フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第3戦イタリア大会、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ルクレツィア・ベッカーリ(イタリア) SP:53.35(12) FS:94.94(12) 合計:148.29(12)
「小雀に捧げる歌」♪ 黒にストーンで花模様。最初の3フリップ+2トウはまあ良かったが、ループが1回転になってしまう。3ルッツ+オイラー+2サルコウを頑張った。後半2アクセルで転倒。
スケーティングがそんなによく滑ってない感じだが、感情表現は豊か。
ララ・ナキ・グットマン(イタリア) SP:54.83(11) FS:103.74(11) 合計:158.57(11)
リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」/「The Garden of Sherazade」♪ 黒にゴールドのストーン。右回りの選手。両手上げ3ルッツ+オイラー+片手上げ2サルコウを下りて歓声が上がる。イーグルから3ループはステップアウト、片手上げ3フリップや片手上げ3ルッツはきれいに入る。
ゆったりと丁寧に大きくターンやイナバウアー、スパイラル姿勢を見せていくコレオで拍手が起こる。カロリーナ・コストナーのような選手になれるかな
ニコル・ショット(ドイツ) SP:58.33(10) FS:108.87(10) 合計:167.20(10)
「Rain, In Your Black Eyes」♪ 黒にターコイズブルー。冒頭の3フリップはステップアウト。次のジャンプを3トウ+3トウに変更。3ループは単独になった。2アクセルは自信があるようで、下りた後のつなぎとか、コレオの出たところに決めて点を稼ぐ。後半3サルコウ+2トウを2つ。
曲がじわじわ速くなっていくところで盛り上げていくステップ、ジャンプが決まれば悪くないプログラムだと思う。
ソフィア・サモドゥロワ(ロシア) SP:58.68(9) FS:121.91(7) 合計:180.59(7)
「ムーラン」♪ 赤と黒。久しぶりに彼女を見た シニアデビュー当時は片手上げジャンプ連発でGOEを稼いでいたが、そこは健在。3ルッツ、3フリップ、3ループ、2アクセル+オイラー+3サルコウ、後半2アクセル+3トウなど。コレオは何をしてた?と印象に残らなかったが ボーカルのパートで気持ちを込めてステップ。
あまり体が柔軟ではないのか、ビールマンスピンもI字スピンも一応という程度。それでもかなり復活してきた。
朱易(ジュー・イー、Yi ZHU)(中国) SP:60.00(8) FS:111.25(9) 合計:171.25(9)
「サンセット大通り」♪ ワインカラー。きれいな2アクセル+3トウから。3フリップは単独で、3ループ+オイラー+2フリップを決める。3ルッツ転倒、トウループでパンクと崩れかけたが、大きなスパイラルのコレオの後に3ループを落ち着いて決めた。
全体に癖のないオーソドックスな技術。体力がまだ少し足りないかな
キム・イェリム(韓国) SP:62.78(7) FS:130.72(6) 合計:193.50(6)
プッチーニ「トゥーランドット」♪ ワインカラーにゴールド。両手上げ3ルッツ+3トウ、高い 2アクセル+3トウも鮮やか。くるくるターンからのループがパンク しかしミスはそれだけ。3フリップ、両手上げ3ルッツ単独、3サルコウ+2トウ+2ループと後半もよかった。
イナバウアー、スパイラルのコレオから2アクセル、「誰も寝てはならぬ」の旋律でステップを踏んでいく。シットスピンでフィニッシュ。
今日は伸び伸びと、本来の滑りだったかな
<G2>
イム・ウンス(韓国) SP:67.03(6) FS:112.55(8) 合計:179.58(8)
「エデンの東」「Searching for Eden」♪ ベージュからこげ茶。3ルッツ+3トウ下りた、と思ったら転倒 3フリップはオーバーターン。ループでパンクすると励ましの拍手が起こるが、3ルッツ+2トウ+2ループで立て直して大きな拍手をもらう。スパイラルのコレオ、後半3サルコウがきれい。
出来は不本意だろうけど、素敵なスケーターであることに変わりはない
三原舞依 SP:70.46(5) FS:144.49(4) 合計:214.95(4)
「Fairy of the Forest」「Galaxy」♪ 薄紫薄緑。自身を抱きしめるポーズでスタート、3ルッツ+3トウ、滑らか。2アクセル、3フリップ、3サルコウと流れの止まるところがない。2アクセル+3トウ、3ルッツ+2トウ+2ループ、3ループと乱れなし。
