散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

新春東京(5)もつ

2019年01月05日 18時30分02秒 | 飲み歩き・東京
さて、店を出て、飲食店街にでると、その辺を漂う香りで猛烈に腹が減ってきた。今日は昼におにぎり一個しか食べていないのだ。どこか新しい店とも思ったが、まだ新年の営業を開始していないところもある。多少妥協して、一度行ったことのある、もつ焼き「T」へ。

カウンター席の隅に座り、飲み物はバイスサワーを注文。



食べ物は早く出るたんおろし、すじシチュー、もつ焼き(かしら、タン)をお願いする。

バイスサワーと最初にやってきたたんおろしを食べる。おろしポン酢でさっぱり味、腹が減っておりバクバクと食が進む。後半は七味唐辛子をかけて、味に変化をつけてみた。



次はすじシチューだ。トーストしたパンがついてきたので、これに乗せて食べよう。うーん、これはいいねえ。私の今のタイミングにピッタリの濃厚味。ぐんぐん食べて、焼酎の中をお代わりする。



そしてもつ焼きのかしらとタンが到着。最初の1口はそれぞれそのまま食べ、ついてきた味噌を塗りつけて、後半部分を食べる。ちょっとニンニク風味も強いようだが、明日は休みであるし、問題はない。



ここ、いい店なのでこのままもつ焼きを食べる手もあるのだが、違う店にも行ってみたい。これで勘定をして、再び神田の街へ。


新春東京(4)東京バー初め

2019年01月05日 17時53分25秒 | 飲み歩き・東京
うーむ、疲れた。もう少し歩いて、神田に向かう。ちょうどいい時間となり、神田のバー「H」へ。今年の営業は昨日かららしい。

1杯目はジン+オレンジ+炭酸のカクテル。開店とともにお客さんラッシュになったようで、かなり時間がかかったが、やむを得まい。



2杯目は手がかからないように、ウイスキーを注文。流れでスぺイサイドのウイスキーを飲むことになり、スプリングバンク10年を頂く。これはあまり過剰な味がしない、いいウイスキーだね。



3杯目は抹茶リキュールが無く(ああ、なんてこった)、マンハッタンを注文。ライウイスキーはということで聞いてみると、アルバータスプリングスがあるというので、それを使ってもらった。なかなか、甘みと強さを兼ね備えたライウイスキーで、いいじゃないか。



ということで、このくらいにしておこう。

ちなみに先客に4人グループがいたのだが、この時間から酔ってもいないのに、声が大きすぎる(4人中2名)。そして、カウンター上での手の動きが大きく、ヒヤヒヤさせられた。こういう無神経なバカはバーでは見たくないものであるなあ。


新春東京(3)三井記念美術館

2019年01月05日 16時18分19秒 | ART
三菱一号館美術館から、歩いて東京駅に北側を通り、日本橋から三越前へ。



■三井記念美術館「国宝 雪松図と動物アート」。ま、それなりに面白い。
沈南蘋「花鳥動物図」:おめでたい吉祥画でいい感じだ。
円山応挙「雲龍図」:雲のにじませ方と水分を含んでいる様子。さすがである。
長沢芦雪「白象黒牛図屏風」:白象、黒牛ももちろん迫力があるのだが、この作品の人気は白い犬がポイントではあるまいか。

円山応挙「梅花双鶴図小襖」:鶴の羽の描写が素晴らしい。
高瀬好山「昆虫自在置物」:これは持っていたら自慢だよねえ。
安藤緑山「染象牙貝尽置物」:うーむ、これは欲しい。

「昭和日本の動物切手」:懐かしの魚貝シリーズが展示されていたが、こういう切手なら集めたいんだよな。
「十二類合戦絵巻」:十二支と狸・狼・熊・鳶などが戦うという絵巻。面白い。
象彦・戸嶌光孚「遊鯉蒔絵額」:水面上から泳ぐ鯉(22匹か)を描いたリアルな作品。

今日の美術館巡りは2つくらいにしておくか。

新春東京(2)三菱一号館美術館

2019年01月05日 14時12分20秒 | ART
モノレールで浜松町に行き、京浜東北線で東京駅に移動。おっと、ここに来たら立ち寄っていくか。

■KITTE「石の想像界――アートとアーティファクトのはざまへ」。なかなか興味深い展示ではあったのだが、出品目録も無ければ、写真撮影も不可(一般的に博物館は撮影可能なのだが…)。



そこから今日のメインの目的地は三菱一号館美術館である。

■三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション展 A MODERN VISION」。最初の方はあれれ? と思ったのだが、途中から興奮するくらいの名作オンパレード。なるほど、いい作品を持っているな。



ドミニク・アングル「水浴の女(小)」:うーむ、こんな作品を持っているのか。トロリとした女性の白い肌が、さすがアングルである。
クロード・モネ「ヴァル=サン=ニコラ、ディエップ近傍(朝)」:崖のサイズが作品からは良く分からないが、なんとなく納得させられる。
ポール・セザンヌ「ザクロと洋梨のあるショウガ壺」:セザンヌの「ザ・形」作品。

