散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

春の東京(9)地方麺

2017年03月03日 21時47分49秒 | 食べ歩き
今日は最後に食べてみたいものがあった。以前、新橋で岡山のラーメンを食べたが、この蒲田にも「徳島中華そば」という看板の店があったのだ。さすが東京、地方のラーメンが食べられる店もある。札幌ではなかなかこうはいかないのだ。

ということで、一番オーソドックスな中華そばを注文。今になって考えてみると、徳島ラーメンには生卵を乗せて、ライスを注文しなければならなかったかもしれないが、そんなには食べられない。



さて、中華そばといってもいわゆる懐かしい昔風ラーメンという訳ではない。甘辛く煮込んだバラ肉が乗り、味も全体的には甘く濃厚なのだ。但し、今回食べたのは「茶系」と言われるほど、色も味も濃くはなかった。少し、東京に寄せているのかもしれない。

まあ、かなり酔っていたので、今一つ記憶が定かではないのだが…。



これにて本日は終了。ホテルに戻り、アイスクリームを食べ(何やってるんだ)、早々に撃沈。

 

春の東京(8)蒲田のバー

2017年03月03日 19時32分00秒 | 飲み歩き・東京
最近、日が長くなってきた。



蒲田というと雑然としたエリアというイメージもあるのだが、そんな中、鄙にもまれな(失礼)なかなか良いバーがある。ということで、何度目かの訪問になるバー「CT」へ。

バーテンダー氏は多分、初めてお会いする方だろう。様子見にウイスキーソーダ割りを注文すると、相談の結果クライゲラヒで出してもらうことになった。通しはハーブチキンとバゲットにタプナードである。



2杯目は「アクアビットベースで」とお願いし、アクアビット+シャルトリューズヴェール+レモンのスッキリと強いカクテル。



3杯目は「ウイスキーは何がいいですか」と相談し、ダルモア12年のロブロイ。

 

これは濃厚かつしっかりした味わいだ。このバーテンダー氏もなかなかだわい、と思いつつ、本日はこれまで。相当酔ってきた。


春の東京(7)立ち飲み2軒

2017年03月03日 18時08分48秒 | 飲み歩き・東京
さて、蒲田に移動し、今回は事前に調べて置いた店を初訪問と行こう。1軒目は焼きトンが主と思われる「BB」へ。まだ外は明るいが、先客4名。ちょうど良いくらいの客入りだ。場所を確保し、ホッピー黒を注文。



さて、焼きものだな。ということで、カシラとシロを注文。少しの間、焼き上がりを待つ。

 

ほう、臭みのないすんなりした味わいだ。次はタレ味だなということで、ハラミとつくねを注文。

 

おや、甘さのないタレがちょうど良い。ハラミの味も良く分かるし、つくねの方はスパイスとニラを効かせた個性的な味だ。

煮込みは内臓刺しも行ってみたかったが、他の店に行きたくもありこの辺で勘定をしてもらう。少し疲れが出ているのかも。



2軒目は歩いて1分もかからない「U」へ。こちらは先客無しだったが、すぐに1名来てくれて、助かった。まずは牛すじ煮とレモンサワーを注文。



串に刺して煮込むタイプか。塩、タレときて、しつこくない味噌味もいいかもね。それからこの店名物のうなぎ串を注文。飲み物はシークワサーサワーに切り替える。

 

うなぎは一部焼き過ぎの感もあったが、基本的に力強い味のものなので、しっかりうなぎの味がした。ここでは国産うなぎしか使っていないのだそうだ。もう一つ何かと思い、壁の短冊にある「仙台名物どんどん焼き」とは何か聞いてみると、「お好み焼きです」とのこと。私のイメージでは昔の東京のものという感じだが、あちこちの地域でも名物らしい。

お好み焼きはちょっとなあと思い、うざくを注文する。わかめと胡瓜の酢の物の上に、今焼いたばかりの鰻が乗ってきた。



ほう、これは香ばしいうざくだね。値段も安いし、ちょっとうなぎを、というのにはいいかもしれない。大して食べていないが、締めに食べたいものがあるため、このくらいにしておく。


春の東京(6)フライング

2017年03月03日 17時21分07秒 | ART
有楽町で東京国際フォーラムの中で、銅像を見つけた。いったい誰かいなと思って近づくと、ああ、太田道灌(朝倉文雄作)か。これは東京にピッタリの人物だった。



さて、実はまだ時間はそこそこ早い。さすがに展示会を1日中見てもいられないので、程々の時間で切り上げてしまったのだ。ということで、今日は三菱一号館美術館に行こう。

■三菱一号館美術館「オルセーのナビ派」。
エミール・ベルナール「炻器瓶とりんご」:何の器か良く分からないが、茶器が描かれているようにも見える和風の作品。
モーリス・ドニ「テラスの陽光」:色彩の緑、水色、赤、茶、オレンジと多彩なところがいい。水色は久野志野に受け継がれているようにも思える。
モーリス・ドニ「10月の宵、若い娘の寝室装飾のためのパネル」:中央の女性2人が仏様のようだ。

ケル=グザヴィエ・ルーセル「人生の季節」:4人の女性が春夏秋冬と若さから老いまでを表現している。
ピエール・ボナール「庭の女性たちシリーズ」:4枚組の縦長の作品。ジャポニスムか?
フェリックス・ヴァロットン「化粧台の前のミシア」:強い陰影で描かれており、ミステリ小説の挿絵のようだ。

フェリックス・ヴァロットン「室内、戸棚を探る青い服の女性」:現代の日本の推理小説で「日常の謎」というジャンルが生まれたように、絵画でも神話や伝説によらない「日常の謎」というジャンルができたのではあるまいか。
フェリックス・ヴァロットン「自画像」:テクノカット文化人という感じのヴァロットン。もてそうだ。
モーリス・ドニ「窓辺の母子像」:海の見える窓の前にいる穏やかな母子像。地味だが安心感がある。

エドゥアール。ヴュイヤール「公園シリーズ」:9枚組の5枚がオルセーにあるらしい。どこかにかすかな不安感を感じる連作。
ルドン「グラン・ブーケ」:今回の出品ではなく、常設展示されていると思うが、これが見飽きないいい作品なのである。

全体に写実というより、ある種の単純化(形や色彩)がされたナビ派だが、私にはニッチな隙間産業という気がした。作品の中にはルノワール、ムンク、モロー、ルソーを思わせるものがありつつ、かといってどれでもないという感じ。印象派でも点描でもなく、ものすごい名作があるという訳ではないが、何となく気になる展覧会、という気がした。

 



今日は一か所で済ませて置いて、有楽町から蒲田に移動する。

春の東京(5)省略気味で

2017年03月03日 15時15分10秒 | 旅日記
2日目の朝食も変わり映えしない感じで…。トマトクリームスープを飲んだ。



今日も東京ビッグサイトへ。基調講演を一つ聴き、昼食は例によっておにぎり。昼の混雑が嫌なので朝買っておいたが、もう写真を撮る気もなかったようである。午後は展示ブースを見て回る。



何とか仕事を終了し、今日は国際展示場駅から新木場へ。日中のりんかい線はガラガラだ。その後、新木場から有楽町に移動する。