よくスピードに乗り、軽やかに舞っていくステップから、大きなスパイラルの連続コレオ。きれいなヘアカッターからビールマン
ただ一緒にその世界に浸るだけでいい、心地よいスケーティング。スケートカナダに続いてのノーミスに、ガッツポーズで跳びはねる 得点を見てさらに大喜び またベスト更新。
敢えて今後の課題を考えるとしたら、腕や指先の使い方だと思う。ただふんわりさせているだけでなく、びしっと形を作ったり、だらんとしたり、めりはりをつけるだけでも、低めに感じられる演技構成点が上がっていくと思う
宮原知子 SP:70.85(4) FS:138.72(5) 合計:209.57(5)
プッチーニ「トスカ」♪ ワインカラーのワンショルダー。3ルッツ+3トウ、着氷。2アクセル、3ループ、乱れなし。大きな表現のコレオを挟んで3サルコウ。後半3フリップ+2トウ+2ループ頑張り、3ルッツを決める。最後の2アクセル+3トウ、きっちり
クライマックスのステップ、盛り上がっていく。イタリアの観客が堪能している 最高に美しいレイバックスピン。
お帰り、ミス・パーフェクト qや回転不足で得点は伸びきらなかったけど、そんなの関係ない
アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:71.73(3) FS:165.05(1) 合計:236.78(1)
「Ruska」「巨匠とマルガリータ」/モーツァルト「ラクリモーサ(レクイエム)」♪ 赤紫、裾に白。4回転は冒頭のフリップのみだが、両手上げ3ルッツ+3トウはじめ、後半両手上げ3ルッツ+3ループ、両手上げ3フリップ+オイラー+3サルコウなど隙なし 体もよく動いて一歩がよく伸びる。無理しないほうが点が出るということか。
マイア・フロミフ(ロシア) SP:72.04(2) FS:154.31(2) 合計:226.35(2)
「ブエノスアイレス午前0時」アストル・ピアソラ/「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒にオレンジの差し色。両手上げ4トウ+2トウ、両手上げ4トウで度肝を抜く 両手上げ3ループはちょっとステップアウトしたが、3ルッツ+3トウ、3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ルッツと両手上げまくり
コレオではハイドロブレーディングも。スピンはすごく上手というほどでは
ルナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:73.52(1) FS:145.53(3) 合計:219.05(3)
「Andromeda (Psytrance)」「Spirits」「Lost Dessert」「Mizmar vs Violin」「Arabian Night」♪ ピンクベージュにゴールドのストーン。ショートプログラム1位で堂々の最終滑走。両手上げ3ルッツ+3トウ、両手上げ3フリップ、イーグルからの2アクセル、どれも安定している。エキゾチックなパーカッションに乗るステップ、ぞくぞくさせてくれる。
後半も両手上げで攻めまくり 3ルッツ+2トウ、3フリップ+2トウ+2ループ。3サルコウは上げない ビールマンの姿勢、スパイラルやスライディングのコレオなども美しかった。
ノーミスで終わって笑顔でコーチの兄ヨリクとハグ、キス&クライで得点と順位を見て嬉し涙 グランプリシリーズ初メダル確定
結果、優勝はシェルバコワ、2位フロミフ、3位ヘンドリクス。4位三原舞依、5位宮原知子、6位キム・イェリム。サモドゥロワ7位、イム・ウンス8位、朱易9位、ショット10位。地元イタリア勢はグットマン11位、ベッカーリ12位となった。
今日は仮眠で寝坊せず、ちゃんと見た甲斐があった
続いてアイスダンス・フリー
mixiで教えてもらいました
ちょっと読みづらいけど、なんとか
開始は午後2時。テレビ放送は夜9時55分から。
903id club拉闊音樂會。商業電台が長年続けているライブショー企画で、毎年実力派や気鋭の若手などを工夫して組み合わせ、シリーズで行っている。
後でライブCDやDVDが発売されることもあるが、全部ではない。そしてチケットは一般発売されず、原則クレジットカードのポイントで交換(一部、商業電台の抽選で当たるチケットもある)。
一般発売がないので、海外からはチケット入手が難しく、行きにくい。それで今まで行ったことがなかったのだが、今回は蘇永康が出るので・・・そして謝安(ケイ・ツェ)とRubberBandという(私好みの)売れっ子とジョイント!
