散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20160723最近読んだ本

2016年07月23日 23時32分27秒 | 読書
■「島はぼくらと」辻村深月
島に住む4人の高校生を中心に描いた作品。ストーリーと推理小説的ではない謎が融合した良い作品。

■「夏休みの拡大図」小島達矢

■「最新惑星入門」渡部潤一、渡部好恵
何とか惑星が生成される瞬間から、その後の状況を早回しタイムトラベルで見ることができないものか。現在の惑星の存在や地形のあり方には、かなりの割合で惑星同士(または小惑星など)の衝突が要因になっているという説が強いようなのである。そういえば、キャプテンフューチャーシリーズの「時のロスト・ワールド」で太陽系生成に至るシーンがあったよなあ。

■「ワカコ酒7」新久千映

■「広島おいしい出張美食BOOK」秀巧堂クリエイト

■「広島・宮島」

以下、図書館の3冊。
■「TPPで暮らしと地域経済はどうなる」岡田知弘、伊藤亮司、にいがた自治体研究所
いくつもの示唆に富んだ事例が記載されている。

■「山形ガールズ農場!」菜穂子
新しい農業の取り組みである。

■「産業遺産」日刊工業新聞社

20160723ギャラリー巡り

2016年07月23日 17時31分33秒 | ART
本日は芸森→道銀駅前支店→大丸→時計台→道新→グランビスタ→大通→富士フイルム→アリアンス→シンビオーシス→スカイホール→さいとう→テレビ塔→レタラ→北のモンパルナスの15カ所。

■札幌芸術の森美術館「フランスの風景 樹をめぐる物語」。
ギュスターブ・ドレ「嵐の後、スコットランドの急流」:樹というよりは渓谷が描かれている。雲間からさす太陽の光の描写がきれい。
アレクサンドル・ノザル「古い樫、雪の中」:単調になりがちな今回のテーマの中で、雪景色は効果的である。
エミール・イーゼンバール「アルシエの泉」:急流がそう思わせるのか、木の種類に親近感があるのか、何となく日本の風景そっくり。

ギュスターヴ・カイユボット「セーヌ河岸、プティ・ジュヌヴィリエ」:おお、カイユボットがあるとは嬉しい。
ポール・シニャック「エルブレーのセーヌ川」:白主体の幻想的な風景。ロジャーディーンを思わせるところがある。
ポール・ランソン「沼地の魔女」:ナビ派の奇妙な味わいが楽しめる。

ポール・セリュジエ「急流の側の幻影、または妖精たちのランデヴー」:村人たちの向こうに、列をなして歩く妖精? 謎めいている。
フェリックス・ヴァロットン「オンフルールの眺め、朝」:まるで生きた樹木を描いたよう。今回のテーマのど真ん中作品だと思う。
アンリ・マティス「オリーヴの並木道」:ここまでくると写実的な風景画というよりは、画家の主観で描かれた作品である。

今年の夏は北海道立近代美術館「ポーラ美術館コレクション」、旭川美術館「フランス近代美術をめぐる旅」に続く、フランス絵画展覧会3連発ということで、食傷気味である。また、「風景」「樹」をテーマにしてしまうと、バリエーションに限界があるのも間違いないところだ。

但し、あまり聞いたことのないフランスの美術館や個人像の作品が多く出品されていたのは、貴重な機会だと思う。好天の芸術の森を訪れるというのも、良いものだと思う。



 
→左側の写真はあえて周囲の緑も写し込んでみた。

■時計台ギャラリー「自由美術2016北海道グループ展」。
佐藤泰子「天空に舞うさくらさくら」:オレンジ色の色彩で桜を表現。面白い。
杉吉篤「会食」:黒いターバン風の衣装を着た二人。向かい合っているものの、お互い表情は描かれていない。
森山誠「作品16-8」:抽象画と言ってよいのだろう。ルオーを思わせる線が特徴的。

■グランビスタギャラリー「伊賀信個展」。これは良かった。青系の十二芒星形の作品は微妙に色彩を変化させ、異なる飾りを上手くまとめ上げた作品。赤系の作品はさまざまに変化しつつ、展示室の奥に向かって上昇していくさまが、リズム感を感じさせる。

