散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

送別会

2017年03月22日 23時30分53秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は2名の送別会。中華料理店「K」の2階に入る。飲み物はビール、レモンサワー、焼酎水割り。食べたものは、とてつもなくボリュームがあった。我々のテーブルはかなり頑張った方だ(もう一つは惨敗、もう一つは我々より食べていた)。中華前菜、エビチリ、春巻と鶏空揚げ、鶏野菜炒め、黒酢酢豚、叉焼麺。なかなか美味かった。

2軒目は割と気軽なスナック。結構、金を払ってしまった。

3軒目は一人収まりがつかず、さすがにもう空いてきたかなというバー「N」へ。1杯目は宮城峡ハイボールに宮城峡シェリー&スイートをフロートする。

 

もうちょっとだけ飲めるような気がして、カリラディスティラリーエディション。



もう、これ以上は無理でござる。

20170321最近読んだ本

2017年03月21日 23時41分17秒 | 読書
■「坂の上の雲4」司馬遼太郎
日本陸軍の無能さに、辛くなるの巻。

■「ミュシャのすべて」堺アルフォンス・ミュシャ館
一応、展覧会を見る前に予習をしていったよ。

■「迷宮の天使 上下」ダリル・グレゴリイ

■「少年時代」深水黎一郎

■「東京藝大物語」茂木健一郎
多かれ少なかれ、大学生活にはこういうところがあるよね。

■「僕の光輝く世界」山本弘
ある事件に巻き込まれ、失明した主人公が直面する事件。いろいろと仕掛けがあるために、全編ある種の叙述トリックになっているところがある。それでいて、アンフェアな感じがしないというのは、作者の考え方によるものだと思う。非常に面白かった。

■「神の時空 鎌倉の地龍」高田崇史

以下、図書館の1冊。
■「ソウルでいただきます!」浜井幸子

本当の最後

2017年03月19日 20時49分25秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日の本当に最後は、琴似のバー「D」へ。1杯目はアラン・ソーテルヌ・カスクフィニッシュ。ソーテルヌの甘い香りがするが、飲んでみるとアランのカスクだけあって、妥協のない強さである。



2杯目はエクスクルーシヴ・ブレンデッドモルト・20年(クリエイティヴ)。これはフルーツ感もあり、バランスよくできた味。



3杯目は新入荷のカリラカスクを行こうかと思ったが、疲れを感じてきて、アグリコールラム+GET31+ディタのカクテル。ミントとディタの個性派がいい勝負をするところ、さらにラムのベースの力が拮抗するというなかなかのカクテル。これは相当いい仕上がりではなかろうか。

 

これで本当に帰宅。もう疲れた。就寝(さすがにもうしばらくは起きていたのだが)。

締めは琴似で

2017年03月19日 19時27分55秒 | 飲み歩き・琴似界隈
体への負担を考えて、夕方に帰ってきた。明日は休みだし、とりあえず軽く一杯行くしかないな。

ということで琴似の名居酒屋「F」へ。かなりの混雑状況だが、何とかカウンター席の隅に座ることができた。まずは燗酒を注文し、通しはかじかの子醤油漬けとおろし和えでスタート。



やっぱりこの店は刺身だよな。ということで宮崎から届いた春かつお刺しを注文。右側の銀色の皮がついているやつも、かつおなんだそうだ。一瞬、何かと思ったが、腹側の身かなあ? 左側の部分はまだあっさり目のかつお刺しだ。この店ではこれを山わさびで食べるのだ。



そして、出張中は魚料理が圧倒的に多かったように思う。ここで肉が食べたくなり、スペアリブを注文。先ほどの山わさびをこちらにも適用して食べる。やっぱり肉はある程度食べるべきだな。



肉の量がそこそこあって、これにて満足。ご飯ものはやめておこう。


春の東京2(15)羽田

2017年03月19日 18時32分46秒 | ART
新橋から京急に乗り、羽田空港に到着。

■羽田空港美術館ディスカバリーミュージアム「未来をつなぐレガシー展」。あまり興味はなかったが、時間つぶしに立ち寄ってみた。

確か日本最古のハンマー投げ用ハンマーだったかな? 説明書きが白く飛んでしまい、何も見えない。



ナディア・コマネチのサイン入り体操服。



オリンピックのキャラクターが展示してあったが、ほとんど覚えていない。どうして日本が参加しなかったミーシャ(モスクワ五輪)が一番記憶に鮮明なのだろうか。





この後、飛行機は円滑に飛び、千歳空港に到着。エアポートも今日は快調。札幌駅で小樽行きの快速に乗るべきところを、手稲行きの普通に乗ってしまうという失態があったが、まあ、数分しか違わないか。

