今年の五月連休(通称「黄金週間」)は鹿児島県の喜界島まで行ってきました。2010、2011年にも訪問しており、今回は5年ぶり3回目。
湾の港にこんなのがあった。前来た時はこんなのはなかったと思うのですが、あららさんのブログによれば2014年に作成されたということのよう。豪華客船が入ってくるらしいのだ。
喜界島は隆起サンゴ礁の島であり、ソフトコーラルも、ハードコーラルも、さまざまな種類のサンゴ礁を見ることができる。
おおきなウミキノコ、6年まえに巨大なウミキノコのそばでオニダルマオコゼを採集した思い出がある。このウミキノコは魚の隠れ家となっており、ネズスズメダイ、ニセカエルウオ、タナバタウオ、ニシキベラなどがこの巨大なウミキノコに守られて生きている。
潮がひくとこのように露出する。魚の採集についてはこれほど潮がひいた方がしやすい。前に来たときはヤエヤマギンポやホシエビス、ホソスジナミダテンジクダイなども見られたが、今回はそれらは見られなかった。5年もたてばそれなりに魚の種類も入れ替わるのだろう。テンジクダイの仲間が少なかったように思うが、これは今年の寒波のせいで死に絶えてしまったのかもしれない。
喜界島はソフトコーラルの類が多い、地味な色彩だがサンゴは皆巨大で健全に成長している。これはウミキノコの仲間であろう。
ツツウミヅタっぽい。観賞魚の世界でもおなじみのソフトコーラルである。センターの色が緑色っぽいのがよく出回るが、この個体は灰色っぽい。
地味な色彩ではあるがサイズは半端ない。左にはノウサンゴっぽいのもある。
ミドリイシなど造礁サンゴは採集はできないが、子供が遊ぶ浅瀬でもその姿を見ることができる。
こちらはハナヤサイサンゴ。こういうサンゴの合間にいるハゼがいないか見てまわったが、今回このポイントで見ることができたのはナンヨウミドリハゼばかりであった。さらにクモハゼさえこのポイントでは見られなかった。逆にカエルウオの仲間は数多く見られた。なお、手前にシャコガイの姿も見える。
ハマサンゴのマイクロアトール。
サンゴ礁の採集で注意すべきことは、サンゴが近くにあって踏まないように気を付けたいこと。もう一つは歩きにくい場合があること。万が一転倒すれば大けがにつながる。今回は磯から滑落してけがをしてしまい釣りをする気も起きなくなってしまった。滑落したポイントではとても面白いウツボがいたのだが。