散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

3都市巡り(5) JRの旅の締めはここ

2014年07月19日 21時43分25秒 | 飲み歩き・琴似界隈
恵庭の名店再会を果たし、後は帰るばかり。ちょうどやって来たエアポートに飛び乗り、一路、琴似へ。幸い座ることもでき、今日は読書も捗り(電車乗りっぱなしなので4冊読了)、無事に到着した。

JR琴似駅に帰って来た時の締めは、琴似のバー「D」である。まずは夏向けのカクテル、ミントジュレップから。



少し大きめのグラスで隙間があるため、ミントの香りが上手く立っている。ウイスキーはメーカーズマークで、何だか甘みを強く感じるね。

2杯目は白州シェリーカスク2014年。山崎の強い華やかさではないが、シェリーの風味の後押しで、普通の白州とは全く違った味。この位の主張がちょうど良いのかも。

 

冷酒が徐々に効いてきて、本日の最後はちょっとひなびた味、アイル・オブ・ジュラ・スーパースティッションにしよう。



店を出たところで、まだ行ったことのない立ち飲み屋さんに行きたくなるが、自重して歩いて帰る。結果的に正しい振る舞いで、良かった。

3都市巡り(4) 名店再見

2014年07月19日 19時20分12秒 | 飲み歩き・北海道内
駅前工事中の恵庭駅に到着。



恵庭には2010年に訪問した私の大好きな名店「T」があったのだが、2012年に行ったときには閉店になっていた。まさかあれほどの店がただ無くなりはしまいと、時々調査をしていたのだが、やはり移転再開していたのである。場所は以前とほとんど変わらぬ恵庭の飲み屋街、久しぶりの訪問である。

 

さすがにかなりの距離を歩いたため、1杯目はビール。通しにはさらしくじらと花ニラの酢味噌という、実に珍しいものが出てきて、期待が高まる。さらしくじらは歯ごたえ中心で味はほとんど無し。ここに花ニラの少し癖のある風味が効いている。



これは単品よりお任せにしてみようかな。続いて生タコ、チップ、本マグロの造り。生ダコはすっきり良い歯ごたえと良い香り、チップは上品な脂がしみじみ美味い。マグロは脂がくどくないなめらかな舌触りである。ここであわてて〆張鶴純に切り替え、酒と刺身の相性を楽しむ。



次は大物、米ナスの味噌田楽である。ここでちょいと甘く熱いものが嬉しい(恵庭は結構涼しいのだ)。水気を十分に残した茄子が美味いね。



苫小牧から近いとあって、ここでホッキ貝の酒盗バター焼が登場。酒も田酒山廃にチェンジ。どう考えても美味いつまみなのだが、酒盗は本当に隠し味になっていて、過剰な押し付けがない。主役のホッキを生かした味付けである。ダメだダメだと思いつつ、貝に残ったバター汁を少々飲んでしまう。



レンコンのめんたいはさみ揚げ、万願寺唐辛子のエビ肉詰めが到着。本来、それぞれ単品でも出ているのだが、お任せにしたため2品同時に食べられるのが嬉しい。レンコンはサクサクとねっとりの中間の揚げ具合。万願寺唐辛子は辛くないのだが、揚げてあるせいかどこか辛い予感の香りがしてくるのが面白い。そこにたっぷりのエビ、これは美味い。



酒も残り少なく、じゅんさいが到着。周りにゼラチン質のプルプルがたっぷり。これは良いじゅんさいだと思う。



そして締めに稲庭うどん。もう大満足だった。



店を出て、送って下さった女将さんに、「何回かお伺いしていたのですが、場所が移転してから初めてです。前の店が閉まっていたときはショックでした」という話をすると、どうやら私の顔を覚えていたようで、非常に喜んでいただけた。私が恵庭とは何の関係もないのにやって来ているのを知って、少々驚いたようでもあった。

