




ヌマチチブは、ハゼ科・チチブ属の魚で河川に普通に見られる種類です。この個体は中流域にいたもので、同じ場所ではほとんど毎回見ている魚なのですが、なかなか写真を撮ることができていないものでした。
今日は近くの河川へ行ってみました。河川では今日は魚の死骸がいつもより目立っていました。高水温の影響でしょうか。亡くなっておらずとも、鰭や体表に白いかびのようなのが付着してる個体もいました。
別の場所では、水カビに侵されているものもいたものの概ね元気なようでした。
ボウズハゼは日本の、特にに太平洋側にそそぐ河川に多くみられるハゼです。写真やテレビの映像などで、岩をつたいのぼるハゼとして紹介されていることもあるのでご存知の方も多いでしょう。
ボウズハゼは基本的に岩に付着した藻類をはみます。河川の中~上流に多く生息し、小さな河川では河口付近にも姿を現します。
以前高知で遭遇したことがありますが、その時は逃げられてしまいました。採集したのは、2008年の奄美大島以来となります。
この間淡水魚を採集。シマドジョウ種群を初めて採集しました。
スジシマドジョウ種群よりも、胸鰭の軟条が太くてカッコいいです。
従来の図鑑 (検索図鑑など) で、シマドジョウ種群とされていたのは、最近4つに分けられ、シマドジョウという和名も消滅しました。シマドジョウ種群は4つの集団に分けられており、ヒガシシマドジョウ、ニシシマドジョウ、オオシマドジョウ、トサシマドジョウという名前がついています。 学名はまだ確定していません。
家に帰宅後早速撮影。写真の個体は斑紋、特に尾柄部のものと尾鰭にものから、ニシシマドジョウである可能性が高いと思われます。ニシシマドジョウは中部地方以西の河川に生息するとされていますので、どんぴしゃ。
この河川のニシシマドジョウは数が多く、ごく普通に見られました。尾柄部の斑紋は上のものがはっきりしており、腹側のものはあまりはっきりしていません。