、昭和50年代の異常寒波で打撃を受けたようなのである。

ところで昭和50年代に大寒波なんてあったっけ? そういえば、子供の頃は最低気温がマイナス30度を下回るなんて、普通のことだったなあ…。あれが寒波だったのだろうか。

後は「たきかわARTガーデン」という、植物画コレクションを見て終了。こちらの展示は無料なので、それだけでもぜひ。さらには嬉しいことに、ロビーで「春の院展」の招待券を入手した。これは良かった。

以上で滝川駅前に戻る。空を見上げると、青空を音もなくグライダー(正式名称は知らない。ライトプレーン?)が飛んでいる。滝川にはスカイパークがあるので、そこから飛んでいるのだろう。



岩見沢行きの電車に乗り、次の目的地へ向かう。


空知へ(1) 岩見沢

2012年05月02日 13時43分49秒 | 食べ歩き
本日は一日散歩きっぷを購入しての、空知地方の旅だ。行先はおいおい書いていきたい。まずは琴似から岩見沢に到着。時々通り過ぎたり、乗り換えのために下車したりはしていたのだが、本格的に岩見沢を訪れるのは7年ぶりとなる。岩見沢駅も完成し、かなりいい感じだ。駅2階のトイレがウォッシュレットだったのも、ありがたい。



駅前に降り立つと、いきなりの残雪。やはり札幌とは違い、今年の雪は多かったのだろう。暖かい日ではあるが、気温も少し低い感じがする。



さて、ちょうど昼時に訪れたのであるから、早速駅前で昼食を取ろう。こっちの店も気になるが…



やはり岩見沢駅前を代表する「K」そばへ。当然、これまでも認識はしていたのだが、行くのは初めてだ。



店内に入ると、ほぼ満席。かろうじて、人が出たばかりと思われる1席が空いていたので、何とかそこに着席。メニューを眺めて、やや二日酔いの日はこれしかあるまい。「カレーそばお願いします」。無事注文もできたので、代金引換のお金を用意する(320円)。

蕎麦を温め、カレーつゆをかけて、すぐに完成したカレーそばがやってきた。表面には玉ねぎのみ。実にシンプルである。



早速、麺から食べてみると…、ふむ、あまりカレーっぽさを感じない。つゆを飲んでみると、カレーというよりはそばつゆをカレー風味に仕上げた感じだ。蕎麦屋さんとしては、これで正解だな。それ程辛さを感じなかったので、途中からは一味唐辛子を投入。食べきると、二日酔いもひと段落という感じだ。

ラーメンも食べたいし、調子がよければげそ丼も、と思いつつ初めての訪問を無事終了。「ごちそうさま」と声をかけて外に出る。



そんな私が次にすい込まれていったのは、これまた岩見沢駅前名物の「T」まんじゅう。店名と同じ名前の茶色いまんじゅうを買って、店の前で写真撮影&食べる。いいオッサンのすることじゃなかったかも。





甘さ控えめで、ちょうど昼食のデザート的位置づけでよかった。

電車の時間待ちの間に、市内を散策して写真撮影。非常に興味深い建物ばかりだったので、別項で紹介したいと思う。それから、久しぶりに行っても良いなと思っていた「松島正幸記念館」は、残念ながら水曜休館。どうか、他の美術館と休館日を合わせてもらえないでしょうか…

駅前の古本屋に立ち寄ってから岩見沢駅へと向かう。