魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

椎名さんが「危険生物ランキング」というのを作らない理由

2022年11月26日 22時46分14秒 | 魚類とインターネット

椎名さんはじつはYoutubeチャンネルを有している。まあ宣伝するのは好きではないので好き勝手にやっているのだが、最近Youtube動画の中でも多いジャンル「顔出しをせずにただ写真についてしゃべっている動画が中心のチャンネル」を運営している。そのような動画の人気ジャンルはいくつかあるが、特にランキング系の動画は非常に人気があるようだ。生物系では特に「最強生物ランキング」や「危険生物ランキング」などが人気が高い。しかし私はこのような危険生物のランキングものは扱うことは今後ないと思う。

このような動画では紙芝居のように画像や動画を画面にだして、後から声をつける。その「声」というのは大体が人工音声、通称「ゆっくりボイス」と呼ばれるものである。しかし、ゆっくりボイスというのは近年Youtubeでの収益化が難しい。というのは、「ゆっくりボイス」というのはオリジナリティが低いためである。Youtubeというのはオリジナリティがあるテーマが重要であるため、オリジナリティが低いということはYoutubeの競争力が低いことを意味する。「ゆっくりボイス」は簡単に作れるため、Youtubeにとって見たらコピーコンテンツのようにしか見えないのだと思う。あとは私は「ゆっくりボイス」はあまり好きではないということもあるかもしれない。ほかにも、機械的音声が苦手という方がいるかもしれない。

さらに「危険生物」というのは低俗なテレビ番組などのマスメディアなどで、「煽り」をするために使われやすい。生物を愛する人たちは書籍やウェブログ、SNSなどで使用することは少ないように思う。使用する場合はそれに刺されたり咬まれたりした際への対処方法など詳しく記述することが普通である。しかし最近は書籍の中でも危険生物を強調するような中途半端なものが見られる。この間ブックオフで見かけた危険生物の本は、フリー画像集のようなものから持ってきた写真がほとんどであった。もちろんその本は手にせずそっと本棚に戻したのであった。最近の書籍はどうしても劣化が激しいように見える。

そしてこのようなコンテンツとしては誤情報をまき散らすことが多数ある。たとえば「オニダルマオコゼ」を紹介する動画では別科のオニカサゴ属の魚の画像を紹介していることがあるし、昨日ミノカサゴについて書いたのだが、「ミノカサゴの尾鰭に毒がある」なんていうウソ情報をまき散らすようなものも多い。また動画の中の写真についてもオリジナリティは少なく、図鑑サイトから無断で画像を引っ張ってきて低品質のコンテンツをつくるのである。このようなコンテンツは私は作りたくはない。

私はYoutubeで作るコンテンツはほかの誰とも被らないような、オリジナリティにあふれた動画を作りたいと考えている。だから私は「危険生物ランキング」については作成することは今後ないと思うのである。ただランキング形式ではなく、正しく「危険生物」のリスクを紹介する動画であればつくるかもしれない。ただ、動画のねたはたった今思いついた。近いうちに「危険生物ランキングのおかしいところ」を指摘する動画でも作ってみたいと思う。なお、今回の写真は適当に貼っているだけで特に意味はない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミノカサゴ | トップ | オオクチハマダイ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

魚類とインターネット」カテゴリの最新記事