これにて今回の出張記は完了。

春の東京2(14)新橋

2017年03月19日 14時01分59秒 | 飲み歩き・東京
日曜日の上野の混雑ぶりは酷い。大人もいるし、動物園などからの流れか、家族連れも多い。どこかで飲み始めようかと思ったが、余りの人出にギブアップし、御徒町方面に行くも見失い、秋葉原に到着。また私は秋葉原というのが好きじゃないんだよな。

ということで、結局、新橋へ。しかし、なかなか12時過ぎから開いている飲み屋はない。今日は日曜日ということもあるよなあ。歩いているうちに、13時開店の「B」へ。今年の1月以来の訪問だ。

まずは酎ハイと沢庵でスタート。店の人が「美味しい沢庵」と言っていたのだが、確かになかなかいい。



そしてポテトサラダ。オーソドックスな味。何しろ130円だから、何の文句もない。



次にこれも今日のおすすめ、マグロ刺し。開店と同時に入ったので、切りたてのマグロがやってきた。見ていると、ある程度の量を作り置きしているようなので、早いうちが正解かも。生スダチサワーを追加する。



もう一軒は行きたいよね、ということでまずはここまで。



しかし、2軒目もなかなか見つからない。ということで、諦めて、昼から飲めるチェーン店「H」へ。腹がいっぱいになってきたので、炭酸を避けて、日本酒を注文。しかし、余程の酒飲みに見えるんだろうなあ。



つまみはやきとりネギ和え。そして餃子3個。ここの餃子は悪くないように思う。

 

小食のため腹が苦しくなり、まあ悪くない時間になったので空港に移動を開始する。


春の東京2(13)上野続く

2017年03月19日 12時37分21秒 | ART
■上野の森美術館「VOCA展」。コインロッカーないのか~。
篠原愛「サンクチュアリ」:女性と尻尾が蛇のようになった雷魚を描いた、アニメ的でもある作品。
Nerhol「Their Portraits(Nobuhito.M)」:200枚の同じ顔写真を重ね、上からカッターで削っていった彫刻作品。痛々しい。
鈴木其真「Ghost#4」:ライトボックスで白い家のポーチを作り出した作品。実在感がある。

仲田絵美「よすが」:早逝した母親の服を着て、父親に写真を撮ってもらい、その後の父との会話も含めての作品。難しい。
田島大介「強制的孤独景色」:九龍城のような風景を、実に細かく描きこんだ作品。
佐竹真紀子「Seaside Seeds」:仙台の荒浜をベースに、東日本大震災から生まれた作品。青く塗った木製パネルに、エイ、人々、建物の屋上に避難する人、漁をする舟などを描いているが、どことなくお祭りのような楽しさがある。

村上華子「ANTI CAMERA(OF THE EYE)#P4」:オートクロームという手法で、浮かんできた宇宙のようなミクロの世界のような写真作品。プログレのレコードジャケットにもこんな色合いがあったような気がする。
照沼敦朗「ミエテルノゾムの夢製造伝奇」:視力に関係する物事を並べた、非現実的な世界。ところどころにモニターが埋め込まれ、画像が動くのもあるが、作品全体のイマジネーションから目が離せない。



ついでに、上野の森美術館ギャラリー、金氏徹平「記号は記号ではない」も見る。



今日は早めに帰ることもあり、美術館巡りはこの辺で終了。疲れた。

春の東京2(12)上野

2017年03月19日 11時10分01秒 | ART
今日は悩んだ結果、国立西洋美術館から見ていくことにした。開館の15分前に着くが、予想を上回る行列(50人くらい?)。外国人の団体客もいるな。しかし、この展覧会って、人気あるんだっけ?

