散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

うっぷん晴らし(3)

2019年11月16日 20時49分46秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
3軒目は非常に気になっていた蕎麦屋さん(もちろん飲める)があり、そこに行ってみたのだが、残念ながらかなりの混雑。雑誌に紹介されていたのだが、とてもお得な感じだったもの、しょうがないよな。

ということで、その建物を出て、辺りを見回す。明かりが見えるのは(時間はまだ相当早い)、立ち飲み「H」ではないか。久々に入ってみよう。と酔っぱらった足でよろよろと入店。おお、幸いというか、立ち飲みなんだろと突っ込むべきか、ほぼ全体が椅子席になっている。

注文はセットの中から、ハムカツセット。飲み物はデュワーズハイボールだ。ハムカツのハムはかなり分厚かったような気がする。キャベツが結構ついてくるのもありがたい。



というところで、自分が相当酔っぱらっていることに気が付いたようで、追加注文をせずに帰ることにした。これでうっぷんは晴れたのだろうか?


うっぷん晴らし(2)

2019年11月16日 19時50分21秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
さて、2軒目はもう決まっているいつものバー「N」へ。2週間ぶりかな。前回、ジャックローズを飲んだが、今回は同じくザクロを使ったアンタレスを注文(アクアビット+ライム+ザクロのオリジナルカクテルである)。



すっきり、そしてアクアビットの風味がある。2杯目はカルヴァドス+シェリー+抹茶リキュールのカクテル。これはカルヴァドスの甘い香りと味が最初に来て、中盤はシェリーで癖のない感じでつなぎ、締めにほんのり抹茶の味がでる傑作カクテルとなった。これ、いいんじゃない?



3杯目は久々に来たら増えていた日本のウイスキーの中から、富士御殿場蒸留所ディスティラーズセレクトシングルモルト2019をまず飲もう。



ちょっとドライな感じで、もう少し長く伸びるところがあると嬉しい感じ(あまり記憶が定かでない…)。1軒目の日本酒もひびき、結構酔っぱらって来たが、やはりこっちも飲みたいよね。と思うのがシングルモルト宮城峡2000'sだ。



余市と比較した時の宮城峡の印象はどうしても「軽め」ということになってしまうのだが、久々にこのクラスのものを飲むとしっかりとした重厚なボディに甘味も感じられる。これは今どき、なかなか嬉しいウイスキーだ。

ということで、4杯飲み、次の客も2組来たところで店を出ることにしよう。うーむ、酔っぱらって来たが、さてどうする。

うっぷん晴らし(1)

2019年11月16日 18時15分09秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近、何かさえないよね。東京出張も仕事ばかりだから飽きたし、疲労は抜けないし。ということで、時間のある今日はすすきのでパーッとやることにした。1軒目は久々にあの居酒屋行くかと思って行ってみたら、なんと予約貸し切り。人気のあるのは良いことだが、私も行けるようにしてもらえないだろうか(一人であの店の大きさで予約するという発想がなかった)。

切り替えて、同じビルの2階にある居酒屋「GIF」を久々訪問。日中街中には人があふれていたようにみえたが、ここは混雑していない様子。店の角の変形席に案内され(広さは十分)、角ハイボールでスタート。ここは通しが無いので、早速、マグロ刺しと肉付き軟骨揚げを注文。本当は刺身盛り合わせにしたかったんだけど、2名様用からで、値段からするとボリュームが多そうだったのだ。

先に刺身が来たが、まずはハイボールに合わせて軟骨揚げから。肉付きということで、肉の部分もあるのだろうが、衣が少々厚くカリカリしすぎのような気がする。もう少し、衣がソフトだったらなあ。



日本酒の国士無双を頼み、続いてマグロへ。おお、ちょっとサイズが小さいけど、このマグロは美味いね。身がしっかりしていて、味が乗っている。





マグロをひとしきり楽しみ、第2弾は葱たっぷりのモツポン、豚精肉タレ、そしてちょっとペースが早いが司牡丹を注文だ。

モツポンはかなりあっさりした味付けで、少しモツの臭いありだな。しょうがないので、タレをかけまわし、一味で少しスパイスを利かせる。まあ、にんにくを入れるとその味一辺倒になってしまうしなあ。



豚精は間違いのない味。肉に旨味があり、タレの甘味もちょうど良い。こちらには取っておいたわさびを乗せたり、一味をかけたりして食べる。



というところで、そこそこ酔っぱらい、腹も一杯になった。私も、もう少し注文で何を頼むのが良いか見極める力が必要だな。

20191116ギャラリー巡り

2019年11月16日 16時48分08秒 | ART
本日は北のモンパルナス→北海道大学博物館→北海道大学図書館→紀伊国屋→STV時計台通ビル→Ager→STV北2条ビル→HUG→CAI02→富士フイルム→大通→三越→スカイホール→さいとうの14か所。