香港ファンの方が「チケット手配できそう」と言ってくれたので、お願いしてしまった。
2011年5月24日(火) 香港會議展覧中心
“會展”のコンサート初体験。
香港の方が取ってくれた席がかなり前で見やすかった。ただ、この会場は前から3分の2くらいまで高さに差がなく、列単位で高低差があるのはさらに後方だけ。場所によってはあまりよく見えないらしい^^;
入場すると座席に置いてあるのが、応援に使う細長風船(2つ1組)。ストローで膨らませる。中に叩くと発光する部品がついていて、赤と青に光る。
蘇永康の親友たち、梁漢文(エドモンド・リョン)などの姿が見える。定刻を20分近く過ぎて、ようやく客席のライトが落ちた。観客がいっせいにポンポン風船を叩くと、赤青の光が会場を埋め尽くして、すごくきれい(^^)
注…曲名は報道その他で確認できたもの。<>内はオリジナルの歌手名
舞台中央のグランドピアノに座っているのは白いドレスの謝安。弾きながら歌いだした「The One & Only」(英語)。けっこうちゃんと弾けるんだ♪
続いてRubberBandのギターが鳴り、「Simple Love Song」。メンバー全員の名前の「燈牌」(電飾ボード)が掲げられていて、しっかりファンがついてることを実感。
次はサックスはじめホーンセクションがジャジーなメロディを奏でる。香港人はみんな知ってるドラマ「壹號皇庭」のテーマ曲。ということは、このドラマに出演していた蘇永康の登場! 曲はドラマ放送当時のヒット曲「假使有日能忘記」。歌い終わって「希望有一日再見(いつかまた)」と笑いを取っていったん引っ込んだ。
ここまでの3曲は各自の持ち歌。
3人の歌い手が出揃ったところで、リハーサル時のビデオが流れる。今回のライブのコンセプトが「実験」だそうで、いつもと違う試みがあるらしい。ノリノリのジャムセッション、楽しそう
RubberBandのツアーメンバーでCDにも参加している雷柏熹が鍵盤ハーモニカを演奏し始める。康仔、RubberBandのボーカル6號、ケイと順番にボーカルを取っていく。続いて6號が北京語で「温柔(還你自由)」<五月天>。ソロで歌ってるとき、ほかの2人が後ろのスツールに座っていて、ところどころコーラスを入れたりしている。
スタンドマイクで康仔が歌いだした・・・日本語!「なぜ なぜ あなたは♪」スクリーンに、手の指で人が歩く表現の影絵と、日本語の歌詞が映し出される。。。上手すぎる。。。歌も日本語の発音も。。。涙が出る。。。
玉置浩二に聴かせたい歌い終わって「こいの、よかん」とタイトルを言ってくれた。
ケイの英語曲のあと、ケイのリードボーカルに康仔と6號が合わせるのはファンキーな「I want you back」<Jackson 5>。康仔の好きそうなナンバー(^^)
次は広東語コーナーなのか(?!)、康仔の「在我生命裡」<羅文(ローマン・タム)>、6號の「深愛著你」<陳百強(ダニー・チャン)>と続く。「深愛著你」のオリジナルは稲垣潤一の「誰がために・・・」。日本の曲が香港でカバーされ、それがさらにリメイクされて愛唱されていくのが、なんか不思議。
ケイがRubberBandの曲「阿波羅」。
そのまま続けて「SOL#4」、康仔のデビューアルバムの曲だ。自分の曲を他人が歌っているところに、康仔がコーラスを入れるというのは、滅多にない風景。最後は3人でスキャット
康仔と6號で交互にリードを取りながら「最愛是誰」<林子祥(ジョージ・ラム)>。
そして康仔が真ん中でアカペラで歌いだした・・・英語の「上をむいて歩こう(Sukiyaki)」!3人でアカペラで、力強く歌っていく。日本を応援してくれているようで、、、嬉しい(涙)
そのままビージーズの懐かしいナンバー「How Deep Is Your Love(愛はきらめきの中に)」に。見事にハモってる♪♪♪
RubberBand、ケイと北京語曲が続いたあと、康仔はまた広東語曲に。最近ヒットした曲、好きなんだけど、何だっけ・・・と思ってたら、康仔はまた最後に「天梯」と言ってくれた。そうそうそれそれ! ボーカルグループ、C All Starの曲。
ケイはまた英語で。今度は康仔も英語で、ジャジーなムードたっぷりの「La Vie en Rose」。RubberBandは彼らのバンドらしさを前面に押し出す。
