散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

クラフトジン

2018年05月05日 20時42分52秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日の3軒目はすすきのの北側にあるバー「C」へ。あれ、前回に続いて、今日もマスターがいないのかと思ったら、土曜日は試験的に出勤時間を遅らせているとのこと。「まあ、マスターも年だからね」と言ったら、先客の二人も常連さんらしく、賛同の笑い声があがってしまった。

1杯目はいつものウイスキーソーダ。2杯目はと思ったら、目の前に見たことのないボトルがある。聞くと、先日発売されたばかりの紅桜庭園作のクラフトジン「9148」ではないか!

これは飲まずにはいられないと、早速頂くことにした。ちゃんと冷凍庫に1本入っているらしい。



飲んでみると、いろいろな香りがして、確かにクラフトジンの名に値する味わいだ。特に北海道産の原料としては、日高昆布、ブルーベリー、干し椎茸、切干大根を使っているらしい。それぞれ単独の香りは分からないが、何となく和風の風味があるような気がする。

段々飲んでいるうちに温度が変わって味が分かるようになってきたので、これはあえて常温で飲むというのも良いかも知れない。

美味いジンを飲んだところで、4軒目のバー「n」に移動する。1杯目はこれまた珍しい、大葉とライムのカクテル。大葉の香りが非常に強いが、飲んでみると甘酸っぱくて、青臭さの全くない味わい。これは美味い。



2杯目はカモミール風味のグラッパ+カンパリ+グランマニエ(オールドボトル)のこれまた大変良くできたカクテル。「カンパリに何か合わせて…」と注文したところ、「分かりますか?」と出されたものだが、グラッパとは全く分からず…。複雑な味わいなのだ。

 

さあ、4軒8杯でもう私も限界だ。明日は休養日としよう。


一度行ってみたかった

2018年05月05日 17時07分25秒 | 食べ歩き
本日の2軒目は一度行ってみたいと思っていたホルモン焼の「K」へ。開店が15時なのと、値段が非常に安いのが気になっていたのである。とは言え、早い時間帯なので、さほどの混雑はなくカウンター席に座る。

飲み物はホッピーセット黒だな。そしてメニューを眺めるが、うーむ、確かに安い。



カウンターは2席にひとつのコンロがあり、綺麗にまとまっている。煙の吸引もしっかりしているようだ。



注文の第一弾は店名を冠した「K」ホルモン(120円!)、豚ハツ(160円)、豚サガリ(220円)だ。まず値段に驚くよね。それから、肉そのものにも下味がついているそうだが、つけダレ(50円)も別途付けてもらう。



早速、焼いていくが、一人焼肉の寂しさは、コンロ上の寂しい感じがぬぐえないところだな。



肉は量こそ若干少な目だが、味は悪くない。私の好みと若干違うのはタレで、ちょっと甘酸っぱすぎるような気がするね。もう少し醤油寄りか、辛味がある方がいい。卓上にコショウがあったので大量投入してみたが、甘酸っぱさは隠しきれなかった。

注文の第二弾は豚スライス軟骨(190円)、鶏もも(190円)、それにホッピー用の焼酎をお代わりだ(写真なし)。今日は野菜を食べずにホルモンまっしぐらだったが、ま、こんな感じにしておこうかな。

この値段で楽しめる上に、店員さんの感じもなかなか良かったことを特筆しておきたい。


日本一小さいかもしれない

2018年05月05日 15時29分23秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
西11丁目から狸小路を歩き、すすきの方面に向かう。どうやら雨は降らない感じになって来たか。



その途中で、一度行ってみたいと思っていた立ち飲みバー「O」に行ってみることにした。ここは札幌の美術好きならご存じだろうか、かつて狭いことで有名だったGallary New Starがあった所だ。あの狭い場所が店になっているのである。



今回も店内をのぞき込んだが、もう人でいっぱいに見える。諦めそうになりかけたが、前回もここで挫折しているので、「入れますか~」と声を掛けながら突入。何とか店に入ることができた。といっても、先客はたった3名なのである。

上限はカウンター側にも客を入れると7名までは行けるらしいのだが、とても信じられない。店の前には「日本で一番小さい? 立ち飲みバー」という趣旨のことが日英2か国語で書いてあるの。

まだメニューもどこにあるのか分からない状態で、とりあえずあるだろうと思い、赤ワインを注文。他の客の手を通じて、ワインが到着した。



店の狭さと合わせて、もう一つの関門が自分の人見知りだ。このワインが一杯目になるので、まだとても社交モードに入れない。先に来ていた方は、常連ぽい人1名と九州出身・東京在住ながら、男性だけが札幌に単身赴任しており、ゴールデンウィークなので女性が遊びに来たという二人連れだ(何もせずとも、素性が分かってしまう)。

私は会話に入るきっかけをつかめぬまま、スマホをずっと見つつジンソーダ割りを追加。



私の振る舞いはこういう場所で一番ダメなパターンじゃないか! その後、二人連れは札幌の街を歩くのに行ってしまい、何とも言えない雰囲気のまま、私も勘定をしてもらった。

