ついにやってきました!
シコンハタタテハゼNemateleotris helfrichi Randall and Allen!!
この前のイトマンクロユリハゼと一緒に我が家にやってきました遊泳性のハゼの1種です。
シコンハタタテハゼは写真をみてお分かりの通り、紫を基調とした美しい体色で、とても美しい魚です。その美しさのほか、やや深い海底に生息する種類であり、かなりの高額で販売されるなど、話題が多い魚です。今回は瀬戸市の観賞魚店「ラパス」さんで購入。このお店の記事は前にも書きました。
遊泳性ハゼの仲間は多くが丈夫で飼育しやすく、よく餌も食べます。本種もその例にもれず、家の水槽に開けてその日のうちに人工飼料「メガバイト」を口にしました。お店にいた期間が長かったからでしょうか。もっとも、同じ属のハタタテハゼもアケボノハゼも餌食いは良好で年単位での飼育も可能です。
日本では「パープルファイヤーゴビー」という名前で流通していますが、Fishbaseによる英語のコモンネームはHelfrichs' dartfishです。ヘルフリッチという名前で呼んでいるダイバーもいるでしょう。おそらく人名由来、ダートフィッシュというのはクロユリハゼ科魚類のことです。なるほど。オグロクロユリハゼなど確かに似ています。
この個体はマーシャル産、頭部は鮮やかな黄色ですが、産地、あるいは個体によって頭部の色がピンクや、青っぽくみえるものがいるようです。
「シコンハタタテハゼを囲む夕べ」、この水槽は幅40cm位ですが、魚は20匹も入っています。多くの魚を狭い水槽に入れてしまっているのでコケなどもよく生えてしまいます。キンセンイシモチやクロユリハゼはある程度大きくなったらサンゴ水槽に移す予定ですが・・・。シコンハタタテハゼも下の水槽に移すかどうか悩みどころです。下の水槽には同属のアケボノハゼもハタタテハゼもいるのです。この仲間は同属同士では争うとされており、難しいところです。いっそ、もう1個60cm水槽を置くというのも考えてみてもよいかもしれませんね。