「音樂先?」音に合わせてメンバー紹介。RubberBandメンバーのギター・ベース・ドラムを中心に、彼らのツアーメンバーのキーボードやパーカッションが加わっている。コーラスは基本女性一人で担当し、康仔・ケイ・6號も随時参加する形だった。ホーンセクションはアルトサックス&フルート、テナーサックス、トロンボーン、トランペットと豪華。
紹介に使った曲は「California Dreaming」(ママス&パパス)。気持ちよく掛け合いながら歌う。
あとはみんな3人で「敢愛敢恨」<林子祥(ジョージ・ラム)>、続いてRubberBandの新譜カバーアルバムから北京語の「同桌的你/What's up」<老狼>。そしてアップテンポに乗って6號が歌いだしたのは康仔の「没有季節的火花」ケイ、康仔と競いながら♪バディヤパパ♪とノリノリでしめくくった。
アンコールは一切無しで、全員で一列に並んで手をつないでお辞儀。すぐ舞台上にお祝いのシャンパンが用意され、乾杯や記念撮影など。
報道では「英語曲が多くて観客の反応が鈍かった」と書かれていた。ケイの曲は特にアレンジが渋めで、曲のサビからエンディングにかけてようやく盛り上がる感じだった。
しかし、各自が歌いたい曲を中心に選曲し、音楽的に様々な試みをしながら作り上げたライブ。歌える人同士、わかってる同士でのセッションの楽しさが、こちらに伝わってくるライブだった。
初めのうちカメラが回っていたのは気づいたが、最後まで回ってたかどうか定かでない。DVD等が発売されたら嬉しいが、とりあえずは商業電台のラジオ放送に期待しよう
私としては、「恋の予感」と「Sukiyaki」を生で聴けただけで、香港まで行った甲斐がありました 康仔、ありがとう~~~
13日(土)「The Big 4 演唱會」。ゲストを迎えたアンコールの後、ミュージシャンが退場し、客電がついて、終了のアナウンスが流れたにもかかわらず、人が帰らない。アンコールの声が続く。
ついに、数人のミュージシャンが戻ってきた。そして、4人とゲストの草[虫孟](グラスホッパー)が戻ってきた! 蔡一傑なんか、着替えを始めていたらしく、ガウンを着ている(笑)
「こんなこと、やったことないよな~」といいながら、アンコールで歌った曲をばりばりダンスしながら歌った。もちろん、照明も何もない。
この一体感、何?!
韓国ポップスの歌手・フィソン(Wheesung)の東京コンサート。蘇永康つながりの友人たちが行くという話を聞いて迷ってたら、また別の蘇永康ファンからお誘いがご一緒することにした。
フィソンの生歌は2005年のイベント「K-POP ALL STARS IN JAPAN 2005」で聴いたことがあるけど、ソロコンサートは初めて。
会場は渋谷のC.C.Lemonホール。ってどこだろうと思ってたら、元の渋谷公会堂でした^^;(10年くらい前につれあいをゴスペラーズのライブにつきあわせて以来。)
観客を見て「年齢層が幅広い~」と友人。いわゆる韓流だと平均年齢高くなりそうだし、中華系ともちょっと違う感じ。女性が多いが、男性も浮いてしまわない程度にいる。
入場するとちょっとした混乱が。「座席番号8~18と30~40の方は、チケット記載より2列後ろにお座りください」と張り紙がある。意味がよくわからず、書いてある通りに座ってたら、「そこが自分の席だ」という方が来た。その方も2列前から移動してきたようで、私も2列後ろにずれる。
司会・通訳の古家さんが出てきて説明。「当初予定になかったスピーカーを置くことになったので、そのすぐ前の席は使えなくなったんです」ということで、2台のスピーカーの前にあたる左寄りと右寄りのブロック全体が2列ずつ下がったというわけ。
ずれて私が座った席のチケットを持った若い女性が来たので、「2列後ろらしいですよ」というと移動していったが、私の隣がずっと空いているのを見て、「お隣空いてますか?」といってきた。(友人とは席が離れてしまっていた。)「誰も来なかったら、いいんじゃないですか?」と中国のコンサートみたいなことを勧めてしまう 後ろのほうは多少空席があったし^^;
YouTubeでフィソンが東方神起の曲やCraig Davidのカバー「Insomnia」を歌うのを見て気に入り、ライブがあると知って当日券で来たそうで。「スタンディングじゃないんですね~」スタンディングはきついです~(笑)
そんなこんなで日本のライブにしては珍しく(?!)少し遅れて開始。韓国からバンドもダンサーも引き連れてきたということで、オープニングのチャールストン風から熱が入っている。白いスーツで登場したフィソン、1曲目には何を歌うのか?