また、気分のいい夏の日に、伺いたい店だ。日の落ちて来た中、駅へと向かう。


3都市巡り(3) 前衛かあ…

2014年07月19日 16時51分20秒 | ART
白石から長躯、苫小牧へ。苫小牧市美術博物館は駅から遠い。とは言っても帰りの電車まで約2時間半あるので、歩いて行こう。3つの美術館を巡るにはどの順番で行くのが効率的かというのはあるのだが、今回は苫小牧を最後にしなければならなかったため、まあやむを得ないのだ。

■苫小牧市美術博物館「青森県立美術館コレクション展 アオモリ・アヴァンギャルド 堆積する創造のエネルギー」。苫小牧市博物館が美術博物館となってから1年。この展覧会はその1周年記念の特別展覧会である。

工藤哲巳「あなたの肖像」:ビーチチェアに巨大な頭部と体の溶けた破片のようなものが残されている。人類の進化の末の姿なのか、それとも人類が滅んでとてつもない年数がたったのか。
工藤哲巳「カゴの中のカゴの中のカゴ」:3重のカゴの中には、それぞれ目が配置されている。監視の果てか?
高山良策「UFO飛来者」:乳房が6個、頭部には手のようなものがついた奇怪な生物。バサバサの髪の毛がある頭部から直接足が生えた生物は、宇宙人というよりは、日本の土俗的な妖怪のようである。妙にくにゃっとした近未来的な黒電話が面白い。

棟方志功「御吉祥大辨財天御妃尊像図」:フルカラーで135×69センチ。すごく高そうだ。
阿部合成「田園」:画としてしっかりしている中に、歪んだあぜ道からシュールの香りが漂う。
阿部合成「海を見る詩人」:灯台に吸い寄せられる詩人。海にオレンジ色の灯火。なかなか奇麗である。

今純三「露天、屋台店さまざま青森県画譜第3集」:作者は「考現学」を唱えた今和次郎の弟だとか。実に細かいスケッチで、屋台の「やきとり、おでん、和洋酒、茶めし、牛めし、ライスカレー」という看板書きを伝えている。
今純三「乗り物いろいろ青森県画譜第10集」:今度は様々な乗り物の画に加えて、大通の交差点をどっちからどっちへ、何の乗り物が何台移動したかという調査書きが記されている。これ、出版されたら好きな人も沢山いるのでは?(へえー、今調べると1973年に出版されているのか)。
伊藤隆介「Aomori Blue」:モデルの回転とカメラの上下動で複雑な映像を作っている。モデルは基本的に3層構造で、上は青い色(但し、映像ではあまり青く見えない)、中は青森県美術館のイメージ(例の「あおもり犬」がいる)、下は土器の破片が埋まった地下空洞のような感じ。

ということで、面白い作品もあったのだが、セクション2の「”アオモリ”に堆積する前衛精神」は何となく困ったなあ。私の年代だと60年代後期から70年代の「ゼンエー」って、非常に痛くしか見えないのだよ。まあ、もちろん自分の年代のものが後の時代から同じように見られているのは認識しているけれども。



公園内の彫刻などを見ながら、苫小牧駅に戻り、次は恵庭だ。

3都市巡り(2) 時間が無い

2014年07月19日 13時21分08秒 | ART
小樽から札幌へ、札幌で乗り換えて野幌へ。セラミックアートセンターへのバスは1時間に1本程度しかないので、どうしてもここが交通のネックになってしまう。バスをやめてタクシーで10分でも稼ぐか、と思ったものの、アートセンター寄りの南出口にはタクシーがいない…。ショッピングセンター方面へ歩くが、流しのタクシーもいない…。地方都市の感覚をすっかり忘れていた私である。

結局、駅から2個目のバス停から当初乗る予定だったバスに乗車。待ち時間におにぎりを1個食べて本日の昼食は終了。

■江別市セラミックアートセンター「THE YUNOMI 湯呑茶碗展 -ちょっと昔の、やきもの日本縦断旅-」。結論から言うと、1時間以上かけて見るべき、大変面白い展覧会であった。

