散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

本当の最後

2017年03月19日 20時49分25秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日の本当に最後は、琴似のバー「D」へ。1杯目はアラン・ソーテルヌ・カスクフィニッシュ。ソーテルヌの甘い香りがするが、飲んでみるとアランのカスクだけあって、妥協のない強さである。



2杯目はエクスクルーシヴ・ブレンデッドモルト・20年(クリエイティヴ)。これはフルーツ感もあり、バランスよくできた味。



3杯目は新入荷のカリラカスクを行こうかと思ったが、疲れを感じてきて、アグリコールラム+GET31+ディタのカクテル。ミントとディタの個性派がいい勝負をするところ、さらにラムのベースの力が拮抗するというなかなかのカクテル。これは相当いい仕上がりではなかろうか。

 

これで本当に帰宅。もう疲れた。就寝(さすがにもうしばらくは起きていたのだが)。

締めは琴似で

2017年03月19日 19時27分55秒 | 飲み歩き・琴似界隈
体への負担を考えて、夕方に帰ってきた。明日は休みだし、とりあえず軽く一杯行くしかないな。

ということで琴似の名居酒屋「F」へ。かなりの混雑状況だが、何とかカウンター席の隅に座ることができた。まずは燗酒を注文し、通しはかじかの子醤油漬けとおろし和えでスタート。



やっぱりこの店は刺身だよな。ということで宮崎から届いた春かつお刺しを注文。右側の銀色の皮がついているやつも、かつおなんだそうだ。一瞬、何かと思ったが、腹側の身かなあ? 左側の部分はまだあっさり目のかつお刺しだ。この店ではこれを山わさびで食べるのだ。



そして、出張中は魚料理が圧倒的に多かったように思う。ここで肉が食べたくなり、スペアリブを注文。先ほどの山わさびをこちらにも適用して食べる。やっぱり肉はある程度食べるべきだな。



肉の量がそこそこあって、これにて満足。ご飯ものはやめておこう。


春の東京2(15)羽田

2017年03月19日 18時32分46秒 | ART
新橋から京急に乗り、羽田空港に到着。

■羽田空港美術館ディスカバリーミュージアム「未来をつなぐレガシー展」。あまり興味はなかったが、時間つぶしに立ち寄ってみた。

確か日本最古のハンマー投げ用ハンマーだったかな? 説明書きが白く飛んでしまい、何も見えない。



ナディア・コマネチのサイン入り体操服。



オリンピックのキャラクターが展示してあったが、ほとんど覚えていない。どうして日本が参加しなかったミーシャ(モスクワ五輪)が一番記憶に鮮明なのだろうか。





この後、飛行機は円滑に飛び、千歳空港に到着。エアポートも今日は快調。札幌駅で小樽行きの快速に乗るべきところを、手稲行きの普通に乗ってしまうという失態があったが、まあ、数分しか違わないか。

これにて今回の出張記は完了。

春の東京2(14)新橋

2017年03月19日 14時01分59秒 | 飲み歩き・東京
日曜日の上野の混雑ぶりは酷い。大人もいるし、動物園などからの流れか、家族連れも多い。どこかで飲み始めようかと思ったが、余りの人出にギブアップし、御徒町方面に行くも見失い、秋葉原に到着。また私は秋葉原というのが好きじゃないんだよな。

ということで、結局、新橋へ。しかし、なかなか12時過ぎから開いている飲み屋はない。今日は日曜日ということもあるよなあ。歩いているうちに、13時開店の「B」へ。今年の1月以来の訪問だ。

まずは酎ハイと沢庵でスタート。店の人が「美味しい沢庵」と言っていたのだが、確かになかなかいい。



そしてポテトサラダ。オーソドックスな味。何しろ130円だから、何の文句もない。



次にこれも今日のおすすめ、マグロ刺し。開店と同時に入ったので、切りたてのマグロがやってきた。見ていると、ある程度の量を作り置きしているようなので、早いうちが正解かも。生スダチサワーを追加する。



もう一軒は行きたいよね、ということでまずはここまで。



しかし、2軒目もなかなか見つからない。ということで、諦めて、昼から飲めるチェーン店「H」へ。腹がいっぱいになってきたので、炭酸を避けて、日本酒を注文。しかし、余程の酒飲みに見えるんだろうなあ。



つまみはやきとりネギ和え。そして餃子3個。ここの餃子は悪くないように思う。

 

小食のため腹が苦しくなり、まあ悪くない時間になったので空港に移動を開始する。


春の東京2(13)上野続く

2017年03月19日 12時37分21秒 | ART
■上野の森美術館「VOCA展」。コインロッカーないのか~。
篠原愛「サンクチュアリ」:女性と尻尾が蛇のようになった雷魚を描いた、アニメ的でもある作品。
Nerhol「Their Portraits(Nobuhito.M)」:200枚の同じ顔写真を重ね、上からカッターで削っていった彫刻作品。痛々しい。
鈴木其真「Ghost#4」:ライトボックスで白い家のポーチを作り出した作品。実在感がある。

仲田絵美「よすが」:早逝した母親の服を着て、父親に写真を撮ってもらい、その後の父との会話も含めての作品。難しい。
田島大介「強制的孤独景色」:九龍城のような風景を、実に細かく描きこんだ作品。
佐竹真紀子「Seaside Seeds」:仙台の荒浜をベースに、東日本大震災から生まれた作品。青く塗った木製パネルに、エイ、人々、建物の屋上に避難する人、漁をする舟などを描いているが、どことなくお祭りのような楽しさがある。

