ハチマキダテハゼです。この個体は昨年の12月に購入した個体でしたが、ご紹介が遅れてしまいました。斜めに入る橙色のストライプと、名前の由来になったであろう頭部の斑紋が特徴的な種類です。
ハチマキダテハゼもダテハゼ属の種類で、海ではテッポウエビの類と共生していますが、おとなしい魚との混泳ならば水槽ではエビなしでも十分に飼育できます。我が家の90cm水槽にもテッポウエビはおりませんが、岩陰に隠れっぱなしになるようなこともなく元気に水槽底を匍匐したり、アオモンギンポ相手に威嚇したりしております。
ダテハゼの仲間は一見派手ではないのですが、頭部や腹鰭などに青い模様があったり、背鰭や臀鰭にも斑紋があるなど、よく見ると美しいものです。顔もかわいらしいですし。
餌を狙って水面付近までのぼる、ようなことはないのですが、落下してきたプランクトンフードや、配合のメガバイトなどをよく捕食しています。キンセンハゼのように砂ごと餌を捕食する、というスタイルでもないようです。