多分、40都道府県(無いのは青森、埼玉、千葉、山梨、徳島、宮崎かな?)と、朝鮮、台湾、中国の湯呑、合計279点が展示されている。ほぼ解説付なので、自分の好きなデザインの湯呑を発見し、解説を読んでメモするだけでも、ゆうに2時間近くはかかってもおかしくないのではなかろうか。

ああ、それなのに私に許された時間は、バスと電車の都合上30分しかないのである。まずはまっしぐらに全点見ることにしよう。

東佐右衛門「染付メートル法便覧湯呑茶碗」:岐阜の美濃焼で、大阪の食堂で、メートル法の周知を図るためか大量購入されたものらしい。こういうの好きだな。
三浦月艇「色絵地獄絵図共蓋湯呑茶碗」:愛知県の焼付焼。湯呑に賑やかな色彩で描かれた地獄。これでいいのか。
盈進舎「釉下彩蔦文共蓋夫婦湯呑茶碗」:兵庫県出石焼。白磁にピンクの蔦の葉が描かれ、上品。

越智角一「陽刻厳島神社文楽焼共蓋湯呑茶碗」:広島県一角焼。外側に厳島神社の彫物がされている湯呑。
好川亀「色絵陽刻蟹文湯呑茶碗」:愛媛県水月焼。外側のくぼみに埋まるように蟹が彫られている。結構、湯呑の外側に細かい彫刻がされている作品は多かった。見どころである。
松禾焼「青磁雷文湯呑茶碗」:非常に落ち着いたグリーン。使いたくなる。

お茶用の茶碗というのは全く触れたことが無いので実感がわかないのだが、湯呑は誰しもが触れたことのあるものだろう(最近はそうでもなかったりして)。そういう意味での経験値が高いので、「使ってみたい」「これ欲しい」という気持ちが素直にしてくる展覧会であった。

観覧料は450円なのだが、作品点数が多いせいかリピート券というのがついていて、これが300円。近くに住んでいたら、必ずや行くであろう。



バスに乗り野幌駅へ。また札幌方面に向かい、新しくなった白石駅で乗り換える。


3都市巡り(1) 朝一番は小樽へ

2014年07月19日 10時55分05秒 | ART
今日は久々にJRの一日散歩きっぷを購入し、見たかった展覧会をまとめて見に行くことにしよう。ということで、普通ならばバスの方が早く着くのだが、JR琴似駅まで移動し、小樽へ。

小樽に到着すると、まっしぐらに市立小樽美術館へ。ところで途中のアーケード街だが、午前11時までは車両乗り入れ可なのね。あそこを車が通ると、ものすごく違和感がある。

美術館の開館は9時半ということになっていたが、人がいると何となくフライング入室可のようである。時間がもったいないのでありがたい。

■市立小樽美術館「色彩の饗宴 巨匠たちの絵とパレット」。2012年の帯広美術館「画家の素顔 パレット&絵画」と基本的には同じだが、小樽美術館の作品展示されるなど、出品作には違うものがある。新鮮な気持ちで見ることが出来た。

三岸節子「祝祭」:30代後半の作。踊る女たちと、駆ける馬・猫などを描いた穏やかな茶系統の作品。
田辺三重松「パレット」:左端の黒、紺から右端の黄色、白まで色彩の移り変わりが見事である。
中村善策「パレット」:手前から植物の緑、農村風景、雪山があって、燃えるような空が描かれている。コンパクトなパレットに描かれているので、かなり細やかでいい「作品」になっている。

熊谷守一「パレット」:こんなに沢山の色を使ってないでしょ! と言いたくなる派手さ。
熊谷守一「たんぽぽに蝶」:このシンプルな作品の凄みがだんだん分かって来たのは、私の眼力が上がったせい?
安井曾太郎「実る柿」:立体感のある枝ぶりは、セザンヌに傾倒していたというのが良くわかる。

