散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20180428最近読んだ本

2018年04月28日 23時39分19秒 | 読書
■「遠い国からきた少年」樋口有介
ムエタイの達人にして、探偵の裏稼業を受け持つ主人公。アイドルグループのメンバーの自殺に関して調査を依頼されるが…。主人公の飄々としたところ、無敵感と、唯一にして最大の弱点が面白い。

■「遥かなる星2」佐藤大輔

■「グリフォンズ・ガーデン」早瀬耕
人工知能の研究に取り込む主人公と、コンピュータ中で進行する物語。二つの世界がないまぜになった感覚とほのかな恋愛ストーリーで興味深く読ませる。

■「筒井康隆入門」佐々木敦
筒井康隆の執筆史と主要作品を一通り紹介する。今一度、筒井の作品を読んでみたくなった。

■「ヤキトリ2」カルロ・ゼン

■「メカ・サムライ・エンパイア 上下」ピーター・トライアス
ゲーマーの主人公が巨大ロボットのパイロットを目指す。と言っても、陽気な成長物語とは言い難く、主人公に関わった人間は相当に死に、戦争と独裁体制の悲惨さが戯画的に描かれている作品。ロボットの戦闘シーンは面白いが、主人公がいきなり軍の訓練について行けるあたりは、「やっぱりお前、才能あるんじゃねえか」と言いたくなる。

■「キングレオの冒険」円居挽
シャーロック・ホームズ物語をベースにしたような事件が起きるが、ホームズ役はもちろん、ワトソン役が相当に優秀ということで、イライラせずに読める。もう一人の老探偵との推理合戦が、円居らしい。

以下、図書館の1冊。
■「淀川でバタフライ」たかのてるこ

20180428ギャラリー巡り

2018年04月28日 15時49分56秒 | ART
本日は大丸→道銀駅前支店→文学→鴨々堂→三越→SONY→さいとう→ひと粒→大通→グランビスタ→道新→DO-BOX→資料館の13か所。まだまだ休みもあるので、無理に頑張らなかった。

■北海道立文学館「没後50年子母澤寛 無頼三代 蝦夷の夢」。そもそも子母澤寛の小説を読んだことがないが、三岸好太郎の義兄弟であることと、展覧会のポスターに猿を頭にのせた子母澤の写真が載っており、やけにユーモラスに見えたので行ってみることにした。

展示物もあまり本、原稿には興味が持てないのだが、小原道城書道美術館から、高橋泥舟、勝海舟、榎本武揚の書が出品されていた。予想通り、三岸好太郎の作品も展示されていたが、こちらは「自画像」「兄及ビ彼の長女」「海」「海洋を渡る蝶」と三岸好太郎美術館所蔵のものばかりで、初見の作品は無かった。「兄及ビ彼の長女」の「兄」が子母澤寛だそうで、「そういわれてみるとそうか」と今になって気がついたのであった。

この他、子母澤の短編がもとになり「座頭市」が作られたそうで、勝新太郎とのツーショット写真(グラフ誌に掲載)に「男の中の男二匹」などと書かれているのも、興味深い。




→頭に猿を乗せるのがトレードマーク。ちなみに飼っていた猿は3代ともに「三ちゃん」という名前だったそうだ。

文学館1階にある、會田雄亮「春悠々」。こういうのも大切にしておかないと、破棄されたりするからね(と、東大への嫌味を言ってみたり)。



■鴨々堂「第三回アール・ブリュット札幌展 声をかたちに」。
畑中亜未「無題」:火災や噴火、地震による災害被害を淡々と描いた、セルフコレクションのような作品群。かなりの大事故であっても、これをみなければ全く記憶によみがえってこないようなものが沢山あり、人間って適当だな、適当でないと壊れるしなと思う。

すすきのの南側で三岸好太郎生誕地を撮影。彼が自分の生まれをルーランとしていたのは、思い違いかイメージがピッタリだったので意図的にそうした、ということらしい。実際はここが生誕地なのだそうだ。

 

