散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

琴似の雄、大通にあらわる

2012年05月12日 21時09分04秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
私が本日の会食をセッティングしなければならなかったのだが、琴似では知らぬ人のいない居酒屋「F」札幌総本店を会場にしてみた。18時開始にしたのだが、早くも混雑状態。それぞれ飲み物を頼んで、適当に注文してみた。

刺身は7点盛り。マグロ、しめ鯖、ホッキなど。じゃがバターと取り合わせてみたが、見苦しい写真で申し訳ない。しめ鯖は相当美味しい。



牡蠣は生がダメな人がいるので、生・焼きを適当に分ける。私は生牡蠣にしてみた。割とさっぱり味。



飲み物は燗酒にチェンジ。注文してから焼き上がりに時間のかかったチップ焼き(ヒメマス)。塩加減と淡白な魚の味がピタリと合い、大人気で取り合いになってしまった。



続いてホタテバター焼き。写真じゃサイズが分からないが、相当大きな貝柱である。私はピンクの子の部分とヒモを食べたが、バター風味がからんで、非常に旨い。



この他、ザンギ、ししゃも焼き、ホッケ、アサリ酒蒸し等を食べる。締めのスペアリブと焼きおにぎりがまた大人気。スペアリブは2切れ当たったが、もっと食べたかったな(特に骨ぎわ)。

ということで、まずまずの成功。さすが琴似の雄「F」である。

帰る人は帰り、残った人で、大通ビッセにあるカフェバー「B」へ。



結構酔っているので、モスコミュールを飲んでクールダウン。個室っぽい所に入ったので、カクテルの味の事をごちゃごちゃ言わなければ、いい雰囲気なのでは。



この後、すすきの方面に向かおうとしたが、どうも歩いている途中で無理だということが判明したので帰宅。


20120512ギャラリー巡り

2012年05月12日 17時28分26秒 | ART
本日はスカイホール→さいとう→三越→500m美術館→市民→新さっぽろ→CAI02→富士フイルム→大通→道新→時計台→STV北2条→たぴお→エッセ→大丸→紀伊国屋の16か所。

■スカイホール「武市尚政油絵個展―時と形―」。主に仏像を描いた作品展。
「五部淨」:興福寺八部衆の一人。少年のせつなさが良く出ている。

■三越「春の院展」。取り立てて新しいものはないが、上手い画を見に行くにはもってこいだ。
松村公嗣「想」:バレリーナの休憩中の姿。白い衣装が美しいが、足が少しガニマタになっている。気を抜いた瞬間を激写されてしまったようだ。
小田野尚之「映」:山間を走る電車。その姿が水面に映っている、穏やかな作品。
並木秀俊「青光」:真っ青な東京タワーを下から見あげた所。物語性ではスカイツリーに負けていない。

関本麻己子「紡ぐ」:海縁のススキだろうか。海の深い緑が美しい。
廣瀬貴洋(瀬はつくりが刀に貝と言う字)「星の屑」:青いザリガニがボンヤリと浮かぶ作品。
加来万周「軌跡」:山あいのものすごく斜めの道。

加藤史応「白と透明」:銀色の帽子をかぶり、全体に淡い色彩でえがかれた女性像。
永井健志「つゆあおい」:闇に浮かぶつゆあおいの花と蝶。
丸山國生「朝市へ」:異国の朝市へ向かうところか。石畳と石の回廊が重みのある雰囲気を出している。
松浦主税「いつもの青空」:空はなく、鳩が2羽描かれている。幻想的で上手い。

■500m美術館「日常の冒険-日本の若手作家たち-」。京都、栃木、宮城、福島、新潟出身者が出品しているなど、北海道の作家だけではないようだ。ちなみに次回展は「Excessive!-過剰化する表現-」ということで、楽しみ。さらに第1回札幌500m美術館賞を募集しており(グランプリ賞金100万円)、これにも期待が持てる。作品だけでなく、企画も賞の対象になるらしいから、私も応募できるってことか…。

今回展は別項で。

■新さっぽろギャラリー「酒井広司写真展 北海道の旅セレクトカット」。北海道人にとっては当たり前の風景という気もするが、それだけに実感が持てるのであった。

■道新ギャラリー「第59回写真道展 入賞・入選作品展」。安田侃の彫刻を写した作品が多すぎる。

■時計台ギャラリー「本間弘子・版画展「言霊」―夢さめみれば―」。登場人物の表情の良さが素晴らしい。浮世絵調とヨーロッパポスター調の作品が目立っていた。

■STV北2条ビル「神田比呂子彫刻展「愛しきものたちよ」」。毎回、ここで行われる展覧会では、ビルの入口にこんなものがあるのかという異物感を楽しみにしているところがある。彫刻はビルの入口などには時に設置されるものであるが、トルソーや頭部像って、ある意味非常に不気味だよね。どうにもバラバラ殺人的なことを想像してしまったりして…



