散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

祝50周年というか、51年目に突入

2016年04月02日 21時12分53秒 | 飲み歩き・北海道内
最後はそう、決まっているではないか。バー「A」へといつもの小路を歩く。さすがに小樽でも雪はほとんど溶けた模様(空き地や家の間には多少残っている)。



おや、紙が貼ってあるぞ。



おや、貸切だって?



いいんです。



本日は私がこよなく愛するバー「A」の50周年記念特別営業の日。2交代制で2時間飲み放題、記念プレゼント付きというスタイルで営業しているのだ。よって、オードブル類もすでにカウンターにスタンバイしているのであった。

特別営業のチケット。



ちょっと早めだなとは思ったものの、店内に入るとやはり先客数名。私はカウンターの隅に座らせてもらった。やはり一人で来る客はおらず、私以外のすべての人が2名以上の客であった(ちょっと寂しい…)。私も2001年以来、約15年、今回が43回目の訪問になるので、小樽外では結構なものだとは思うが、小樽の皆さんにはかなわない。この末席に座らせていただけるだけでありがたいものである。

1杯目は竹鶴ハイボールから(写真なし)。最初のうちはそれぞれに飲み物を注文するので、しばしてんやわんや。一旦、落ち着くのを待とう。ちょっと手ぶれしてしまったが、50周年お祝いの花があちらこちらに飾られている。



2杯目はギムレット(写真なし)。ちょっと私も動揺して、写真を撮影していなかった模様。3杯目のジンリッキーから写真があった。



4杯目はシャンゼリゼ。危険な方向に。



ここで、お客さんの差し入れ、Stefano Farina Le Brume 2007という赤ワイン。あまり記憶が…

 

少しお客さんが減ったところで、ジュークボックスで音楽をかけさせてもらったのは間違いなく記憶にある。



前日も特別営業だったのだが、「みなさん、気を使って早く帰られるんですよ」とマスターが言っていたら、今日もその通りに。まあ、小樽の皆さんは「次、行こうよ。マスターまたね」という感じなのだろうが、最終的には気がついたら客は私一人になっていた(私が一番のダメ客かも)。

これはそのちょっと前に飲んだマンハッタン。実のところ、写真を見るまで記憶がなかった。



マスターもママもいいけど、お客さんもいいね。何となく感動してしまったのだが、すっかり泥酔状態。この辺で札幌に帰ることにしよう。近くの停留所ではちょうどバスがなかったので、小樽駅まで歩き、電車の時刻表と見比べた結果、やっぱりバスで帰宅。

記念のお土産はコーヒーだった。マスターからのメッセージは「これからも皆様に愛されるAとして努力してまいります」ということで、まだまだお店は続くみたい。よし、次は60周年だ!


立飲みにて

2016年04月02日 18時45分49秒 | 飲み歩き・北海道内
最後の店は当然のことながら決まっているのだが、まだ時間が早い。それならということで、一度は行ってみたいと思っていた小樽の立飲み店「C」に行ってみることにした。

店に入ると先客1名。赤ワインを注文。値段が450円という割には、しっかりした味で嬉しい。



しかしその後から来た3人組。入ってくるなり、店の人と仲間内でじゃれた会話を始めだす。まあ常連なんだろうけどなあ…。

小樽独特の焼鳥

2016年04月02日 18時15分08秒 | 食べ歩き
本日の一軒目は焼鳥「I」。前回来たときはお盆だったせいか大混雑だったが、今回はどうだろう。



扉を開けるとカウンターには先客2名。やっぱり前回よりはかなり空いていた(後で、奥の座敷に家族連れがガンガン来ていたが)。一番入口寄りの席に座り、まずはビール。通しは沢庵。注文紙に自分で注文を書く。



最初はやはりこの店の代名詞、腸ガツタレだ。焼肉で言ういわゆるホルモンという部位だろうか。今回よく見てみると、結構な厚みがある感じだった。そして茶色の独特のタレ。味噌だれではなく、つぎ足しでずっと使っているためにこのような色になったとのこと(おそらく醤油たれ?)。



次は懸案だった塩味で、かしわを頂く。鶏肉部分よりネギの方が大きいが、鶏肉の歯ごたえがしっかりしていて美味い。二十四軒の焼鳥「F」で出てくる、親鳥と同じ感じで、硬いともいえる歯ごたえなのだが、噛みしめると味わいが濃いのだ。もうちょっと肉部分が多いとなあ~、と思いつつ4本食べると満腹感が湧いてきた。ここでコップ酒を注文。

 

そして、こちらも名物と思われるチャップ。味付けはやはりタレの方が良いとのこと。食べてみると、厚みのある豚肉から味わいがジュワ~~としてくる。写真で見るとそうでもないと思うが、これ、結構デカい肉の塊なのである。2本つなげると豚ステーキといってもいいくらいだ。