■北のモンパルナス「松本五郎・菱谷良一 無二の親友展」。
菱谷良一「小樽港石炭積み出し埠頭」:小屋の質感が良くとらえられた小品。この他、菱谷の版画は非常に素晴らしく、今年作成された作品もいくつかあった。

美術関係者らしき見学者と画廊のオーナーの話を横で聞いていたのだが、今回、二人のアトリエを訪問して何を借りるか決める際、画を見ながら「これはいつ、どこを描いたもの」というのをすらすら答えてくれたそうだ(お二人ともほぼ100歳)。松本氏は今年病気で入院されたとのことだが、病院のベッドでもはがき大の画を描き「リハビリだ」と言っていたそう。何よりも毎日画を描くことを自分に課しているらしい。また、その二人は展覧会初日に来札されたということで、その超人ぶりには驚かされるばかりである。

二人の美術の先生であった熊田満佐吾の作品も3点ほどあった。この人は戦前治安維持法違反で検挙されたのだが、担当になった特高氏とは戦後も付き合いがあり、作品を贈っていたとのこと。その画は息子に伝わり、さらに今回、その息子さんが展覧会に来たとか。お二人の長い絵画人生、日本の不幸な時代も含めた歴史を感じさせる素晴らしい展覧会であった。



■北海道大学総合博物館「融ける大地」。ロシア連邦サハ共和国の自然や人々の生活、そして地球温暖化の調査結果を展示する展覧会。サハ共和国はほぼ全域が永久凍土層に覆われているのだが、近年はその凍土が融け、地面が陥没する事態が発生しているとのこと。驚いたのはこの地域で使われている温度計だ。目盛りが50度からマイナス70度まである(夏も結構暑くなり、30度になったりするらしい)。



■北海道大学総合博物館「トガリネズミ展」。トガリネズミはネズミの仲間ではなく、モグラ類の仲間で、「無盲腸類」という分類になるらしい。知らなかったが北海道に4種生息しているとのこと。とにかく体が小さく、見た人は必ず「小さい~」と言わざるを得ないお姿だ。北海道新聞にも展覧会の紹介記事が載っていたが、2時間食事を取らないと死んでしまうらしい。随分、大変な生き物だな。



北海道大学の図書館に久々に行ってみたが、昔とはずいぶん変貌しているようであった。何しろサイレントルームということで、いくつかのフロアは私語が完全に禁止なのである(注意書きを見ると、相当厳格な感じ)。久々に図書館で「本が多いなあ」という気がしたが、気軽にやって来て読書をするには気詰まりかもしれないな。なお、北方資料の展示を見たので、一応、カウントしておいた。

■STV北2条ビル「札幌大谷大学芸術学部美術学科 油彩専攻作品展」。
萩原壱成「白石さん」:白石さんは何鉄かな~、なんて妄想したりして。このほかにも道展に出ていた作品も多くあったが、なかなかの力量の作品が多い。



■富士フイルムフォトサロン「喜多規子写真展「MOMENT」」。印象的な写真が多く、良い展覧会だった。

■さいとうギャラリー「佐藤武展-無窮の果て-」。
「時空の果て」:あの空の切れ目の向うをついに描いたのか! と思ったら2017年~2018年にかけての作品だった。いやー、知らなかったな。しかしながら、向こうがああなっているというのは、SF者に言わせると、いささかイージーな感じがぬぐえない。

なお、大通美術館には来年の年初に行われる「楢原武正展」の直筆チラシが置いてあった。さすがというか、凄みがある。ありがたく1枚頂いてきたが、年初のこの展覧会は本当に楽しみである。

久々に学食、そこで迷走

2019年11月16日 12時21分13秒 | 食べ歩き
所要があり、北大の博物館ついでに中央食堂へ。何を食べるのか定まらないまま進み、目についた中で牛肉の何とか焼きというのを手に取った。こうなると、後は普通にご飯、味噌汁、小鉢となるのだが、妙に気になったカレー(中)を頼んでしまう。

なんだかカレー牛丼的な不思議な組み合わせになってしまった。



まずはカレーから。学生時代の私は実によくカレー(大)を食べていた。何と言ってもご飯の量が多く、値段の割に腹がいっぱいになるからである(いや、もっと食べることはできたのだが)。これはいわゆる普通盛りなのだが、ご飯を盛る量の多さに驚いた。

カレーそのものは昔からこんな味だったかなあ。実に懐かしいとしか言いようのない、もったりした味。あまり辛くないし、スパイスも効いていない。インドカレーとかタイカレーになじんでから食べると、こう感じるのかな。

思ったよりもカレーの量が少なかったので、ここでご飯に牛肉を乗せて食べる。おかずには事欠かず、結果的に良い組み合わせだった(のだろうか)。