■国立西洋美術館「シャセリオー展」。
シャセリオー「16世紀スペイン女性の肖像の模写」:古典的な技法を完全再現。素晴らしいテクニックだ。
シャセリオー「プロスペール・マリヤの肖像」:黒地に黒服を着た男、完成された肖像画と言えるだろう。
シャセリオー「黒人男性像の習作」:宙に浮かぶかのような黒人男性、そして周りに手のスケッチ。完成していないところが面白い。

ギュスターヴ・モロー「アポロンとダフネ」:シャセリオーと関係があったのは、アングル、モロー、ルドンなど。私の好みでもある。
シャセリオー「サッフォー」:今まさに崖から身を投げんとする女性。目力が強い。
ギュスターヴ・モロー「牢獄のサロメ」:細かい所が上手いんだよな。

シャセリオー「泉のほとりで眠るニンフ」:森の中で眠るニンフという幻想性と、モデルがアリス・オジーという女優だったという生々しさが両立。
シャセリオー「カバリュス嬢の肖像」:古典的な肖像画というよりは、幻想性を感じさせる。白い服と白い手に目が行くね。



シャセリオー「授乳するムーア人女性と老女」:東洋的なものにも興味を持ったらしく、目力のあるオリエンタル美女が得意。

ほぼ先頭で入ったので、全くストレスなく見ることができたが、私が見終わるころには作品の展示している前は完全に人がつながった状態になっていた。しかし、あんなに沢山いた行列の人たちはどこに行ったのだろう。

と、思い常設展示場に行くと、世界遺産登録のせいか、建物をしきりに撮影している人が多かったな。

常設展示は昔紹介したものもあるはずだが、いくつかの作品をお見せしたい。

エル・グレコ「十字架のキリスト」。これが常設してあるというのは流石だ。



スケッジャ「スザンナ伝」。2015年の新収蔵品。



14世紀シエナ派「聖ミカエルと竜」。小動物をいじめているようにも見える。



ロダン「オルフェウス」。



レオナルド・ビストルフィ「死の花嫁たち」。



シャヴァンヌ「貧しき漁夫」。



ハンマースホイ「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」。ピアノを弾くと言いつつ、何とも言えない静寂感。



また、常設展示場内では「スケーエン:デンマークの芸術家村」と題した、展覧会が開催されていた。
ミカエル・アンカー「ボートを漕ぎ出す漁師たち」:報道写真のような、プロレタリア風絵画。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「スケーエンの南海岸の画家たち」:逆光で海が輝き、ヨットが走っている。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「クリストファー邸の前で、スケーエンの真夏の夕べ」:北欧の夏は日が長く、どこか北海道に近いものがある。

ミカエル・アンカー「海辺の散歩」:女性5人の優雅な散歩。
ミカエル・アンカー「草原を歩くアンカー夫妻と娘ヘルガ」:これは印象派の明るさだ。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「室内で漁網を直すクリストファー」:パイプをくわえたいい男。

ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「ばら」:薔薇の向こうでデッキチェアに座り新聞らしきものを読む女性。
ミカエル・アンカー「奴は岬を回れるだろうか?」:むんむんと男くさい、漁師たちの集団。
ぺーダー・セヴェリン・クロヤー「刺繍をするマリー・クロヤー」:美人の奥さん自慢という感じか。

どの作品も、素晴らしい天候の元、のびやかに描かれている。また、地元の漁師の肖像も多く、いい関係を結べていたのではあるまいか。



こういうのを見る機会というのは、羨ましいものだ。

春の東京2(11)朝食

2017年03月19日 08時24分30秒 | 食べ歩き
初めてのカプセルホテル。6時頃に目が覚めたが、しばしダラダラ。そういえば、トイレに行きたくて夜中に目が覚めたのだが、カプセルはほぼ満室になっていた。やっぱり東京はカプセルホテルに泊まる人、沢山いるんだね。

7時半頃に軽朝食が用意されているというラウンジに行く。すでに何人かが来ていたが、混雑というほどでもない。一人当たり、パンは2個まで、コーヒーは一杯までという制限付きの朝食である。



そういえば、バターではなく、マーガリンを使うのはものすごく久しぶりかも。この後、8時過ぎに着替えをしてチェックアウト。美術館が開くのが9時半なので、あまり頑張って早出してもしょうがない。