宮本三郎「観客席」:観劇の席に座る上流階級の3人を斜め上から描いた作品。古典的西洋画スタイル。
古沢岩美「薔薇十字マドレーヌ」:青い十字架に涙を流してもたれる女性の肌には、バラの紋様が。奇怪なほど明るい青緑の空も印象的。
パブロ・ピカソ「パレット」:白、灰色、黒のみのパレット。狙ってやってるね。
モーリス・ユトリロ「パレット」:カラフルな街角と歩く人々。時にユトリロの作品って薄いというか、間延びがして見えるのだが、これはコンパクトに良く描かれていると思う。



3階の一原有徳記念ホールを駆け足で見て、2階文学館JJ's cafeの田中眞理「昆虫・小生物細密作品展」も見る。

田中眞理「クロスジベニモンツノカメムシ」:背中のテカりの再現が見事。
田中眞理「エゾヒメエンマムシ」:黒々と丸い昆虫。存在感がある。

 

小樽駅にとって返し、江別方面へと向かう。


20140718最近読んだ本

2014年07月18日 23時50分57秒 | 読書
■「札幌国際芸術祭2014 オフィシャルガイドブック」
これは買わなくてはいけないと思って、応援の意味も込めて購入。私も昔は気がつかなかったのだが、どうして世の中のかなりの人が老眼だと気づいていない作りの本が横行しているのか?

■「オリンプ絶体絶命! ペリーローダン476」エーヴェルス、フォルツ

■「ブラックラジオ」大山尚利
本日死ぬ人の名前を事前に放送するラジオ番組など、少々ダークなラジオをテーマにした短編集。

■「ニッポンの奇天烈な絵画」
結構、本物を見ている。

■「紅き虚空の下で」高橋由太

■「名もなき花の」吉永南央

■「θ 11番ホームの妖精」籐真千歳
ある種の超空間鉄道のホームが東京駅上空2200メートルに設営された。この駅を訪れる怪しげな人物と駅の管理者の物語。

■「剣の天地」池波正太郎
再読。

■「ごはんの時間割1」加藤千恵、オカヤイヅミ

今週のひといき

2014年07月18日 19時54分23秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
カルチャーナイトの展示を見て歩いているうちにのどが渇いてきた。結局すすきのまで歩いてしまい、バー「N」にちょっと立ち寄っていこう。

1杯目は喉の渇きを潤すシャディーグローブ。

2杯目はミントを使い、テキーラギムレットだ。カクテルに何か浮かんでいるが、これはもちろんゴミではなくて、ミントを一緒にシェイクした破片である。ミントとテキーラの相性がことのほか良く、意外な傑作カクテルとなった。



3杯目は方向を転じて、ブランデー+キルシュワッサー+オレンジジュース+グレナディンの真っ赤なカクテル。キルシュワッサーの味が引き立つ。



ということで、あっさりこの位で帰ろう。明日の出発は少々早目だ。

カルチャーナイト

2014年07月18日 18時59分10秒 | ART
正直ぐったりはしたものの、仕事は早目に終わった。ということで、カルチャーナイトの中から目星をつけていた、北海道庁れんが庁舎へ。2015年に北海道開拓記念館と北海道立アイヌ民族文化研究センターが合併し、北海道博物館ができるらしいのだが、そのプレ展示である。



野幌森林公園で採取された「カムルチー」。韓国あたりから入ってきてしまったもので、肉食性が強く他の魚を食べるために影響が心配されているとのこと。



約850万年~1300万年前の世界最古のマイルカ類頭骨。



スペースが1室だけなので、それほど派手な展示はなし。

20140714最近読んだ本

2014年07月14日 23時42分18秒 | 読書
■「阿修羅と大仏」菊地章太

■「迷いアルパカ拾いました」似鳥鶏
本来ほのぼのとしていそうな動物園関係者の周りで起こる暴力事件。

■「カード・ウォッチャー」石持浅海
椅子の故障で怪我をしたのが発端となり、労働基準監督署の査察が入る。実はサービス残業が横行している会社側は、そこまではばれるのもやむなしと判断したが、どうしても隠さなければならない事態が影で発生していた。