■三越ギャラリー「植木寛子 ヴェネチアガラス展」。カラフルなヴェネチアガラスでなかなか見ごたえがあると思う。

■ソニーストア札幌ギャラリー「動物写真家 小原玲作品展「アザラシの赤ちゃんからシマエナガちゃん」」。動物に興味のない私だが、シマエナガ(小鳥)の様々な瞬間をとらえる技量は素晴らしいし、動物たちは実に可愛い。

■さいとうギャラリー「第9回有限会社ナカジテクス」。いつも楽しい展覧会なのだが、私には欲しいものがない。

■galleryひと粒「A Strange Traveller」。副題に「北の港町「O」への旅」とあって、小樽の街角写真の展覧会だ。

池内GATEのエレベータの横にある表示。今どきあまり見かけないと思う。



■グランビスタギャラリー「栗谷川健一展」。新しい情報がまるで入らないと思っていたら、4月2日からこの展覧会が開催されているようだ。リーフレットを市内のギャラリーに配布するのをやめたのだろうか。

桜の花に興味はないが、札幌は急速に春めいてきた。


料理なかなか

2018年04月28日 15時30分39秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
まあ、ゴールデンウィーク初日だしね、いいんじゃないか? と自問自答した私は、久しぶりにすすきの駅直結の居酒屋「M」へ。開店すぐに到着したと思うのだが、すでに常連が席をうめだしている。まあ、左奥の二人組は初めての人たちのようだし、そんなに常連チックでもないか。

飲み物はハイボールでスタート。食べ物は「ちょうど、できましたよ!」と言わんばかりにカウンターに出された大皿料理のカレイ煮付けをもらうことにした。尻尾の方の半身だが、極めてほんのりした味付けで、カレイそのものを生かしているように思う。



飲み物は焼酎お茶割りに転じて、マカロニサラダを注文。他にも生きのよさそうな刺身や巻物などもあったが、控えめにしておこう。マカロニサラダには少しだけ醤油と黒コショウをかけて食べると、これがつまみにいいのだ。



2杯2品で良い所ではないだろうか。


検診明け

2018年04月28日 11時10分53秒 | 食べ歩き
今日は薬をもらうための検査ということで、通常の出勤時間並みに病院へ。少しフライング気味に早く受付ができて、検査も早めに終了。内容的にも全く問題の無いものであった(ヒント:薬を何種類も飲んでいるから)。

その後、薬局では分包機の調子が悪くなるという問題で待たされたが、10時半にはすべて終了。さて、この時間から食事をとるとなると、いつものイタリアン店もあるが、今日は蕎麦だな。

ということで、札幌駅近くの「S」へ。開店すぐに来たのだが、それでも先に来ている客が数人いる。一体この人たちは、朝食を食べているのか、それとも昼食を食べているのだろうか(ま、人それぞれか)。そんな私は、いきなりつくねと北の勝大海を注文。



タレ味のつくねを、わさび、海苔、温泉玉子と3種の薬味でそれぞれ食べる。この店はテーブルに切り海苔がのっており、これをつまみに応用するとなかなか楽しめるのだ。

普段ならもう一種類くらいつまみと酒を行くのだが、今日は突然蕎麦が食べたくなった。梅を使った季節のメニューに紛れ込んでいた、かき揚げ蕎麦を熱いのでもらおう。どちらかというともり蕎麦ばかり食べる私には、珍しい注文だ。

蕎麦が思ったより早くやって来た。酒を飲み干して、早速蕎麦から食べる。



蕎麦そのものはまあ取り立てて特徴はない。かき揚げは表面を見た感じよりはかなり分厚く、上に集められた海老はなかなかちゃんとしたものだ。歯ごたえのあるうちに一口、そして段々と汁に崩れていくところを楽しむ。ほお、これは悪くないね。

さらに途中から残しておいた温泉玉子と、またもや薬味の海苔を投入。蕎麦に玉子と海苔をからめて食べると、これまたちょっと違う風味となった。全体的なボリュームもなかなかあり、これが510円というのは、悪くないね。

それではこの辺で、今日の本屋&ギャラリー巡りに行くとするか。