今日も東京は快晴。暑くなりそうな予感がする。

春の東京2(10)初体験

2017年03月18日 21時29分15秒 | 旅日記
道の途中で「時をつなぐ」(旧日本相互銀行本店ビルの鉄骨柱梁接合部)を発見。



日本橋を渡って、室町へ。室町では鉱山王と呼ばれた古河市兵衛像を発見。

 

COREDO室町の辺りはいろいろと照明などに工夫を凝らしているみたいだ。



そして、今回何が初体験かというと、カプセルホテルに宿泊するのである。今回、3連休とあって金曜日はまだ何とかなったのだが、土曜日のホテル代があまりにも高い(金曜日でも会社の所定金額を超えている)。ならばということで、東京のど真ん中のカプセルホテルに宿泊することにしたのである。



ホテルに入ると靴入れに靴を入れ、そのカギをフロントに預ける(逃亡防止か?)。そして電子タグのキーをもらい、自分のロッカーに荷物を収納し、まずはシャワーを浴びよう。実は何の根拠もなく、カプセルホテルには大浴場があるだろうと思っていたのだが、残念ながらシャワーしかないのであった。まだ、時間が早いため、他の人はほとんど見かけず、なかなか快適。



シャワー後は一杯やることにして、ラウンジへ(カプセル内飲食禁止)。



しかし、しかし何たることだろうか。地下のラウンジには清涼飲料水の自販機しか無いではないか。まさに目を疑うような、衝撃の事態になったが、念のためということで1階のラウンジに行ったところ、酒の自動販売機があった。ふー、良かった。

ということで、氷結レモンとさけるチーズで、3次会開始。つまみはコンビニで少し買ったのだが、酒は温くなるからホテルで買おうと思ったんだよね。ラウンジの状況はというと、まだ時間が早いせいか、缶ビールを飲みながら食事をしている人と、何をしているのだか分からないダラダラした人がいる。



2本目は氷結グレープフルーツ。今朝チェックアウトしたホテルの無料新聞をのんびりと眺める。



ほぼ静かなラウンジだったのだが、ここで、いきなり自宅の家族とテレビ電話(というのか?)をし出す野郎が出現。全くうるさいなあとも思ったが、海外では電車内でも普通に電話するケースもあるともいうしなあ。郷に入っては郷に従えというか、相当考えたものの、耳栓をしていることだし諦める。できれば、ラウンジには携帯電話の会話禁止と掲げておいてほしかった。

夕飯代わりにこれまた初めてのヤマザキランチパック(4種のおいしさ)を食べ、酔ってきたというよりは、腹がいっぱいになり3次会終了。



そろそろ自分のカプセルに籠るか。



まだ人気のないカプセルホテルの上段に入る。酔っぱらいすぎていると危ないかも。また、もう少し年を取った場合も上段は危ないかもしれないな。入口を閉じるとそこは私の部屋。閉所恐怖の気は全くない私は、どちらかというと心安らぐ感じだ。



酔っているため、思ったより読書もはかどらす、早めに寝る。耳栓をしているため、周りの音はほとんど気にならない。

春の東京2(9)八重洲

2017年03月18日 18時09分39秒 | 飲み歩き・東京
銀座からホテル方向へということで、北上する。

遠くから見ると「POLICE MUSEUM」って書いてあるんだな。



「尾台榕堂之碑」を発見。全く誰だか知らなかったのだが、越後出身の漢方の名医らしい。



歩いているうちに、八重洲で名高い「F」を発見。よし、入ってみるかと飛び込みで突入したが、すでにカウンターには数人の客がいる。何とかカウンター隅の席に座ることができ、すぐに通しの切り昆布がやってきた。この店は酒中心なので、少し考えて加茂鶴を燗で注文する。



つまみはそうだなあ、玉子焼きとしめ鯖にするか。

 

玉子焼きは作り置きだが、出汁の感じはかなりある。しめ鯖は完全締めタイプだが、味はすこぶるよろしい。

後でおすすめの品説明を聞くと、鯵・カマスなどの干物、クサヤ、しめ鯖、今日はウニが入っていますということだった。2杯目はこれまた広島の酒、千福を注文。燗の具合は実にちょうど良い。

ところでこの店、店主の圧が強いわけでもないのだが、独特の緊張感というか、マイペース感がある。客は後から私の隣に座った人以外は全員常連の模様。全員「ぬる燗で」と酒を注文しているが、自分の頭で考えていないのじゃないか? いや、店に身を任せるべきなのか。特に非常連に対する疎外感はないのだがなあ…。