■「キュート&ニート」黒田研二
ニートである主人公は姉から5歳の娘の世話を臨時で依頼される。幼稚園の送り迎えにすら手こずる主人公だが、徐々に慣れて来たところで…。

■「モップ・ガール」加藤実秋
清掃業のバイトに何とかもぐりこんだ主人公だったが、実は事件のあった部屋の掃除などを主に行う「特殊清掃」を受け持つ会社というのが実態だった。さらに死人の遺留物に触れると自分の感覚が異常になり、死んだ人の訴えかけが感じられるようになるのだが、単純には分からない訴えばかり。やむを得ず、事件解決に取り組むことになるのだが…。時代劇の大ファンという主人公(若い女性)とあって、時代劇ギャグも効果的な楽しい作品。

■「O.tone vol.69」
外飲み特集。たまには気持ちが良いものだが、実は本が読みづらいので、決して大好きという訳ではない。

■「モップ・ガール2」加藤実秋
今作では若くして死んだ主人公の父親の謎に迫る。

20140713ギャラリー巡り

2014年07月13日 14時18分32秒 | ART
今日は宮の森美術館→彫刻美術館の2か所。

■宮の森美術館「阿部典英展「ネェダンナサン あるいは月・影・漂」。
「生→苦.楽.死」:1階には小さな黒い木の生き物が並んでいる。木の割れ目をこちらに向けて、何かを言おうとしているらしい。ふっと後ろを振り向くと、壁には18個のデスマスクのようなものが並んでいる。生き物たちはきっと「志村、後ろ、後ろ!」と言っていたに違いない。


→デスマスクの中にショッカーの首領がいた。

2階はカラフルなクラゲを思わせる「漂→海.漂流」(写真)、鳥をかたどった「月→宇.宙.飛」、異種生命体の儀式の場に迷い込んでしまったかのような「影→陸.山谷」の3室3作品。



本日はたまたま阿部典英さんもいらっしゃって、少し話を聞かせていただいた。限定500部無料配布の図録はまだ残っている模様。それから会場は写真撮影可なのだが、いつもの「撮影不可マーク」が付けっぱなしなので、受付の方に確認すると、より安心である。



■札幌彫刻美術館「Our Place(アワー・プレイス)~歩く・感じる・考える、私たちの生きる場所」。札幌国際芸術祭の連携事業なのだそうだが、展示に北海道性が感じられ、意義あるものと思う。

小助川裕康「園 EN」:市内の建設現場の残土を集めて形作り、花の種が植え込まれた作品。夏の盛りになるにつれて植物が成長し、都市を圧倒する自然が見られるのかもしれない。



進藤冬華「手袋」:何だかこういうのは好きかも。



この展覧会も撮影可なのだが、あまり展示を写真公開してしまうのは本意ではない。ぜひ会場に足を運んでほしいものである。


海鮮で

2014年07月13日 12時08分54秒 | 食べ歩き
本日はスーツを購入し、その後、宮の森の美術館2か所と結構歩くことになってしまった。途中、パラパラ雨が降ったりもしたが、時にはかなりの強い日差しがさし、フラフラになる。



途中で発見したとんかつの店「H」へ。過去に何回か来たことがあるので、今日は迷わずここだ。さて、私はとんかつ一品集中よりは、ミックスフライのような盛り合わせが好きなのだが、メニューを見て考えた結果、シーフードミックス定食を注文する。何となく暑さで、肉を回避したのかなあ。後でゆっくりメニューを見ると、エビ・コロ・メンチ定食というのがあり、そちらも良かったかもしれない。

結果論はさておき、カキ2、ホタテ2、エビ1の盛り合わせに、ご飯、味噌汁、漬物が到着。早速、中でも特に熱さが肝心のカキフライから食べる。



続いてホタテフライ。まずはあっさり醤油味だ。次にエビをタルタル、そしてソースで食べる。この時点でもエビは熱くて中々の味だ。ご飯は小さめの茶碗で出て来たので、ここでお代わり。後半戦は残しておいたフライをタルタルで食べる。最後まで油でもたれることなく、一気に食べきったが、さらに汗が噴き出してきた。