デビュー曲、「アンデナヨ(だめですか)」。正直最近あまりちゃんと彼の歌を聴いてなかったので、最も印象深いこの曲さえ聴ければいいくらいのつもりだったが、それが最初に、じっくりと聴けて満足。。。(あとはおまけか?!>自分)
バラード、アップテンポ、ヒップホップと曲の構成のバランスがよく飽きさせない。日本語で「桜色舞うころ」も歌ってくれた♪ ダンサーたちとの息もぴったり。2002年のソロデビューの前にアイドルグループにいたことがあるせいか、しっかり踊れていて偉い(セクシー振付もバッチリ)
たしか昨年、喉のポリープの手術をしたと聞いた。フィソンといえばハスキーな声というイメージがとても強かったんだけど、手術で少し声が変わったのか、雑味が消えてすっきりした感じの声になって、ずっと聴きやすくなった気がする。ファルセットの美しさに心酔。
通訳の古家さんが「舞台の袖にいるとフィソンの声が聞こえないので、後半は出てきて通訳します」とことわりをいれ、後半は近くに立った。観客はかなり韓国語が理解できる人が多く(6割くらい?)、フィソンのMCにすぐ反応するので、フィソンもどんどん話を進めてしまい、ふと気づいて通訳を促す。そばに古家さんがいると、観客と話しつつ古家さんと対話する感じになり、楽しげになってきた。
「皆さんを立たせたり座らせたり、お疲れさまです」「(韓国のCraig David?)いえ、僕はただのフィソンです」通訳されたあとに「ぼくはフィソンです」と日本語で言って笑わせる。「次は最後の曲ですが、まだアンコールがありますから、特に言うことはありません」そうですか^^;
アンコールも盛り上がり、名残惜しそうに去る。観客は客電がついても帰らず、ずっと拍手。バンド&ダンサー全員といっしょに出てきて、手をつないでお辞儀。「時間の関係でこれ以上アンコールはできなくて」と言っていた(と思われる)。親指を立て、ピースサインをして帰っていった。
来日コンサートがあったら、また是非行きたい
主な曲目はこちらで。
フィソンは漢字で輝星と書く。2005年のイベントでは「輝」をかたどったピアスをしていたが、今回は指輪。これからも輝く星でいてね
<関連記事> Wheesung「Like A Movie」(韓国)
上手すぎる。凄すぎる。
(以下ネタばれ有、予備知識なしでラジオ放送を聴きたい方は注意)
一昨年のサイン会のことなど思い出しながら、5時ごろ文化放送前に並ぶ。すでにけっこうな列で、もらった整理券の番号は26。10人くらいずつホールに誘導される。こじんまりしたきれいなスタジオ。
スクリーンに今回のアルバムのMVが流れている。まだDVD見てないんだった~。親友と恋人のはざまで、究極の選択!みたいなストーリー、早く見なくちゃ^^;
開演時間、司会の文化放送アナウンサー(「アジアン・プラス」月~木ナビゲーター)がプロフィールの説明などをしてから、ゲイリーを壇上へ呼ぶ。黒ワイシャツにグレーのジャケットとネクタイ、ジーンズに大きなバックルのベルト。なかなか決まってる足元は歌詞カードの写真で履いてたシルバーのスニーカー。
「日本に来て何か美味しいもの食べましたか?」「特別な店に行きました。店内で船から釣りをするんです。釣れませんでした」へぇ~。「共演した中で一番美人は?」「アンディ・ラウ」おいおい「ビビアン(・スー)?」なるほど。
会場で質問した人にあげるお土産が届いてないとかで、ちょっとバタバタ。真っ先に手を挙げて質問したのは中国人女性で、「彼氏とCDを買いました。できたらサインいただけませんか?」突然のお願いに司会は困ってしまうが(サインなどの時間は設けられてなかった)、「今すぐはできないけど、後でなんとかします、promise」と小指を差し出していた
「日本のアーティストで共演してみたい人は?」「♪Can you celebrate~♪」といきなり歌う。「ナミエ・アムロ、セクシーママ」わぉ(^^)