美味い美味いと食べるが、さすがに腹がいっぱいになってしまった。

それではと店の人に勘定をしてもらうと、「2209万両」と言われて一瞬聞き取れず、小樽素人っぷりをさらけ出す私であった。

20160402ギャラリー巡り

2016年04月02日 16時51分36秒 | ART
本日は市民→さいとう→スカイホール→三越→らいらっく→富士フイルム→大通→道新→時計台→道銀駅前支店→大丸→小樽美術館→小樽文学館の13か所。

■市民ギャラリー「北海道墨人展」。これ行っておいて良かった。
井上有一「放」:動物が放牧されてのんびり歩いているかのような書。
森田子龍「龍」:文字の旁の方が、天に伸びるかのようだ。

■同「札幌墨象会展 併催 新井狼子・佐藤大朴・塩田慥洲 遺作展」。こちらも滅多に見られない迫力ある展示。
塩田慥洲「盲木浮木」:これはかなり好みである。最初は文字であることも気にせずに見ていられるのだが、段々筆の流れから文字が読み取れてくる。大体の「書」の展覧会では、字が読めないことに不満を感じてしまうのだが(無教養でスマン)、そういうストレスを全く感じない、気持ちよく見ることのできる作品だ。

■らいらっくぎゃらりい「ママには秘密展」。残念ながら鍵がかかっており、外からしか見ることができなかった。まあ、いろいろ事情はあるのだと思うが、作品が魅力的に見えただけに残念。

■三越「三岸節子展」。さすがに油彩のしっかりした作品もあった。

大同ギャラリーのその後。峯田敏郎「唄う女」はまだあるようだった。

 

ついでに、お隣のビルも取り壊しになる模様。



札幌駅から小樽へと向かう。

 

■小樽美術館「中村善策と小樽洋画研究所」。
大月源二「初夏」:青すぎて紺色にも見えるような空。そして強い光に緑が映える。大正末期の作品とあって、まだ平和な時代だったのだろうか。
加藤悦郎「坂道」:少々フォービズムの入ったような、エキゾチックな植物が見える。

■小樽美術館「美術の中の”生きものたち”」。
水谷のぼる「嘔吐する犬」:今回、嘔吐物をよく見てみると貝がいくつも見て取れた。犬が吐いているのは、これまでの生物の歴史なのだろうか。
中野五一「三猿」:小さなかわいらしい作品。こんなのがあったんだ。
竹部武一「小休止」:いわゆる戦争画のカテゴリーなのかもしれないが、川で馬に水を飲ませて休息する明るい作品。
小寺健吉「中支戦線」:軍人と一般人が一つ所で休憩。何となく市場にいるかのような雰囲気。

■小樽文学館「幻視者・一原有徳の世界7」。【貯金局の友情 須田三代治と一原有徳】と題したコーナーがあって、須田の作品もいくつか展示されていた。一原が須田を語った言葉があるのだが、そこに興味深い記述があった。須田は絵画教室などを持たなかったそうなのだが、一回だけ石井額縁店でエッチング教室を開催したそうだ。そのとき、教室の生徒として森ヒロコが参加していたとのこと。これは小樽美術界の一つの逸話と言っていいだろう。

■小樽文学館「ドクター・コンのミュージアムスタンプ展」。以前、新さっぽろギャラリーで開催したスタンプ展が、パンフレットの展示などでパワーアップして開催されていた。私もここまではいかないが、3分の1くらいは行ったかもしれない。それからパッと気が付いたところでは、ドクター・コンは倶知安に行っていない模様。あそこは小川原修美術館と倶知安風土館があるので、行っていないのが不思議なくらいだ。

 

壁いっぱいにスタンプが展示されているのは、壮観な眺め。

小樽文学館の喫茶コーナーでは、コーヒーが終了していたので、お茶を飲んで休憩。

 

このタイプも悪くない

2016年04月02日 12時00分14秒 | 食べ歩き
本日もギャラリー巡りの途中で昼食。大通にいたので、久しぶりにカフェ「P」に行ってみることにした。カレー、カツ、ハンバーグのバリエーションが多いこの店だが、久しぶりだったのでやっぱりカレースパゲッティにしてしまった。





上にかかっているカレーはカレーライスにも用いられているであろう、家庭的な感じ。辛さはそれほどではないが、ハバネロソースがついてきたので、ちょっとそれをかけてみたら、少し刺激が増して良かった。麺は柔らかいのだが、意外ともちっとした歯ごたえがある。これは私の好きな店「I」と傾向が結構異なるが、カレースパゲッティとしては良くできていると思う。

さらに、サイドにキャベツとツナの炒め物、サラダ、空揚げ1個がついてきて、具がたっぷりの味噌汁まであって定食風になっているところも素晴らしいと思う。飲み物を勧められて、つい久しぶりにコーラを飲んでしまった。



土曜日のオフィス街のせいか、先客が1名いたのだがその人も帰ってしまい、静かなカフェの12時頃であった。