まあ、途中の店で見かけたあんかけラーメンより、かなり良いであろう。


夏のカクテル

2014年07月12日 17時48分28秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は9時半から17時まで、ほぼギャラリー巡りで疲れた。こんな時は締めで1杯行こう。

ということで、すすきののバー「C」へ。1杯目は定番のウイスキーソーダ。

2杯目はそろそろ生ミントカクテルでしょう、ということでモヒートではなくミントジュレップ。昨年来、すっかりモヒートが世に定番化してきたような気がするが、ミントの香りがあって、アルコールがガツンとくるのは、何といってもミントジュレップだ。



それから、もう一杯となると、ミントダイキリかな。これはショートモヒートとでもいうようなレシピだが、ミントをつぶしてからシェークするので、青い葉っぱフレーバーが満載である。



これで少々酔っぱらってきて、今日は帰宅。今見ると、どうもカクテルの写真写りが良くないが、もはやどうしようもない。

20140712ギャラリー巡り

2014年07月12日 16時52分44秒 | ART
本日は近美→三岸→市民→HOKUBU→丸井→ivory→さいとう→スカイホール→三越→CAI02→富士フイルム→Kitakara→大通→道新→時計台→たぴお→エッセ→紀伊国屋→大丸→プラニス→NEW STARの21か所。久しぶりの20か所超えだ。

■北海道立近代美術館「徳川美術館展」。
「刀 銘 村正」:刃文がめらめらとして見える。何となく妖刀の雰囲気なのだが、後付けの伝説らしいからなあ。
「石首魚石入螺色塗刀拵」:魚のイシモチの耳石を螺鈿のように埋め込んだものらしい。耳石が体内にあるから、イシモチという名前になったのか。
「唐銅飛龍形百目大筒」:口径が40ミリ、350gの弾丸を飛ばせる、龍形の大筒。実用性あったのか?

「銀孫手」:鎧着用時に使ったものらしい。気持ちはよくわかる。
一休宗純墨蹟「初祖菩提達磨大師」:非常にダイナミックな字である。
「古瀬戸肩衝茶入 銘 横田 大名物」:信長から、秀吉を経て家康に贈られたという茶入れ。色が地味だが、深い味わいがある。

「黄天目」:黄色の色彩の底に、黒い底。バランスが実にいい。
「青磁袴腰香炉」:13~14世紀、南宋から元時代の作品。トロリとした釉薬がいい。
「銀檜垣に梅図香盆飾り」:あまりの細かさに、図案が良く見えない銀製品。

「山水文染付一閑人火入」:コップ上の火入の縁に、井戸を覗き込む人という設定の閑人を取りつけた焼物。コップのフチ子さんの先祖か。
「楽蜻蛉香合」:非常に枯れた味わい。
「秋の野蒔絵十種香箱」:香道の道具一式。この細やかさ、ゴージャス感を見よ。

「箏 銘 小町 名物」:螺鈿をちりばめた美しい箏。糸を支える柱(じ)には、開いた扇(多数)と閉じた扇(少数)が描かれている。西洋音階で言う、シャープか何かを表しているのか?
「打毬具」:ホッケーに似た日本の球技と説明があったが、手に持つ道具には網がついているので、ラクロスではあるまいか。
伝二条為氏「古今和歌集」:これは上手い字だ。
伝狩野探幽筆・石川丈山賛「三十六詩仙図額」:中国の詩仙を描いたものだが、杜甫、李白は何とか。

