魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

我が家のテンジクダイ科魚類

2012年03月01日 17時18分58秒 | 魚介類飼育(海水)


昨日私の友人の友人がテンジクダイ科のバンガイカーディナルフィッシュPterapogon kauderni Koumansを飼育されているとお教えいただき、テンジクダイ科魚類の話になりました。私の家にも2種のテンジクダイが暮らしています。

ホソスジナミダテンジクダイNectamia fusca (Quoy and Gaimard)です。体が丸みを帯び、眼も大きく可愛らしい魚です。体側には「細筋」がありますが残念ながらこの個体には現れておりません。この属は日本(琉球列島以南)から3種が知られていますが、どうしても地味な魚ですので観賞魚の流通ルートに乗ることはあまりない種といえます。

タスジイシモチApogon novemfasciatus Cuvierです。こちらはテンジクダイ属の魚です。テンジクダイ属はいくつかの亜属に分かれており、将来的には分かれるかもしれません。体側に縦帯があるタイプのテンジクダイで、上から3番目の帯は幅が不等です。これによく似たものにスジイシモチ、オオスジイシモチ、ウスジマイシモチ、ミナミフトスジイシモチ、ミスジテンジクダイなどがいますが、何れも観賞魚店で見られることはほとんどありません。最初の2種など、釣り採集でもした方が簡単ですからね。

テンジクダイ科の魚は自然の海では群れを作っていることも多いですが、小さな水槽では争いをするものも多いです。ホソスジナミダテンジクダイなどは同種の間で結構争います。

水槽システムです。水槽は小型の幅35cm?水槽を使っています。こんな水槽でも海水魚が飼えてしまうのです (残念ながら、水質の変化に敏感な魚は入れにくいのですが・・・) 。所謂、金魚の飼育セットですが、使うのは水槽・蓋・くらいですので単品で購入でも十分でしょう。

ほかエアポンプや、濾過装置は自分で購入する必要があります。エアポンプは海水でも使えるタイプが欲しいですね。濾過装置は付属品を使用するのもよいでしょうが、パワー不足のものもあったりします。我が家では濾過装置は「水作エイト」のシリーズをよく使っております。

タスジイシモチの後ろにあるのが濾過装置「水作エイト」です。大きい水槽ではこの手の方式は海水魚にはパワー不足の感は否めませんが、小型水槽では使い方によっては十分な威力を発揮してくれます。結構汚れがたまってきましたが、掃除をすると濾過に大事なバクテリアを失ってしまうかもしれないとかんがえると、やり難いかもしれません。この方式にはもう一つのメリットとデメリットがあります。それは「泡」です。エアレーションができるので酸素が豊富な状態ができますが、逆に水上で泡が飛びだし、塩だれが発生しますので、塩だれの定期的な除去が必要でしょう。

我が家では水温のコントロールはしていませんでしたが、水温は適正にたもたれておりました。実際にはヒーターかクーラーは必須でしょう。

おまけ。テンジクダイ以外で唯一この水槽で暮らすクモウツボEchidna nebulosa (Ahl)。水槽のメインは実はこの魚です。このウツボは温和ですが他の魚を食べることもあり要注意です。

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