■アリアンス・フランセーズギャラリー「AKIRARIO#05『La vie douce~やわらかなひび』」。版画とペインティングの小品展示だが、なかなかいい。

■スペースシンビオーシス「金沢 ギャラリー点「éphémère 」(エフェメール)」。
山岸紗綾:植物の種子をイメージして作った漆作品。タイトル(種の名前)、説明など、すべて想像の世界のものだとか。
小曽川瑠那:ガラスで作った薄い羽根のような作品。これは欲しくなる人も多いと思う。



■さっぽろテレビ塔「第一回文学フリマ札幌」。とりあえず行ってみたが、かなりの混雑っぷり。私は”文学”には興味が無いので、雰囲気だけ見て終了。もちろん文学以外の本もあったと思うのだが、じっくり内容を確認するほどの気持ちにもなれない。もしかすると、興味に合致した本があるのかもしれないけどなあ…。残り寿命が短くなると、根気が無くなるなあ。



■ギャラリーレタラ「川上りえ展」。高さ3メートル程の、鉄板を組み合わせて作成した四角柱状の作品が目立つ。上の方に行くにしたがって、鉄板の密度も低くなり、やや広がり気味の形と相まって、軽さを表現している。

思ったより早く琴似に戻ってきたので、北のモンパルナスを見てから帰宅。


酸味を求めて

2016年07月23日 16時09分53秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
久しぶりに西11丁目の居酒屋「O」へ。どうやら約1か月半ぶりくらいのようだ。開店すぐに店に入ると先客はおらず、その後もしばらくたってから2人組が来ていたくらいで、今日は静かな立ち上がりのようだ。

しかし今日の札幌は暑かった。見かけた温度計では26度ちょっとくらいだったが、かなりの距離を歩くため、汗はかなり出る。ここはバイスサワーだなと思ったが、壁にパンチレモンサワーとあるので、それを頼んでしまった。合わせるつまみは枝豆の老酒漬け。



むむ、レモンサワーはちょっと甘いのだが、かなり強烈な酸味が嬉しい。枝豆の老酒漬けもあまり酒臭くなく、一段、深みのある味だ。

続いてタコ頭刺しを注文。タコ刺しと言えば、あずき色の皮がついているのが普通なのだが、それを取り去った全体真っ白なお姿。これ、自分で注文しなければ、何の刺身だか分からないかも。



そしてバイスサワーを追加。こちらも酸味が効くね。



あまりたくさん食べるタイミングではないので、最後に炭酸を効かしたハイボールと玉子焼き。玉子焼きは箸で持ち上げにくいほどトロトロ。

 

これで満足して、もう少し西方面のギャラリーを見ていくことにしよう。


久しぶりの生ちらし

2016年07月23日 12時23分01秒 | 食べ歩き
移動中、さっぽろ駅に到着。この辺で昼食を食べることにしよう。前回、改装中で振られた焼肉店も良いかと思ったが、結局「S」鮨へ。ランチメニューがいろいろある中、どうしても心惹かれるのは生ちらしだ。ゴールデンウィーク中に帯広で食べて以来かな。

やや少し待っていると、生ちらし、サラダ、茶わん蒸し、吸い物(写真外)がやってきた。さて、今日は本体にわさび醤油はかけず、小皿で醤油につけて食べ進むことにしよう。生ちらしに乗っていたのは、マグロ、海老、イカ、タコ、白身(種類分からず)、ニシン、ホタテ、玉子、イクラ、トビッコと、これだけあれば十分だろうというネタだ。



ちょっとご飯が少な目な気がしたものの、そこはサラダ、茶わん蒸しの脇役陣がフォロー。最後にイクラ+トビッコで残ったご飯をガッと食べるのも、いつもの事であった。やっぱり寿司屋の生ちらしは美味いね。

心配なのは先客なし、後客1名だったこと。私は一人だからカウンター席に座ったのだが、後から来た客は座敷席に座っていた。寿司屋のカウンターの居づらさと、4人用の座敷席に一人で座るのと、どっちがベターだったのか。この空き具合からすると、座敷席の方が正解なのかもしれない。私は体が硬いので、椅子席の方が喜ばしいのだが。