「源氏物語絵巻 竹河(一)」:これは絵を見るべきと思う。侍女たちの顔がチラリと見えるところ、庭木の柔らかい描き方など、繊細な表現。詞の方は以前に見た、五島本鈴虫よりかなり一本調子に見えるのだが…(ド素人の意見です)。もう一編の「東屋」は上期は現状模写作品が展示されている。後期は入れ替わるので、もう一度見に来なくては。
「初音蒔絵旅眉作箱」:初音の調度全品じゃないのか~。ちょっと残念。

ごちゃごちゃ文句を言ったものの、徳川家の名品、古田織部、樂長次郎、本阿弥光悦、狩野探幽、土佐光起作の品々が北海道で見られる機会もなかなかないので、ぜひ観覧を。私も必ずや後期展示にも行こう。



■HOKUBU記念美術館「上手いは証明しなくてもいい」。
斎藤静輝「手鏡と女」:顔はノッペラボウで、手鏡を覗き込む女。赤・オレンジなどの色彩はムンク風か。
小野末「花」:えんじ色の背景に白くトロリと溶け落ちるような花。
広瀬功「モナコ風景」:あえて筆跡をグイグイ残し、山と崖、石造りの街並みを賑々しく描いた作品。「セーヌ風景」などは遠くから見ると「スーラか?」と思えるようなタッチの違いがあるのだ。

 

コーヒーの種類が変わったかも(エスプレッソマシーンを入れたか?)。

■さいとうギャラリー「2014年夏まつり さっぽろ展」。札幌国際芸術祭に合わせ、テーマを「さっぽろ」に設定。
手塚昌広「City」:碁盤の目の表現に、不定形の形をのせた作品。人の気配の存在か?
内藤克人「cosmic in a bowl」:龍竜軒という店のラーメンを描いた版画作品。玉葱入り味噌ラーメンか?
宮地明人「SAPPORO BEER」:直球作品。ビールのふわっとした泡が旨そうだ。
佐藤仁敬「モイワのアサ」:朝焼けの空気が眠りから覚めそうな札幌の街に漂う。

■三越ギャラリー「神山玄 日本画展」。若い人だけあって、マンガやポップカルチャーの雰囲気を取り込んだ日本画を描いている。
「サイセイ」:カセットテープを巣の材料に使う鳥。どこかシニカルだが、冗談めいた感じもある。
「デスクドライブ」:机の上のミニカーを描いた小品と、ディスク状の物体に画を描いたものの組み合わせ作品。まあ、デスクとディスクをかけている訳だが、おやじギャグという感じでもない。

■CAI02「藤木正則 個展 もうひとつの「都市と自然」 “CITY AND NATURE”SEEING FROM ANOTHER DIRECTION」。
札幌と稚内・幌延周辺で撮影した二つの映像を組み合わせた作品。それぞれの映像に登場する人物が、青い椅子に座り、青い角材のようなものを持つことで相手とつながり(あくまでも映像上では)、周りの気配を感じつつ土地に関する思い出話などをするというもの。一見の価値はある。

■プラニスホール「JR Tower Art planets 2014 プラットホーム-彼方へ」。
私は展覧会については「けなす位なら触れない」ようにしようと思っているのだが、今回はちょっとね。展覧会テーマを一応掲げておきながら、なんらテーマに関係のない作品を平然と並べているのが理解できない。テーマを取り込んだ作品を出品されている作家の方に対しても、失礼ではなかろうか。

この展覧会は招待券が市内のギャラリーには大量に配布されているのだが、タダでなければ、かなりの怒りがこみ上げて来たと思う(いや、タダでも怒ってる?)。

菊水界隈

2014年07月12日 12時43分33秒 | 写真館
本日は菊水周辺を軽く散歩。ギャラリー巡りの予定が詰まっているので、ちょっと控えめにしておいた。

この店も昼食を取る候補だったが、11時半過ぎでもまだ準備中だった。12時開店なのかな?

 

知る人は知る、喫茶店。ここの本日のランチは「ロコモコ」。まあ、これも食べてみたくはある。



微妙なキャラクター、ピョン串。



この喫茶店も結構昼食メニューがありそう。ラーメンは何と390円だった。