ということで2杯で切り上げて、ホテルに向かうことにした。



ま、こういうこともありますわな。

春の東京2(8)また銀座

2017年03月18日 16時51分53秒 | 飲み歩き・東京
何とか本日の美術館巡りを終了し、銀座へ。まだ17時前だから、昼からやっている「S」に行くことにしよう。



予想通り、まだカウンター席にはかなり空きがあった。ビールを注文し、通しは何かの煮魚。



まずはいわし叩きを注文しよう。あっという間に出てきたが、やはり光り物はいい。途中から燗酒を注文。



次は、ブリあら煮付けにしてみるか。



これは魚の味がちょうど良く分かる薄味で、実にいい。

と、ここで団体客が2組やってきた。どうも最初からテンションのあがっている団体は本当にダメだね。もう一軒くらい別のところに行きたいのもあり、このタイミングで勘定としよう。

外に出るとまだ明るい。


春の東京2(7)古唐津

2017年03月18日 16時19分38秒 | ART
もう力尽きそうだが、あまり早く飲みだすのも問題だし、あと一か所行こう。

■出光美術館「古唐津」。私に陶芸の良しあしは分からないだろうが、じわじわ来るいい展覧会だった。
「絵唐津ぐりぐり文茶碗」:うずまき模様が描かれているのだが、正式に「ぐりぐり文」というのか。
「粉青鉄絵草文壺」:肌色の下にほんのりと青。地味な色調がいい。
「唐津鉄釉彫文筒茶碗」:外側は全体に黒の釉薬がかかっているのだが、ふちは地の色が残っているところがいい。

「朝鮮唐津徳利」:形といい、青く発色したところといい素晴らしい。茶と白の釉薬が混じると、青が発色するらしい。
「絵唐津葦文大皿」:大きな金色の継ぎが満月のようで味がある。
「奥高麗茶碗 銘曙」:形がふんわりと丸く、優雅な茶碗。

「朝鮮唐津花生 銘猿」:確かに色合いが猿っぽい。
「二彩唐津刷毛目鉢」:茶色ベースに緑色の釉薬がかかり、中央にはバラの花のようにも見える文様がある。現在アートっぽさのある、口径52センチの大作。
「絵唐津網干文向付」:向付用の食器がいくつかあったが、高さが10センチほどあり、中身が取りづらそう。あえてこうして、ある種の小世界を作っているのだろうか。

小山冨士夫「斑唐津平鉢」:縁にわずかに褐色の色合いがあるが、空白の美という感じだ。昭和の作。
「絵唐津丸十文茶碗」:川喜田半泥子が写しを作っているのだが、それを上回るふんわりと丸い作品。



うう、もう疲れた。本日はこれでおしまい。

※追記
 そういえば、展覧会場にベビーカーを持ち込んでいる女性がいて、それ自体はいいのだが、ベビーカーの車輪が
 何とも情けない音で、キ~~~となり続けていた。これは反則ではあるまいか。

春の東京2(6)エルミ

2017年03月18日 14時03分12秒 | ART
胃もたれ気味のため、昼食を取らずに美術鑑賞を続行する。国立新美術館から歩いて、森ビルへ。ビルの前に見たことのない像があると思ったら、展覧会が開催されているハルシャの作品だった。

N・S・ハルシャ「マター」。モデルはハヌマーンラングールという種類の猿だそうだ。



■森アーツセンターギャラリー「大エルミタージュ美術館展」。たいそうな名前の展覧会で、どの程度混んでいるのかと思ったら、拍子抜けするほど空いていた。実にストレスなく見ることができる。

カルロ・ドルチ「聖チェチリア」:小さなパイプオルガンを弾く、今展覧会随一の美人さん。
ピーテル・デ・ホーホ「女主人とバケツを持つ女中」:端正な風景と黒白のタイルがフェルメール的だ。
ヤン・ブリューゲル(1世)「魚の市場(ペテロとアンデレの召命)」:海辺の広場でのんびりとした魚市。

フランシスコ・デ・スルバラン「聖母マリアの少女時代」:あまり見かけないテーマのように思う。聡明な感じ。



バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「受胎告知」:告知をする天使が美少年だ。ムリーリョは数点あったが、いずれも良かった。
ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール「盗まれた接吻」:タイミングをとらえるのと、シルクドレスの感じが上手い。