別の質問で「ブログにワールドツアーを回ると書いてありますが、日本は?」「今日この東京ライブをワールドツアーのスタートにします」と宣言して喝采。「400人だけど(実際そんなに入ってない)4万人分の拍手と歓声をくれますか?」いいとも~。
いよいよ始まったライブ。1曲目に何をもってくるかと思ってたら、「起床歌」。いきなりノリノリ! 一転してしっとりと「單數」。「愛愛」はイントロを「Chinese New Year」と説明して、最初の広東語ラップもしっかり。
合間に「水飲んでもいい(我可不可以喝水)?」耳に手をあてて観客に「いいよ(可以)!」と言わせたり、ペットボトルを最前列の観客に「持ってて」と預けたり、細かいところで盛り上げてくれる。片手を出して「mushroom」口に入れる真似をして「no mushroom, うーくー(無辜)」無(キノコがない)とかけたのね
なんてひょうきんなMCをしても、バラードにひとたび入ればその世界に引き込む。「愛的弧度」の静かなジャズにはため息。そして「男らしくても女っぽくても、僕は僕」と前置きして、“伝説の”「My Way」。“男声”の豊かな低音と“女声”の軽やかな高音を交互に使いこなす。まるで元々男女のかけあいの歌のよう・・・
「これからも愛と平和を伝える歌を歌っていきます」と「世界唯一的你」。「最後の曲」と言われれば、みんな「えーっ!」。「別れはさよならとイコールじゃない、これが始まり」「これは僕にしないでね」と「背叛(裏切り)」を歌って退場。
司会者が放送日の予定などの話をして、ゲイリー再登場は観客席の後ろから 真ん中の通路から手の届く人と握手しながら(私も握手しちゃった)「Superman」を歌い、途中小さなブーケなど受け取って壇上へ。
会社社長が花束を贈呈、「アジアン・プラス」金曜ナビゲーターの女優さんや、台湾のアイドルグループ棒棒堂のメンバーで日本留学中のリチャードが登場して一言。女優さんは中国語が上手だった。3ショットでプレス向けのフォトセッション、スターらしい顔してる~。
女優さんたちが退場したあと、また面白いことをやってくれた。もらったブーケを後ろ向きで観客席に投げた(花嫁かい^^;)なんと数少ない男性の観客がキャッチ(爆) それから何かとその人に「老公」と言って笑いを取った。
(映画「ブロークバック・マウンテン」のポスターに曹格の顔をくっつけたパロディをやって、似てる!といわれたり、ゲイの人たちが集まることで有名なパブでライブしたり、という下地があるので笑える)
体格をほめられたゲイリー、いきなり大胸筋をぴくぴくさせて見せた。さすが元ボクサー、鍛えてる!(とはいえ、1stアルバムの頃より顔は少し丸くなった?!)
本人も満足した様子で、観客はもちろん大満足して終了。プレゼントを預かってくれるという話だったので、受付の人に託す。私のプレゼントは、音が出るだるまのメッセージカード、クリアファイル3種(猫・いろいろな国旗・音符)に、香港ヒットチャート集計の2007年度総合をプリントアウトして、曹格のところにマークしたもの。話の種に見てもらえるかな?
彼の歌声は、声量の豊かさ、音域の広さ、それを完璧に生かすコントロールがそろっていて、はらはらするところがただの一瞬もない。それでいて、自己満足に浸る感じが全くない。音楽、歌に対する深い愛情と人生に対する畏敬の念のようなものが、底に流れている。きっと彼は、音楽の神様が地上に遣わした天使のひとり。
素晴らしかったライブ&トークショーで唯一難があったのが、通訳だった。若い男性でゲイリーとは仲良しらしい雰囲気だったが、話に聞き入って訳すタイミングに気づかなかったり。ゲイリーが真ん中に立つと、司会者と反対側に少し離れて立ったので、ゲイリーが右を見たり左を見たりする羽目になってしまった。こういう場合は本人の後ろに寄り添って、本人が司会者を見たまま、横から通訳が聞けるようにするといいんじゃないだろうか?