■ギャラリーエッセ「iiii-4人展-」。
宮村麻未「そこにいる」:以前市民ギャラリーでも見たことがある「椅子シリーズ」の作品だ。大量の黄色い座面の椅子と、床に横坐りになっている女性。彼女はなぜ椅子に腰かけないのだろうか。

■紀伊国屋ギャラリー「博物館 網走監獄」。美しい木造建築で、アルテピアッツア美唄のようにも見えてくる。

■紀伊国屋ギャラリー「太田康介写真展 のこされた動物たち」。福島第一原発の20キロ圏内に残された動物たちの写真。動物にほとんど興味のない私であるが、あまりの悲惨さに見ているだけで苦しくなってくる。動物が好きな人は、ぜひこれを見るべきだと思う。

嬉しいほろ酔いメニュー

2012年05月12日 16時26分13秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は会食の時間までしばしあるので、16時頃休憩がてらさっぽろ駅直結の立ち飲み「S」へ。久しぶりに来たところ、ほろ酔いメニューというのがある。これで行ってみようか。



飲み物はハイボール(多分、デュワーズだな)、おつまみからコールスロー、おでんから豆腐とロールキャベツ、焼き鳥からささみとしいたけを選択してみた。選ぶ余地が非常に多くて、嬉しい。



これまでタマゴサラダとポテサラを食べたので、今回はコールスロー。ちょっと安っぽいハムがかなり入っている。これはこれでいい。



おでんのロールキャベツは鶏ひき肉のタネ入り。出し汁は結構いける。



焼き物はこんな感じ。山わさびがついてきたので、ささみにのせて食べる。ささみそのまま焼きって、つまらない食べ物かと思ったが、表面がパリッとしていて意外といける。しいたけも小さめだが、水分が残っている。



2杯目の飲み物は山椒風味の焼酎「ぴりっと」。これ、結構山椒味がきいていて、何かカクテルに使ってみたくなる味だ。



そこそこ腹が一杯になってしまい、先が危ぶまれる状態だ。これで980円だから、これは再訪ありだな。




500m美術館「日常の冒険-日本の若手作家たち-」

2012年05月12日 13時44分56秒 | ART
本日開始される展覧会である。早速見ていこう。



今村遼佑「釘と森」。遠くからは全く見えないので、私も「今回は展示の全コーナーを埋めきれなかったんだな」と勘違いしていたもの。近くによると釘と釘の根元に小さな木が描かれていた。



京都出身の山本聖子の作品(キャプションの対応付けが良く分からず作品名が不明)。建物の間取り図というか、電気回路と言うか、ひたすらに繋がっている。



藤倉翼「はみだした記号」。この人のネオン看板写真は面白い。あまりに真正面過ぎて、実物と言うよりロゴに見えたりするのだが。





田中功起「123456」。栃木県出身。これは動画で、サイコロがグラスの中をひたすらに回転し続けているのだ。



私は会社帰りに通りがかるので良く知っているのだが、大通-バスセンター前が地下通路でつながっているのを知らない人もいるだろう。以前は実に暗い雰囲気の通路だったのだが、美術館になってから少しは明るくなったのだ。気軽に作品を見ることができるので、興味のある方はぜひ。

※写真以外にも作品は多数あり。

ミートソース(1) 喫茶店正統派

2012年05月12日 12時11分18秒 | 食べ歩き
去年、私は札幌市内を中心に懐かしのナポリタンをずいぶん食べた。思えば、私が子供の頃はスパゲッティと言えば、ナポリタンとミートソースしかなかったのである。しかし、その一方、ミートソースには興味が向かなかった。なぜかと考えてみると、やはりその料理感のなさだろうか。

ナポリタンは麺を炒める際に、野菜や肉を入れ、ケチャップやトマトソースであえるところが思い浮かぶ。しかしミートソースは茹であがった(炒めた)麺に、出来合いのソースをかけて終わりじゃないの? という気がしてならない。

それを確認したいのか、それとも何か違う興味が湧いたのか(この間読み返した「深夜食堂」で出てきたのだった)、先日突然ミートソースが食べたくなったのだ。ということで、その第1段、4丁目プラザ地下の「N」にてミートスパゲッティ(という品名だった)を注文してみた。

大体、セットの飲み物はコーヒーを頼むことが多いのだが、ついうっかりソーダ水にしてしまった。この毒々しい色がたまらない(実は大好きだ)。それからセットのポテトサラダも出てくる。



そしてミートスパゲッティが到着。



まずはそのまま、それからタバスコを投入、さらに粉チーズ投入と3段変化させて食べてみた。うーん、やっぱりナポリタンのダイナミズムには負けるな。ナポリタンは、どの店で食べても少しずつ味が違い、私の予想を上回るバリエーションがあったのだ。

ミートソースの味は「ああ、昔の喫茶店の味だ」ということで、悪くはないのだ。しかし、予想通りというか、この後何店か試しても広がらないだろうな、という予感がしてしまうのだ。タイトルに「(1)」と付けたのだが、あまり続かないかもしれないが、とりあえずもう少し継続してみることにする。