エドゥアール・ヴュイヤール「新聞」:室内の装飾(特に壁紙、カーテン、テーブルクロス)を丁寧に書いた、親密さの香る作品。
エドガー・ドガ「稽古する踊り子」:踊り子の水色のスカート、足の跳ね方など、素晴らしい作品だ。
ピエール・ボナール「リヴィエラ」:手前の木から奥へと、善策張りの風景である。

ピエール・ボナール「棕櫚の木」:手前の人物と樹木から、奥の方の街並みまで。これがボナールワールドか。
ジョルジュ・ブラック「ブドウとクラリネットのある静物」:いくつかブラックの作品があったが、これが一番いいかな。
ジョルジュ・ブラック「ウォッシュスタンド」:ちょっとアメコミが入っているような作風。

ジョルジュ・ルオー「ヴェルレーヌ」:これはこれまで見たルオー作品では、相当良い方では。
シャイム・スーティン「嵐の後の下校」:嵐の気配が漂う緑色の風景画に、立ち向かう子供二人。情感あふれるいい作品だ。
ワシリー・カンディンスキー「連続」:生物図鑑のようにも、楽譜のようにも見える。

パウル・クレー「画帖」:古代のシンボルを描いたような作品。クレーのセンスが分かる。
ジョルジョ・モランディ「静物」:この何でもない感じと震える線。モヤモヤ感のある作品。

複製画の撮影コーナーがあったので、ピエール・ボナールの「犬を抱く女」を撮影。昨年見たボナール展により、少しは興味が出て来たのかもしれない。


新春東京(1)土曜日発

2019年01月05日 12時02分36秒 | 旅日記
ここ数年、1月初旬の出張が発生している。

朝6時起床。朝食を取り、8時過ぎに出発。



琴似駅からエアポートで新千歳空港に向かう。今年も恒例の年始直後の出張だ。さすがに土曜日とあって、琴似から新千歳空港まで座席に座っていくことができたが、帰省から戻る人もいるのだろう。予想以上にエアポートは混雑していた。

新千歳空港もかなりの混雑。私の乗る飛行機も満席とあって、約10分遅れで発進。完全に満席であるため、いつも通り睡眠に逃避するのであった。

予定から10分遅れで羽田空港に到着。昼食をとるタイミングが無いため、空港のコンビニでおにぎりを1個購入し、モノレールの中で食べる。



などと文句を言っていたのだが、実は午後から新千歳空港は大雪のため飛行機の欠航が相次ぎ、何と約2000人が飛行場に缶詰めになったというではないか。単に遊びたいがために土曜日の朝出発としたのが、幸いしたのである。

2018年バー初め

2019年01月04日 19時33分08秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は体を慣らしておくために出社。仕事に出てきている人はとても少なく、私の仕事も定時で終了。早速すすきののバー「N」へと向かう。去年は1月4日からいきなり東京に行っているので来られなかったが、2年ぶりの年初1番目の客となった。

今年はどうするかな。シャキッとするサウダージからスタートしよう。



写真じゃわかりにくいが、ジンが大量に入れられてしまい、これは酔っぱらいそうだ。通しも年始バージョンとあって、ブルーチーズが出てきた。一種類は濃厚なもの、もう一種類はクリームチーズとのブレンドでソフトな味わいのものである。



2杯目は今年のテーマということで、シーバスリーガルミズナラ+ドライベルモット+抹茶リキュールのカクテルを頂いてみる。抹茶の香りが立ち上り、色もきれいな素敵なカクテルになった。



グラスも今日来たばかりのオシャレなやつ(全体に細くて壊しそうで怖い)で、良い感じではなかろうか。

この後は、年始にいらっしゃるお客さんから、2年前と同じく黒糖焼酎を頂き、それが結構な量だったので酔ってきた。明日も早いし、この辺で帰ることにするか。

※うっかり「バー初め」と書いてしまったが、1/2にすでに1軒行っていた。仕事始めの後のバー初めと解釈いただきたい。

20190103最近読んだ本

2019年01月03日 21時24分48秒 | 読書
■「去就」今野敏

■「さっぽろ、昭和30年代」
なかがわつかさの評論と北海道絵画展。長く置きっぱなしにしていたのを、やっと目を通した。

■「ローダンNEO14 宇宙オペラ」ヴィム・ファンデマーン

■「モノクローム・レクイエム」小島正樹

■「恋と禁忌の術語論理」井上真偽
数理論理学によるアームチェアディティクティブ。さらに全体構造を通じた仕掛けもある。

■「酒談義」吉田健一

以下、図書館の2冊。
■「人間はだまされる」三浦準司

■「永久不滅のレトロスペース」ムトー清次、北野麦酒

恒例の新年会

2019年01月02日 23時18分44秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
1軒バーに行った後は、恒例の新年会。20人近く集まり、すすきのの居酒屋「SS」へ。酒を大量に飲む。飲み放題にすると、一人当たり料理2品を注文しなくてはならないらしく、最後にアイスクリーム大量発注でしのぐ。