曲間のMCでは、ゲイリーのほうが気をつかって、少し話すとすぐ通訳を見て訳させようとしてしまい、文の途中で止めてしまったり(それじゃ却って訳しにくい^^;)。観客は多少の中国語がわかる人が多かったようだし、話をまとめながら訳したほうがよかったのでは?
もしかしてプロの通訳ではない?とも思われる。ただこういう場合、通訳技術が完璧でも、C-pop関連の基礎知識がないと厳しいかも?という気もするので、人選が悪かったというわけではない。次回は詳しく打ち合わせして、スムーズな進行を期待
インタビューは4月24日、ライブは5月6日・7日に放送予定とのこと。くわしくはこちら
アジアン・プラス放送時間 10:00~12:00 16:00~18:00 24:00~26:00
http://www.uniqueradio.jp/player/player.html
<追記・訂正>
ライブのあと皆さんと楽しく食べまくりしゃべりまくりで、曲の順番の記憶が曖昧になってました^^;
2曲目が「無辜」、4曲目が「單數」だったようです。失礼いたしました
「マレーシアのコンテストの時、ワン・リーホンに何て励まされたんですか?」「惜しい!惜しいな!いい声なんだから、もっと練習すればきっと・・・」リーホンの真似、かなり似てました
張敬軒(ヒンズ・チョン)香港コロシアム初コンサート。4月5日~7日の3日間のうち、5日と6日を見てきた。
香港のアーティストのコンサートに行くときは、通常は最終日を見たいと思う。手順に慣れて進行がスムーズになるし、本人も気持ちが入って最後は涙ぐんだり、特別ゲストがアンコールで出たりすることもある。が、今回はどうしても初日が見たかった。ヒンズが紅館での第一声をどんなふうに出すのか、それを聴いてみたかった。
会場は平均年齢若くてビックリやたらカップル多いし女の子につき合わされてる男の子もいるが、二人でいつも聴いてそうな子たちも多い。男子にしてみれば、彼女に伝えたいことを歌ってくれてるイメージなのかも。
最初にどの曲を持ってくるかと思ってたら、、、ダンサーに囲まれてせり上がってきたヒンズは真っ赤なラメ入りスーツに帽子で、「迷失表參道」。いきなり声が出にくい1曲目に、ウィスパー系の曲をもってくるとは、なるほどいい手かも。“表参道”のイメージそのままに、お洒落なポーズをしながら動く歩道で歌い、めちゃくちゃ盛り上がる。お前はどこのアイドルだーっ
続けて1stアルバムからアップテンポの曲を歌って、ご挨拶。入場のとき配ったミニライトが会場いっぱいにきらきら。燈牌には“實力非凡張敬軒”の文字。
「第二次愛你」などを歌った後、せり上がってきたのは真っ赤なキーボード(横から見るとヘ音記号のような形)。弾き語りは「過雲雨」。ステージの周りのスクリーンに雨の画面が出る。終わってキーボードごと下がっていった。
音楽監督らしき白いジャケットのカッコいい男性がキーボード演奏でつないでいく。誰だろうと思ってたら、杜自持(アンドリュー・ツァーソン)だった!
黒いコートに着替えたヒンズの前に、天井から金の糸でマイクが下りてきて、「騒靈情歌」。スクリーンにピンクの花が咲くと、「春天」。やがて、、、白いロングドレスの王[艸/宛]之(イヴァナ・ウォン)登場大歓声! 「明遼」でしっとりセクシーに踊り、イヴァナが後ろから抱きついたり目隠ししたりの振付にまた大歓声。
元々二人のジョイントコンサートで企画されてたくらいだから、いくら王[艸/宛]之が移籍したといっても、ゲストに出さなくてはファンが納得しないだろう。最終日のアンコールとかじゃなくて、ちゃんとしたプログラムのゲストなので嬉しい
終わると「イェーイ!」とハイタッチなんかして、初めて会った頃の話など。「このくらい離れて座ってて、少しずつ近づいて、『僕は張敬軒です。君は王[艸/宛]之でしょ?』『あなたの歌、好きです』『僕も君の歌好きです』なんて感じだったよね」と再現してた。
もちろんデュエットは「手望(守望)」。手をつないで一周しながら歌うには悲しい歌のはずだけど^^; 一人で「(巴黎没有)摩天輪」を歌うイヴァナに、“[艸/宛]之”の燈牌は見えたかな?
