散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

災い転じて

2013年02月23日 20時37分59秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は結局のところ街中に出かけることはできなかった。夕方にやっと外出気分になり、今日は琴似飲みだなと思ったのだが、何と私の愛する店が臨時休業…。気持ちを切り替えて、前から気になっていた居酒屋「K」に行ってみることにした。



まずは燗酒を頼んで、通し3点盛り。シャキシャキしたおひたし、あっさり玉子焼き、魚の生姜煮で気分も高まる。



まずはかなりお得さが感じられる、刺身5点盛りから行こう。今日の5点は天然鯛、ホッキ、特大ホタテ、タコ、天然シマアジである。



最初はホッキから。コリコリした歯触りが抜群。続いて鯛を食べると一転してしっとりソフトな歯触りだった。これは生きているのをすぐというよりは、十分に旨みを引き出すくらいに寝かせているような気がする。シマアジは脂が乗り切った、また独自の味。タコはすっきり、ホタテは身の厚い所を縦切りと、それぞれに楽しめる。

続いて鳥棒揚げ。どんなものかと思っていたら、鳥と紫蘇の入った細春巻というところか。付け合わせの塩も良いが、こっそり醤油を付けるとこれも良い。酒は山形正宗のハーフを追加。



ここで気になっていたトラフグヒレ酒を注文。合わせるものは大胆にカニグラタンだ。







カニグラタンはちょうどいい具合に一人前仕様。熱々でカニ身がたっぷり入っている所を頂く。ヒレ酒のフグヒレがあまりにも立派だったので、もう少し味が出るだろうと熱燗を追加でさしてもらうことにした。

ここでにしん漬けを追加。結構なボリュームにやや苦しむ。



いつもの店が臨時休業だったのを発見した時には目の前が暗くなったが、結果的にナイスな名店にたどり着いた。しかし、今後、琴似で飲むときにはどうしたものだろう。この店にもときどき来たいものである。



※玄関で靴を脱いで店内に入り、入り口側に座敷4席×2、奥にゆったりしたカウンターという作りであった。おちつけそう。

20130223最近読んだ本

2013年02月23日 17時08分21秒 | 読書
■「V.T.R」辻村深月
作中作というか、本の中に本がある形式。作者は「スロウハイツの神様」に登場した作家という設定。

■「眠りの牢獄」浦賀和宏
一見して底の浅い犯人捜し監禁ものかと思いきや、なかなか面白い。

■「日本の美術No.15 天平彫刻」杉山二郎
この時代の彫刻はまさしく好みである。

■「船上にて」若竹七海
再読。

■「左手に告げるなかれ」渡辺容子
かつての不倫相手の妻が殺された事件に巻き込まれた主人公。独自の捜査を開始するが…。なかなか良くできた作品(再読)。

■「無制限」渡辺容子
離婚寸前の夫が失踪した。主人公は離婚届に印をもらうために捜索を開始するが、パチンコに相当入れ込んでいたという情報が…。予想外の夫の行為に驚く主人公。自らもパチンコ店を巡り、聞き込みを行う(再読)。

■「ツール・ド・本屋さん」横山裕二
四国、東海道、沖縄の書店を巡り、ポップを立てさせてもらう企画マンガ本。各地のB級グルメには驚かないが、沖縄の銭湯(特定の浴場だけかも)には驚かされる。脱衣所と浴室の間に仕切りがないのだそうだ。