1月2日のすすきの。



飲み放題の時間が終了し、次の居酒屋「I」へ。こちらも飲み放題だったが、店員さんが「料理の注文などの制約はありません。極端な話、お通しだけでも…」とぶっちゃけてくれたので、ほっとして酒を大量に飲む。



もちろん料理もそれなりに注文し、23時過ぎに終了。



この後、さらに行った人はいるのかな? 私は地下鉄が終了しないうちに帰宅。街中には割と人が出ていたように感じた。

今年のテーマをいかにするか

2019年01月02日 17時56分02秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
さて、バーにおける今年のテーマをいかにするべきか。

私は毎年バーで注文するカクテルにテーマを持たせており、昨年はカンパリをテーマとしていた。「カンパリで何かカクテル作って」だけだと、話がふくらまないので、「カンパリと○○でショートカクテルを」と言うことにしており、「○○」にはスピリッツであったり、また別のリキュールを指定したりするのである。これで1年間やり切れるのが望ましいと思っているのだ。

やり切れるのが望ましいとは、単純な味わいのものをテーマにしてしまうと、どう作ってもあまり変化がないため飽きてしまうし、また普通のバーには無い特殊なものをテーマにするのと注文がままならないといったことを考えなくてはいけないということである。

すなわち、ある程度以上個性的であり、割とどこのバーにも置いてあり、他の酒と相性がそれなりに良く、しかしながら一般的すぎないテーマが求められるのである。いや、前置きが長くなった。

年明け一発目は、すすきののバー「n」を久しぶりに訪問。2番目の客となったが、その後、一人客が次々とやって来て、カウンターはほぼ満席となった。1杯目はさっぱりとジンソニックからスタート。



2杯目は「これをテーマにするか」とジンと抹茶リキュールのカクテルを注文。すると、何たることか「うちに抹茶リキュールがあったか…、探してみますね」と驚きの状況に。いやー、これはどこにでもあると思っていたのだが。聞くと、普通の抹茶はあるらしいので、普段はそれを使っているのかもしれないね。

最初からこれは構想が狂ったかと思ったら、結局のところ、抹茶リキュールがあった。ということで、季の美+抹茶リキュール+柚子すりおろしのカクテルが到着。



ほう、ジンも日本製だから、オールニッポン的カクテルだね。そして、思ったよりも酸味が強い。なかなか個性的な味である。

とりあえず、これで今年はスタートしてみることにしよう。

2018年のアート(入らなかった)

2019年01月02日 09時13分49秒 | ART
いろいろな方の2018年のベスト展覧会記事を拝見しているが、やはり誰もがベストに入れてくる展覧会がある。しかし、私自身の去年良かった展覧会としては上げていないものが、当然のごとくいくつかある。なぜそうだったのか、ちょっとだけ書いてみたい。

■三菱一号館美術館「フィリップスコレクション」
■国立西洋美術館「ルーベンス展―バロックの誕生」
■東京都美術館「ムンク展」
上記3展覧会については、まだ見ていないためである。できれば見たいのだが…

■国立新美術館「ピエール・ボナール展」
ボナール作品ばかりで、もちろん悪くはなかったのだが、単に好みでないということか。

■東京国立博物館「マルセル・デュシャンと日本美術」
デュシャンの絵画は予想以上に良かった。しかし、日本美術とつながるか? テレビで「デュシャンが便器を置いたように、竹を切ってポンと置いたのが利休」といった話を聞いたような気がするが、竹筒はまず水を入れるという実用のためのものである。それをすっ飛ばして同じと言われても、という感じ。

■上野の森美術館「フェルメール展」
いや、困った。単にフェルメールの作品が沢山並んでいたことしか思い出せない。一点一点も悪くはないのだが、展覧会としての感動がなぜか皆無なのである。他の方もあまりこの展覧会には触れていないような気がする。

■北海道立近代美術館「極と巧 京のかがやき」
北海道の人には良かったと思う。超絶技巧展を2回、七宝展を東京で見た私には特別なものは感じられない。

■江別セラミックアートセンター「東京国立近代美術館工芸館名品展 多彩なる近現代工芸の煌めき」
これも直前に工芸館に行ったからね。「十二の鷹」が一羽しか展示されていなかったのもなあ。

■国立新美術館「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
■国立西洋美術館「プラド美術館展」
この二つ、作品は良かったが、展覧会としてはまとまりがない事例。

■東京国立近代美術館「熊谷守一 生きるよろこび」
これも時代を追って見ていく良さはあった。しかし、どうしても後半はパターン化としか思えないんだよなあ。

2018年12月のまとめ&2018年のまとめ

2019年01月01日 08時18分25秒 | Weblog
【12月】
行った美術館、ギャラリー数=55。
読んだ本=48冊。
買った本=35冊。

【2018年】
今年のギャラリー巡りは620か所。前年比-33か所と引き続きダウン。まともに回りだした中では最低。
読んだ本は537冊。前年比-24冊とダウン。最低記録を前年に続いて更新。
買った本は347冊。前年比+5冊。ここ10年では最も多い。