白いスーツに着替えたヒンズ、またダンサーたちと登場。「♂♀♀♀♂♂(Boys & Girls)」、アップテンポの「釋放」では両側から支えてもらってバック転! 「握手は、どっちから行こうかな・・・声の大きいほう、、、こっち!」と「公園前」「兩座位跑車」で握手、バンド紹介しながら上着だけ花柄にお着替え。
「皆さんに感謝しています、、、そして彼」上からまっすぐに降るライトの中で「遇見神」、スクリーンには聖書の言葉が綴られる。「Blessing」には聖歌隊が登場、ゴスペルの世界になった。
ここでゲストは“弟分”關楚耀(ケルビン・クヮン)。「餘震」アップテンポバージョンでルンルン。キスしちゃったりなんだりで、ヒンズはそのへんをスキップして歩く(笑) ケルビンは昨年のヒット曲「你當我怎麼」を嬉しそうに歌った。
2日目のゲストは健泓(パトリック・タン)。「朋友二號」を歌い、会場外で売っている記念グッズのTシャツを着てきたパトリックは、もう1枚取り出してヒンズにサインさせてから投げさせた(若い男子がゲット)。退場する前にヒンズがパトリックのモニターを直してやっていた。
黒スーツで再登場したヒンズはまたダンサーたちとバリバリ踊りながら「On Fire」、そして「酷愛」では2コーラス目で1オクターブ上を使って。片手をついて反り返った決めポーズ、お見事
“舅母”謝安(ケイ・ツェ)の「鍾無艶」を歌ったら、なんだか思いっきり間違えてて 2日目は見に来ていた彼女を舞台に上げ、いっしょに歌ってなんとか成功
大好きだという陳百強(ダニエル・チャン)のメドレー。若いファンたちもけっこう一緒に歌っている。
「笑忘書」を高らかに歌っていったん退場。みんなの期待の中、アンコールは「我的天」。最後の感謝の言葉に続いて「Hurt so bad」。そして頭に可愛い飾りをつけたダンサーたちが盛り上げる中、アップテンポの「My Way」で観客はかなり立ち上がり、盛り上がる中で跪いて挨拶するヒンズだった。
2日目は陳百強メドレーのあとに、なんと「幸福摩天輪」で陳奕迅(イーソン・チャン)登場! なんかイーソンが先輩っぽい顔をしているのが可笑しい。「夕陽無限好」ですっかり会場をさらってしまったイーソン、着替えて出てきたヒンズがあらためてハグして送り出していた。
1日目は緊張しているのか、低音がスムーズに出ないし、ときどき声が上ずったり、逆に高音がすんなり出なかったり、リズムがずれたり。バンドボックスのすぐ前の席だったので、杜自持がたまに頭をかかえてるのが見えたほど。でも、そのボロボロの初めてのステージを見てよかった。2日目はかなり修正されていて、ほぼ練習どおりできてたと思われる^^;
観客の中には知らない人も多かっただろう初期の曲が、アレンジ一つですごくカッコよく聴かせられた。彼のソングライターとしての力量を、杜自持はアレンジしながら楽しんだに違いない。
そして、衣装と振付ひとつで、これまた颯爽と魅せるだけの素材でもあった。このステージで覚えた体の動き一つ一つ、みんな財産になるだろう。
あとはDVDが出るのを待つばかり
ランダウンはこちらを参照しました。
<追記>
2日目の最初のご挨拶のとき、レジ袋を取り出して、「みんなで歓声あげてね~、1、2、3!」
レジ袋を開いて持って、わぁ~~きゃあ~~の声を中に入れるようにくるっと一回り、袋の口をきゅっと閉めて、「これ持って帰るんだ、昨日準備してなくて」
・・・甲子園の砂か(爆) ほんとに持って帰ったかな