まあ、しょうがないということにしておこう。

20180505ギャラリー巡り

2018年05月05日 14時58分01秒 | ART
本日はHOKUBU記念絵画館→エッセ→紀伊国屋→道新→500m→コンチネンタルの6か所。

■HOKUBU記念絵画館「目をつぶり 感じるもの」。
高橋美則「奈良坂・秋」:山の向こうに大仏殿の見える風景。ザ・日本風景である。
高橋美則「枯山水の庭」:中央に大きく白い敷き砂を描いてあり、その間が素敵である。
村井貴久子「集合住宅」:美術大学卒業後、45年間制作を休止しており、そこから描き出したという方。大きくカラフルな風景画が多かったが、建物・花・動物の存在感が等しく描かれており、かなり抽象寄りにも見える。

その他、加藤八州ルームのようなところもあり、展示が一層充実してきたように思う。

■ギャラリーエッセ「八子直子、鴻上宏子、會田千夏、3人展。」。
八子直子「くもま」:床に置いた鏡の上に、木に描いた黒雲のような物があり、さらに正面の壁にも雲だろうか。絵画というよりインスタレーションと言った方が近いかな。
會田千夏「いきもののためのドローイング」:緑と黄色を中心に、触手や種と莢のようなものを描いた作品。

■500m美術館「はじめにロゴス(言葉)ありき」。



高橋喜代史「poster」。アラビア語のエクスクラメーションマークは左端に来るんだねえ。



文月悠光(作品名と表示が対応付かず)。「作品調整中」の表示もあったが、どの辺がそうなのかは不明。



渡辺元気「雪平鍋」。文字を何層ものレイヤーに分けている。正面から見るとちゃんとした文字に見えるが、横から見ると文字が解体されていくかのようだ。作者の言葉にも「速読はさせません。」とあった。



TOLTA「ポジティブな呪いのつみき」。人を前向きな気持ちにさせる一方で、脅迫的な呪いのようにも感じられるメッセージを集めた作品。確かにそういう言葉って多いかもしれない。



ワビサビ「DUST」。塵で作られたようなフォント。どんな文章かというと…

 

樋口雅山房「恐龍幻影」。書家のこういう作品は非常に面白い。



樋口雅山房「土偶十六羅漢図」。これもいい、もっとやれ!



※申し訳ありません。後日、作者名・作品名などを記載する予定です → 5/13やっと記載しました。

■コンチネンタルギャラリー「「空を泳ぐ人」マリカ個展」。画面に勢いを表す線を引く「効果線シリーズ」の作品群が展示されていた。
「突き飛ばされた人」:もう、この人は自分の体をコントロールできなくなっている。
「飛び込む人I」:何だか積極的に飛び込んでいるように見える。
「飛び込む人II」:こっちの人は、逆に飛び上がっているくらいの勢いだ。

室蘭風かつ丼

2018年05月05日 11時42分50秒 | 食べ歩き
室蘭のかつ丼には別盛りの場合があるとは聞いていた。ご飯の上に卵でとじたかつが載るのではなく、鉄皿の上に玉子とじになったかつが載ってくるのである。そうなると、かつ丼ではなくかつ煮定食ではあるまいかと室蘭以外のエリアの人は思うのだが、いやいや、かつ丼と呼ぶのだそうだ。

この方式のかつ丼を出す店が札幌にもあり、一度行ってみたいと思っていたが、HOKUBU記念絵画館に行く途中(方向は地下鉄駅から逆)、立ち寄ってみることにした。生そば「K」という店である。



店に入り、一応メニューを眺めるも、まようことなくかつ丼を注文。かつを揚げる所から始まっているようなので、少し時間がかかったが、かつ丼が到着した。ほほう、これはかつ丼と言っていいのかもしれないな。



まずご飯はふたをした状態でどんぶりに入っている。これはまさに「丼」ですよという主張だ。そして味噌汁の碗がまた大きい。豪快なだけの食べ物かと思ったら、サラダがついてくるのもちょっと嬉しいが、全体的には量が多すぎるのではあるまいか。

そしてかつのアップだ。かなり大きめのかつ(丼に載らないので別皿になったという話もある)がちょうど良い状態で玉子とじになっている。そして洋食ですよと控えめに主張するかのような、グリーンピース3粒。さっそく食べようではないか。



かつはしっかり煮込まれた状態なので、サクサク感は皆無だ。しかし、蕎麦屋さんだけあって、出汁が美味い。また肉もかなり柔らかい。そしてこれでご飯をかき込むと、なるほど別盛りの理由も分かるなあ。このかつが最初からご飯に乗っていては、最初から最後まで同じになってしまう。ところが、別盛りになることで、しっかりした「飯」が味わえるのだ。

しばらくかつをおかずとして食べ進み、最後3分の1くらいになった所で、残った部分をご飯の上に移動して、いわゆる「かつ丼」としてみた。最初はどうなることかと思ったくらいの量だったが、もちろん満腹にはなったものの、全く苦しまずにすべて食べることができた。

なかなかの食べ物であると思う。しかし、ボリュームのせいもあるかも知れないが、値段は千円超えで、天丼よりも高いかつ丼なのであった。たまのご馳走として食べるといいのだろうか。