ルカス・クラーナハ「林檎の木の下の聖母子」:そうかこの目はクラーナハだったか。「クラーナハ展」は別の展覧会だったから、あまり宣伝に使う訳にもいかないしな。



この他にもレンブラント、ルーベンス、プッサン、シャルダン、ブーシェなどの作品が来ており、もっと宣伝のしようもあったような気もするが、地味だったなあ。まあ、作品をゆっくり見ることができたので、良かったかもしれない。

■六本木ヒルズA/Dギャラリー「Tranquility-静謐-」。おっと忘れていた。4人の女性によるグループ展覧会だったが、松宮硝子のガラス作品の細やかな美しさは特筆ものだった。しかし、この方の名前は生まれながらにガラス作家ってことなのか?

建物を出ると、また謎のオブジェがあった。



六本木から日比谷へ移動。

春の東京2(5)ミュシャ

2017年03月18日 11時23分29秒 | ART
まあ、はっきり言って今回の出張は、このために来たようなものだからな。ということで、2週間前には開催していなかった、展覧会へ。

■国立新美術館「ミュシャ展」。
「原故郷のスラヴ民族」:吸い込まれるような巨大な星空の下、スラヴ民族の神話と歴史がまだ一体となっていた時代を思い起こさせる作品。結局のところ、今の我々も同じ星空を見ているのかもしれない。



「ルヤーナ島でのスヴァントヴィート祭」:宙に浮かぶのは芸術の神。サイキックな味わいのある作品。
「ヴィートコフ山の戦いの後」:人物の生々しさもさることながら、空の微妙な変化も素晴らしい。
「二コラ・シュビッチ・ズリンスキーによるシゲットの対トルコ防衛」:描かれた内容を覆うかのように、黒くぬるりとした液体のようなものが作品表面に描かれている。弾薬庫の爆発を暗示する黒い煙だというのだが…。実は事前にスラヴ叙事詩の図版を見ていたのだが、その時はこの表現を全く意識していなかった。実際の作品を見て、その大胆さに驚く。
「ヤン・アーモス・コメンスキーのナールデンでの最後の日々」:偉大な宗教改革者の死のシーン。静かに椅子でうつむく姿が印象的。



しかし「スラヴ叙事詩」は本当に素晴らしかった。単に絵画と片づけられるものを越えて、歴史絵巻というか、これほど民族の魂を表現した作品はあるだろうかと思う(全くスラヴの歴史を知らないのだが)。日本にはこれだけの作品があるのかね? ま、今作らせると、神武東征とか政治色が強くなるからやめた方が良いかもしれないな。

作品のサイズの巨大さも、遠くで見て良し、しかし近づいてもリアリズムあふれる筆致が楽しめる。あまりの素晴らしさに展示室を何周もしてしまい、いったいいつ見終わればいいのか分からなくなったほどであった。

中身のない貸館扱いされている(いた?)国立新美術館だが、この施設がなければ「スラヴ叙事詩」の展示は無理だっただろうし、これだけはほめておきたいな。ところで、スラヴ叙事詩の最後の5点は、写真撮影可能なのであった。太っ腹! という気もするし、「普通のカメラじゃ写し切れないから」という、ザマーミロ的な感じもする。私も何点か撮影したのだが、確実に作品全体を写すことはできないし、大体人が写り込んでしまうので、その辺は期待しない方が良いと思う。





なお、スラヴ叙事詩以外にも、ミュシャといえばのポスターや、油彩作品もあるので忘れずに見よう。
「ウミロフ・ミラー」:直径2メートルほどの円形の鏡の周りに、ミュシャの油彩がある作品。
「クオ・ヴァディス」:周りの装飾模様が凝っているなあ。女性の白い太ももの視線が行ってしまう作品だ。
「独立-ポジェブラディのイジー王」:太鼓形のキャンバスに描かれた、象徴的な連作絵画。銀の飾りがついており、装飾的。

展覧会そのものは、作品の巨大さもあり、混雑しているがそこまでストレスなく、観覧は可能である。しかし、うわさに聞いていたショップの待ち行列には驚いた。展示室外までかなりの人数が並んでいるのだ。



次は森ビルに行く。