村上華子「ANTI CAMERA(OF THE EYE)#P4」:オートクロームという手法で、浮かんできた宇宙のようなミクロの世界のような写真作品。プログレのレコードジャケットにもこんな色合いがあったような気がする。
照沼敦朗「ミエテルノゾムの夢製造伝奇」:視力に関係する物事を並べた、非現実的な世界。ところどころにモニターが埋め込まれ、画像が動くのもあるが、作品全体のイマジネーションから目が離せない。



ついでに、上野の森美術館ギャラリー、金氏徹平「記号は記号ではない」も見る。



今日は早めに帰ることもあり、美術館巡りはこの辺で終了。疲れた。

春の東京2(12)上野

2017年03月19日 11時10分01秒 | ART
今日は悩んだ結果、国立西洋美術館から見ていくことにした。開館の15分前に着くが、予想を上回る行列(50人くらい?)。外国人の団体客もいるな。しかし、この展覧会って、人気あるんだっけ?

■国立西洋美術館「シャセリオー展」。
シャセリオー「16世紀スペイン女性の肖像の模写」:古典的な技法を完全再現。素晴らしいテクニックだ。
シャセリオー「プロスペール・マリヤの肖像」:黒地に黒服を着た男、完成された肖像画と言えるだろう。
シャセリオー「黒人男性像の習作」:宙に浮かぶかのような黒人男性、そして周りに手のスケッチ。完成していないところが面白い。

ギュスターヴ・モロー「アポロンとダフネ」:シャセリオーと関係があったのは、アングル、モロー、ルドンなど。私の好みでもある。
シャセリオー「サッフォー」:今まさに崖から身を投げんとする女性。目力が強い。
ギュスターヴ・モロー「牢獄のサロメ」:細かい所が上手いんだよな。

シャセリオー「泉のほとりで眠るニンフ」:森の中で眠るニンフという幻想性と、モデルがアリス・オジーという女優だったという生々しさが両立。
シャセリオー「カバリュス嬢の肖像」:古典的な肖像画というよりは、幻想性を感じさせる。白い服と白い手に目が行くね。



シャセリオー「授乳するムーア人女性と老女」:東洋的なものにも興味を持ったらしく、目力のあるオリエンタル美女が得意。

ほぼ先頭で入ったので、全くストレスなく見ることができたが、私が見終わるころには作品の展示している前は完全に人がつながった状態になっていた。しかし、あんなに沢山いた行列の人たちはどこに行ったのだろう。

と、思い常設展示場に行くと、世界遺産登録のせいか、建物をしきりに撮影している人が多かったな。

常設展示は昔紹介したものもあるはずだが、いくつかの作品をお見せしたい。

エル・グレコ「十字架のキリスト」。これが常設してあるというのは流石だ。



スケッジャ「スザンナ伝」。2015年の新収蔵品。



14世紀シエナ派「聖ミカエルと竜」。小動物をいじめているようにも見える。



ロダン「オルフェウス」。



レオナルド・ビストルフィ「死の花嫁たち」。



シャヴァンヌ「貧しき漁夫」。



ハンマースホイ「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」。ピアノを弾くと言いつつ、何とも言えない静寂感。



また、常設展示場内では「スケーエン:デンマークの芸術家村」と題した、展覧会が開催されていた。
ミカエル・アンカー「ボートを漕ぎ出す漁師たち」:報道写真のような、プロレタリア風絵画。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「スケーエンの南海岸の画家たち」:逆光で海が輝き、ヨットが走っている。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「クリストファー邸の前で、スケーエンの真夏の夕べ」:北欧の夏は日が長く、どこか北海道に近いものがある。

ミカエル・アンカー「海辺の散歩」:女性5人の優雅な散歩。
ミカエル・アンカー「草原を歩くアンカー夫妻と娘ヘルガ」:これは印象派の明るさだ。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「室内で漁網を直すクリストファー」:パイプをくわえたいい男。

ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「ばら」:薔薇の向こうでデッキチェアに座り新聞らしきものを読む女性。
ミカエル・アンカー「奴は岬を回れるだろうか?」:むんむんと男くさい、漁師たちの集団。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「刺繍をするマリー・クロヤー」:美人の奥さん自慢という感じか。

どの作品も、素晴らしい天候の元、のびやかに描かれている。また、地元の漁師の肖像も多く、いい関係を結べていたのではあるまいか。



こういうのを見る機会というのは、羨ましいものだ。

春の東京2(11)朝食

2017年03月19日 08時24分30秒 | 食べ歩き
初めてのカプセルホテル。6時頃に目が覚めたが、しばしダラダラ。そういえば、トイレに行きたくて夜中に目が覚めたのだが、カプセルはほぼ満室になっていた。やっぱり東京はカプセルホテルに泊まる人、沢山いるんだね。

7時半頃に軽朝食が用意されているというラウンジに行く。すでに何人かが来ていたが、混雑というほどでもない。一人当たり、パンは2個まで、コーヒーは一杯までという制限付きの朝食である。



そういえば、バターではなく、マーガリンを使うのはものすごく久しぶりかも。この後、8時過ぎに着替えをしてチェックアウト。美術館が開くのが9時半なので、あまり頑張って早出してもしょうがない。



今日も東京は快晴。暑くなりそうな予感がする。